Moment、Lodash、RxJS も駆使!Angularで日付を自由自在にフォーマットする方法

2024-07-27

Angular コンポーネントで日付をフォーマットする方法

DatePipe を使用する

DatePipe は Angular に組み込まれたパイプで、日付を様々な形式にフォーマットすることができます。最も簡単で汎用性の高い方法です。

手順

  1. app.module.tsprovidersDatePipe を追加します。
providers: [
  ...
  DatePipe
]
  1. コンポーネントのコンストラクタで DatePipe を DI します。
import { Component, OnInit } from '@angular/core';
import { DatePipe } from '@angular/common';

@Component({
  selector: 'app-my-component',
  templateUrl: './my-component.html',
  styleUrls: ['./my-component.css']
})
export class MyComponent implements OnInit {

  constructor(private datePipe: DatePipe) { }

  ngOnInit() {
    // ...
  }

}
  1. transform メソッドを使用して、日付をフォーマットします。
{{ myDate | datePipe:'yyyy-MM-dd' }}

上記の例では、myDate 変数を yyyy-MM-dd 形式でフォーマットします。

DatePipe のフォーマットオプション

カスタムパイプを使用する

より複雑なフォーマットが必要な場合は、カスタムパイプを作成することができます。

  1. カスタムパイプのクラスを作成します。
import { Pipe, PipeTransform } from '@angular/core';

@Pipe({
  name: 'dateFormat'
})
export class DateFormatPipe implements PipeTransform {

  transform(value: Date | string, format: string): string {
    // フォーマット処理を行う
    return formattedDate;
  }

}
  1. コンポーネントのテンプレートでカスタムパイプを使用します。
{{ myDate | dateFormat:'yyyy年MM月dd日' }}

上記の例では、dateFormat カスタムパイプを使用して、myDate 変数を "yyyy年MM月dd日" 形式でフォーマットします。

カスタムパイプの例

カスタムパイプの例として、以下に特定の時間帯にのみ日付を表示するパイプを紹介します。

import { Pipe, PipeTransform } from '@angular/core';
import { DatePipe } from '@angular/common';

@Pipe({
  name: 'showDateInTimezone'
})
export class ShowDateInTimezonePipe implements PipeTransform {

  constructor(private datePipe: DatePipe) { }

  transform(value: Date | string, format: string, timezone: string): string {
    if (this.isInTimezone(value, timezone)) {
      return this.datePipe.transform(value, format);
    } else {
      return '';
    }
  }

  private isInTimezone(date: Date | string, timezone: string): boolean {
    // タイムゾーン判定処理を行う
    return isInTimezone;
  }

}

Angular コンポーネントで日付をフォーマットするには、主に DatePipe を使用する、またはカスタムパイプを作成するという2つの方法があります。




import { Component, OnInit } from '@angular/core';
import { DatePipe } from '@angular/common';

@Component({
  selector: 'app-my-component',
  templateUrl: './my-component.html',
  styleUrls: ['./my-component.css']
})
export class MyComponent implements OnInit {

  today = new Date();

  constructor(private datePipe: DatePipe) { }

  ngOnInit() {
    // ...
  }

}

my-component.html

<p>本日の日付: {{ today | datePipe:'yyyy年MM月dd日' }}</p>
<p>現在の時刻: {{ today | datePipe:'HH:mm:ss' }}</p>
<p>ISO 形式: {{ today | datePipe:'yyyy-MM-ddTHH:mm:ssZ' }}</p>
<p>カスタム形式: {{ today | datePipe:'MMM d, y, h:mm a' }}</p>

説明

  • 上記のコードは、DatePipe を使用して、現在の年月日、時刻、ISO 形式の日付、カスタム形式の日付をフォーマットする例です。

date-format.pipe.ts

import { Pipe, PipeTransform } from '@angular/core';

@Pipe({
  name: 'dateFormat'
})
export class DateFormatPipe implements PipeTransform {

  transform(value: Date | string, format: string): string {
    // フォーマット処理を行う
    const formattedDate = new Date(value).toLocaleDateString('ja-JP', {
      year: 'numeric',
      month: 'long',
      day: 'numeric'
    });
    return formattedDate;
  }

