Angular Material で無効なボタンにツールチップを追加する:完全ガイド

2024-07-27

Angular Material で無効なボタンにツールチップを追加する方法

方法1: matTooltipDisabled 属性を使用する

Angular Material 10以降では、matTooltipDisabled 属性を使用して、無効なボタンのツールチップを無効にすることができます。

<button mat-raised-button disabled matTooltip="このボタンは無効です">無効なボタン</button>

方法2: カスタム CSS を使用する

以下の手順を実行します。

  1. 無効なボタンのツールチップに適用する CSS クラスを作成します。
  2. CSS クラスで、ツールチップの pointer-events プロパティを none に設定します。
.disabled-button-tooltip {
  pointer-events: none;
}
  1. HTML テンプレートで、無効なボタンのツールチップに matTooltipClass 属性を追加し、作成した CSS クラスを指定します。
<button mat-raised-button disabled matTooltip="このボタンは無効です" matTooltipClass="disabled-button-tooltip">無効なボタン</button>

どちらの方法を選択すべきか?

matTooltipDisabled 属性を使用する方法は、より簡潔で、Angular Material の最新バージョンとの互換性が高いため、一般的に推奨されます。

ただし、カスタム CSS を使用する方法は、ツールチップの外観をより細かく制御したい場合に役立ちます。

  • 無効なボタンにツールチップを追加する以外にも、さまざまな方法でボタンの外観と動作をカスタマイズできます。詳細については、Angular Material のドキュメントを参照してください。



<div>
  <h2>無効なボタンにツールチップを追加</h2>

  <button mat-raised-button disabled matTooltip="このボタンは無効です">無効なボタン</button>

  <button mat-raised-button disabled matTooltip="このボタンも無効です" matTooltipClass="disabled-button-tooltip">無効なボタン(カスタム CSS)</button>
</div>

CSS

.disabled-button-tooltip {
  pointer-events: none;
}

TypeScript コード

import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-disabled-button-tooltip',
  templateUrl: './disabled-button-tooltip.component.html',
  styleUrls: ['./disabled-button-tooltip.component.css']
})
export class DisabledButtonTooltipComponent {
}

このコードを実行すると、以下のようになります。

  • 2番目のボタンは、カスタム CSS を使用して無効になっています。このボタンにマウスオーバーすると、ツールチップも表示されますが、pointer-events: none プロパティが設定されているため、ツールチップと対話することはできません。
  • 最初のボタンは、matTooltipDisabled 属性を使用して無効になっています。このボタンにマウスオーバーすると、ツールチップが表示されます。
  • 2つのボタンが表示されます。
  • カスタムスタイルを適用する
  • ツールチップの表示タイミングを変更する
  • ツールチップの位置を変更する
  • ツールチップのテキストを動的に変更する



matTooltipShowOnHover 属性を使用する

matTooltipShowOnHover 属性を使用して、ツールチップをホバー時にのみ表示するように設定できます。この属性を使用すると、無効なボタンであっても、ツールチップが表示されます。

<button mat-raised-button disabled matTooltip="このボタンは無効です" matTooltipShowOnHover>無効なボタン</button>

matTooltip ディレクティブと disabled 属性を組み合わせる

matTooltip ディレクティブと disabled 属性を組み合わせることで、ツールチップを表示するかどうかを制御できます。

<button mat-raised-button [disabled]="true" matTooltip="このボタンは無効です">無効なボタン</button>

JavaScript コードを使用する

JavaScript コードを使用して、ツールチップを動的に表示/非表示にすることができます。

<button mat-raised-button #myButton disabled>無効なボタン</button>

<ng-template #tooltipTemplate>
  このボタンは無効です
</ng-template>

<ng-container *matTooltip="'このボタンは無効です'">
  <span #tooltipElement></span>
</ng-container>
import { Component, OnInit, ViewChild } from '@angular/core';
import { Overlay, OverlayConfig, OverlayRef, TemplateRef } from '@angular/cdk/overlay';
import { TooltipComponent } from './tooltip/tooltip.component';

@Component({
  selector: 'app-disabled-button-tooltip',
  templateUrl: './disabled-button-tooltip.component.html',
  styleUrls: ['./disabled-button-tooltip.component.css']
})
export class DisabledButtonTooltipComponent implements OnInit {
  @ViewChild('myButton') myButton: ElementRef<HTMLButtonElement>;
  @ViewChild('tooltipTemplate') tooltipTemplate: TemplateRef<any>;

  private tooltipRef: OverlayRef;

  constructor(private overlay: Overlay) { }

  ngOnInit() {
    this.myButton.nativeElement.addEventListener('mouseover', () => {
      this.showTooltip();
    });

    this.myButton.nativeElement.addEventListener('mouseout', () => {
      this.hideTooltip();
    });
  }

  private showTooltip() {
    const overlayConfig = new OverlayConfig();
    overlayConfig.positionStrategy = this.overlay.position().connectedTo(
      this.myButton.nativeElement,
      { origin: 'center', overlayOrigin: 'center' }
    );
    overlayConfig.hasBackdrop = false;

    this.tooltipRef = this.overlay.create(overlayConfig);
    this.tooltipRef.attach(new TooltipComponent({ template: this.tooltipTemplate }));
  }

  private hideTooltip() {
    if (this.tooltipRef) {
      this.tooltipRef.detach();
      this.tooltipRef.dispose();
      this.tooltipRef = null;
    }
  }
}

カスタムコンポーネントを使用する

カスタムコンポーネントを作成して、ツールチップの表示/非表示を制御できます。

<app-disabled-button-tooltip [disabled]="true" [tooltipText]="'このボタンは無効です'">無効なボタン</app-disabled-button-tooltip>
import { Component, Input } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-disabled-button-tooltip',
  templateUrl: './disabled-button-tooltip.component.html',
  styleUrls: ['./disabled-button-tooltip.component.css']
})
export class DisabledButtonTooltipComponent {
  @Input() disabled: boolean = false;
  @Input() tooltipText: string = '';

  get showTooltip() {
    return !this.disabled;
  }
}
<button mat-raised-button [disabled]="disabled" [matTooltip]="tooltipText" *ngIf="showTooltip">無効なボタン</button>

<span *ngIf="!showTooltip">このボタンは無効です</span>

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