TypeScript配列mapメソッド解説

2024-10-08

mapメソッドの戻り値は、関数の戻り値に基づいて型が決まります。たとえば、関数が数値を返す場合、mapメソッドの戻り値は数値の配列になります。関数がオブジェクトを返す場合、mapメソッドの戻り値はオブジェクトの配列になります。

以下は、mapメソッドの例です。

const numbers = [1, 2, 3, 4, 5];

const doubledNumbers = numbers.map((number) => {
  return number * 2;
});

console.log(doubledNumbers); // [2, 4, 6, 8, 10]



TypeScript配列mapメソッド解説とコード例

基本的な使い方

const numbers = [1, 2, 3, 4, 5];

const doubledNumbers = numbers.map((number) => {
  return number * 2;
});

console.log(doubledNumbers); // [2, 4, 6, 8, 10]
  • doubledNumbers
    新しい配列。元の配列の各要素を2倍した結果が含まれます。
  • return number * 2
    関数の戻り値。各要素を2倍します。
  • map((number) => { ... })
    mapメソッドのコールバック関数。numberは現在の要素を表します。
  • numbers
    元の配列

オブジェクトを返す例

const users = [
  { id: 1, name: 'Alice' },
  { id: 2, name: 'Bob' },
  { id: 3, name: 'Charlie' }
];

const userNames = users.map((user) => {
  return user.name;
});

console.log(userNames); // ['Alice', 'Bob', 'Charlie']
  • userNames
    新しい配列。元の配列の各オブジェクトのnameプロパティが含まれます。
  • return user.name
    関数の戻り値。各オブジェクトのnameプロパティを抽出します。
  • users
    元の配列(オブジェクトの配列)

複数のプロパティを返す例

const products = [
  { id: 1, name: 'Apple', price: 1.5 },
  { id: 2, name: 'Banana', price: 0.8 },
  { id: 3, name: 'Orange', price: 1.2 }
];

const productInfo = products.map((product) => {
  return {
    name: product.name,
    price: product.price * 1.1 // 10%の値上げ
  };
});

console.log(productInfo);
  • productInfo
    新しい配列。元の配列の各オブジェクトから必要な情報を抽出した新しいオブジェクトが含まれます。
  • return { ... }
    関数の戻り値。新しいオブジェクトを作成し、必要なプロパティを抽出または計算します。



forループ

最も基本的な方法は、forループを使用することです。

const numbers = [1, 2, 3, 4, 5];
const doubledNumbers = [];

for (let i = 0; i < numbers.length; i++) {
  doubledNumbers.push(numbers[i] * 2);
}

console.log(doubledNumbers   ); // [2, 4, 6, 8, 10]

for...ofループ

ES6以降では、for...ofループを使用して、配列の各要素を直接イテレートすることができます。

const numbers = [1, 2, 3, 4, 5];
const doubledNumbers = [];

for (const number of numbers) {
  doubledNumbers.push(number * 2);
}

console.log(doubledNumbe   rs); // [2, 4, 6, 8, 10]

reduceメソッド

reduceメソッドは、配列の各要素に対して関数を適用し、累積値を計算します。mapメソッドと同様に、新しい配列を返すことができます。

const numbers = [1, 2, 3, 4, 5];
const doubledNumbers = numbers.reduce((acc, number) => {
  acc.push(number * 2);
  return acc;
}, []);

console.log(doubledNumbers); // [2, 4, 6, 8, 10]

filterメソッドとmapメソッドの組み合わせ

特定の条件を満たす要素のみを抽出して、その後mapメソッドを使用して変換する場合、filterメソッドとmapメソッドを組み合わせて使用することができます。

const numbers = [1, 2, 3, 4, 5];
const evenDoubledNumbers = numbers
  .filter(number => number % 2 === 0)
  .map(number => number * 2);

console.log(evenDoubledNumbers); // [4, 8]

typescript



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