Webページで画像や図形を表示する方法: HTML5 Canvas、SVG、div を徹底比較

2024-04-02

HTML5 Canvas vs. SVG vs. div: それぞれの役割と使い分け

Webページ上で画像や図形を表示する際、HTML5 Canvas、SVG、div といった要素が使用されます。それぞれ異なる特徴を持つため、用途に合った要素を選択することが重要です。

HTML5 Canvas

  • 概要: JavaScript を用いてピクセル単位で描画を行う要素
  • 特徴:
    • 高度なアニメーションやインタラクティブなコンテンツの作成に適している
    • 自由度の高い描画が可能
    • 複雑な処理には JavaScript の知識が必要
  • 用途例:
    • ゲーム
    • データ可視化
    • 画像編集ツール

SVG

  • 概要: XML ベースのベクター画像形式
  • 特徴:
    • 拡大縮小しても画質が劣化しない
    • テキスト編集やアニメーションも可能
    • コード量が比較的少ない
  • 用途例:
    • ロゴ
    • アイコン
    • イラスト
    • インフォグラフィック

div

  • 概要: HTML の基本的なブロック要素
  • 特徴:
    • 画像やテキストなどを配置できる
    • CSS でスタイルを自由に設定できる
    • 複雑な形状には向かない
  • 用途例:
    • ページレイアウト
    • سادهな図形
    • バナー

使い分け

要素特徴用途例
HTML5 Canvas高度なアニメーションやインタラクティブなコンテンツゲーム、データ可視化、画像編集ツール
SVG拡大縮小しても画質が劣化しない画像ロゴ、アイコン、イラスト、インフォグラフィック
div画像やテキストの配置ページレイアウト、簡単な図形、バナー

HTML5 Canvas、SVG、div はそれぞれ異なる強みを持つため、目的に応じて使い分けることが重要です。




<canvas id="canvas" width="500" height="500"></canvas>

<script>
const canvas = document.getElementById("canvas");
const ctx = canvas.getContext("2d");

// 円を描画
ctx.beginPath();
ctx.arc(250, 250, 100, 0, 2 * Math.PI);
ctx.fillStyle = "red";
ctx.fill();

// テキストを描画
ctx.font = "bold 20px Arial";
ctx.fillStyle = "black";
ctx.fillText("Hello, World!", 100, 100);
</script>
<svg width="500" height="500">
  <circle cx="250" cy="250" r="100" fill="red" />
  <text x="100" y="100" font-family="Arial" font-size="20" font-weight="bold">Hello, World!</text>
</svg>
<div style="width: 500px; height: 500px; background-color: red;">
  <p style="font-family: Arial; font-size: 20px; font-weight: bold; color: black;">Hello, World!</p>
</div>

これらのコードを実行すると、それぞれ異なる方法で "Hello, World!" という文字が表示されます。




HTML5 Canvas vs. SVG vs. div: その他の方法

  • ライブラリを使用する: Fabric.js や Three.js などのライブラリを使用すると、複雑なアニメーションやインタラクティブなコンテンツをより簡単に作成できます。
  • WebGL を使用する: 3D グラフィックを描画したい場合は、WebGL を使用することができます。
  • アニメーションツールを使用する: Adobe Animate や After Effects などのアニメーションツールを使用すると、SVG アニメーションをより簡単に作成できます。
  • JavaScript を使用する: JavaScript を使用して、SVG 画像を動的に操作したり、アニメーションを作成することができます。
  • CSS アニメーションを使用する: CSS アニメーションを使用すると、div 要素を動的にアニメーションさせることができます。

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JavaScriptHTMLCanvasCanvas の toDataURL() メソッドを使用するtoDataURL() メソッドは、キャンバスの内容をDataURL 形式で取得します。DataURL 形式は、画像データを Base64 エンコードされた文字列として表します。