}
<p>日本語のカスタム形式: {{ today | dateFormat }}</p>
  • dateFormat パイプは、transform メソッドを使用して、toLocaleDateString メソッドを使用して日付をフォーマットします。
  • 上記はほんの一例です。状況に応じて、様々なフォーマットやカスタムパイプを作成することができます。
  • DatePipe とカスタムパイプのどちらを使用するかは、状況によって判断する必要があります。
    • DatePipe はシンプルで汎用性の高い方法ですが、カスタムフォーマットには不向きです。
    • カスタムパイプは複雑なフォーマットが可能ですが、作成とメンテナンスの手間がかかります。



モーメントライブラリは、JavaScript で日付を操作するための強力なライブラリです。Angular コンポーネントでモーメントライブラリを使用するには、以下の手順が必要です。

  1. モーメントライブラリをインストールします。
npm install moment
  1. コンポーネントでモーメントライブラリをインポートします。
import * as moment from 'moment';

@Component({
  selector: 'app-my-component',
  templateUrl: './my-component.html',
  styleUrls: ['./my-component.css']
})
export class MyComponent {

  today = new Date();

  constructor() { }

  ngOnInit() {
    // ...
  }

}
  1. モーメントライブラリのメソッドを使用して日付をフォーマットします。
<p>カスタム形式: {{ moment(today).format('YYYY年MM月DD日') }}</p>

Lodash ライブラリを使用する

Lodash ライブラリは、JavaScript で様々なユーティリティを提供するライブラリです。Angular コンポーネントで Lodash ライブラリを使用するには、以下の手順が必要です。

  1. Lodash ライブラリをインストールします。
npm install lodash
import * as _ from 'lodash';

@Component({
  selector: 'app-my-component',
  templateUrl: './my-component.html',
  styleUrls: ['./my-component.css']
})
export class MyComponent {

  today = new Date();

  constructor() { }

  ngOnInit() {
    // ...
  }

}
  1. Lodash ライブラリの date メソッドを使用して日付をフォーマットします。
<p>カスタム形式: {{ _.date(today, 'yyyy年MM月dd日') }}</p>

RxJS パイプを使用する

RxJS は、非同期データストリームを処理するためのライブラリです。RxJS パイプを使用して、日付をフォーマットすることもできます。

  1. RxJS をインストールします。
npm install rxjs
  1. コンポーネントで RxJS をインポートします。
import { Component, OnInit, Observable } from '@angular/core';
import { of, Observable } from 'rxjs';
import { map } from 'rxjs/operators';

@Component({
  selector: 'app-my-component',
  templateUrl: './my-component.html',
  styleUrls: ['./my-component.css']
})
export class MyComponent implements OnInit {

  today$: Observable<string>;

  constructor() { }

  ngOnInit() {
    this.today$ = of(new Date()).pipe(
      map(date => date.toLocaleDateString('ja-JP', {
        year: 'numeric',
        month: 'long',
        day: 'numeric'
      }))
    );
  }

}
  1. テンプレートで RxJS パイプを使用します。
<p>日本語のカスタム形式: {{ today$ | async }}</p>
  • 上記のコードは、of オペレーターを使用して Date オブジェクトの Observable を作成し、map オペレーターを使用して toLocaleDateString メソッドを使用して日付をフォーマットする例です。
  • RxJS パイプを使用すると、テンプレートで非同期データにアクセスすることができます。

上記以外にも、Angular コンポーネントで日付をフォーマットする方法はいくつかあります。

  • 状況に応じて、適切な方法を選択してください。
  • シンプルなフォーマットの場合は、DatePipe を使用するのがおすすめです。
  • より複雑なフォーマットや非同期処理が必要な場合は、カスタムパイプ、モーメントライブラリ、Lodash ライブラリ、RxJS パイプなどの方法を使用することができます。

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