Express ルーティング分割 (Express Routing Separation)

2024-09-30

Expressで複数のファイルにルーティングハンドラを配置する方法 (日本語)

Expressは、Node.jsのWebアプリケーションフレームワークであり、ルーティングハンドラを定義してHTTPリクエストを処理します。通常、ルーティングハンドラは単一のファイルに記述されますが、アプリケーションが大きくなるにつれて、複数のファイルに分割して管理することがより効率的になります。

方法

  1. ルーティングファイルの作成

    • routesというディレクトリを作成します。
    • このディレクトリ内に、複数のルーティングファイルを定義します。例えば、users.jsproducts.jsなど。
    • 各ルーティングファイル内で、express.Router()を使用してルーターインスタンスを作成します。
    • ルーターインスタンスに、HTTPメソッド(GETPOSTなど)とパスを指定して、ルーティングハンドラを登録します。
    // users.js
    const express = require('express');
    const router = express.Router();
    
    router.get('/', (req, res) => {
        res.send('Users page');
    });
    
    module.exports = router;
    
  2. メインアプリケーションファイルでのルーティング

    • メインのアプリケーションファイル(通常はapp.js)で、ルーティングファイルをインポートします。
    • app.use()メソッドを使用して、ルーティングファイルをアプリケーションにマウントします。
    // app.js
    const express = require('express');
    const app = express();
    
    const usersRouter = require('./routes/users');
    
    app.use('/users', usersRouter);
    
    app.listen(3000, () => {
        console.log('S   erver listening on port 30   00');
    });
    


  • app.js

    // app.js
    const express = require('express');
    const app = express();
    
    const usersRouter = require('./routes/users');
    
    app.use('/users', usersRouter);
    
    app.listen(3000, () => {
        console.log('S   erver listening on port 30   00');
    });
    
  • users.js

    // users.js
    const express = require('express');
    const router = express.Router();
    
    router.get('/', (req, res) => {
        res.send('Users page');
    });
    
    router.get('/profile', (req, res) => {
        res.send('User profile');
    });
    
    module.exports = router;
    



Express ルーティング分割のコード例 (日本語)

Expressは、Node.jsのWebアプリケーションフレームワークであり、ルーティングハンドラを定義してHTTPリクエストを処理します。以下は、ルーティングハンドラを複数のファイルに分割するコード例です。

ディレクトリ構造

project/
  app.js
  routes/
    users.js
    products.js

ルーティングファイル (users.js)

const express = require('express');
const router = express.Router();

router.get('/', (req, res) => {
    res.send('Users page');
});

router.get('/profile', (req, res) => {
    res.send('User profile');
});

module.exports = router;
const express = require('express');
const router = express.Router();

router.get('/', (req, res) => {
    res.send('Products page');
});

router.get('/:id', (req, res) => {
    const productId = req.params.id;
    res.send(`Product details for ${productId}`);
});

module.exports = router;

メインアプリケーションファイル (app.js)

const express = require('express');
const app = express();

const usersRouter = require('./routes/users');
const productsRouter = require('./routes/products');

app.use('/users', usersRouter);
ap   p.use('/products', productsRou   ter);

app.listen(3000, () => {
    console.log('Server listening on port 3000');
});

コードの説明

  • メインアプリケーションファイル
    app.jsで、ルーティングファイルをインポートし、app.use()メソッドを使用してアプリケーションにマウントします。
  • ルーターインスタンス
    express.Router()を使用してルーターインスタンスを作成し、HTTPメソッド(GETPOSTなど)とパスを指定して、ルーティングハンドラを登録します。
  • ルーティングファイル
    users.jsproducts.jsは、それぞれユーザーと製品のルーティングを定義しています。

動作

  • ブラウザでhttp://localhost:3000/products/123にアクセスすると、Product details for 123が表示されます。



ルーティングミドルウェア

  • ミドルウェア内で、ルーティングハンドラを登録し、次のミドルウェアにリクエストを転送します。
  • ルーティングファイルをミドルウェアとして定義し、アプリケーションに適用します。
// routes/users.js
const express = require('express');
const router = express.Router();

router.get('/', (req, res) => {
    res.send('Users page');
});

router.get('/profile', (req, res) => {
    res.send('User profile');
});

module.exports = router;
// app.js
const express = require('express');
const app = express();

const usersRouter = require('./routes/users');

app.use('/users', usersRouter);

app.listen(3000, () => {
    console.log('S   erver listening on port 30   00');
});

ルーティングモジュール

  • モジュール内で、ルーティングハンドラを登録し、ルーティング関数をエクスポートします。
  • ルーティングを専用のモジュールとしてカプセル化し、アプリケーションからインポートして使用します。
// routes/users.js
const express = require('express');
const router = express.Router();

router.get('/', (req, res) => {
    res.send('Users page');
});

router.get('/profile', (req, res) => {
    res.send('User profile');
});

module.exports = router;
// app.js
const express = require('express');
const app = express();

const usersRoutes = require('./routes/users');

app.use('/users', usersRoutes);

app.listen(3000, () => {
    console.log('Server listening on port 30   00');
});

ルーティングディレクティブ

  • 専用のライブラリやフレームワークを使用することで、ルーティングの定義をコードから分離することができます。
  • ルーティングをディレクティブまたはアノテーションを使用して定義します。

注意
ディレクティブやアノテーションを使用する方法は、Expressの標準機能ではありません。独自のライブラリやフレームワークを使用する必要があります。

選択基準

  • 将来の拡張性
    柔軟性や再利用性を考慮し、ルーティングの変更や追加が容易な方法を選びます。
  • 開発チームの好み
    チームのメンバーが慣れている方法や、プロジェクトのコーディングスタイルに合わせて選択します。
  • プロジェクトの規模と複雑さ
    小規模なプロジェクトでは、単純なインポートとマウントが適切です。大規模なプロジェクトでは、ルーティングミドルウェアやモジュールが管理しやすいです。

node.js express



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