【初心者向け】JavaScriptで条件分岐をもっと簡単に!条件演算子の使い方

2024-06-21

JavaScriptにおける条件演算子(三項演算子)の使い方

condition ? expression1 : expression2

この式は以下の意味になります。

  • conditiontrue の場合、expression1 の値を返す

const age = 20;
const isAdult = age >= 18;

const message = isAdult ? "成人です" : "未成年です";
console.log(message); // 出力: 成人です

この例では、age が18歳以上かどうかを条件に、message 変数に適切な文字列を代入しています。

条件演算子は、if 文よりも簡潔に条件分岐を記述できるという利点があります。特に、単純な条件分岐の場合、コードが読みやすくなり、メンテナンス性も向上します。

条件演算子の注意点

条件演算子は、以下の点に注意する必要があります。

  • 複雑な条件分岐には向かない
  • ネストした条件演算子は、可読性が悪くなる可能性がある
  • 変数に代入する場合は、型推論が働かない

条件演算子の使い分け

単純な条件分岐の場合は、条件演算子を使用するのがおすすめです。一方、複雑な条件分岐や、変数に代入する必要がある場合は、if 文を使用するのが一般的です。




    JavaScriptにおける条件演算子のサンプルコード

    例1:年齢判定

    const age = 20;
    const message = age >= 18 ? "成人です" : "未成年です";
    console.log(message); // 出力: 成人です
    

    例2:数値の比較

    この例では、xy の値を比較し、大きい方の値を max 変数に代入します。

    const x = 10;
    const y = 20;
    const max = x > y ? x : y;
    console.log(max); // 出力: 20
    

    例3:文字列の判定

    この例では、str 変数が空文字列かどうかを判定し、空文字列の場合は "空文字列です" を、そうでない場合は "空文字列ではありません"message 変数に代入します。

    const str = "";
    const message = str === "" ? "空文字列です" : "空文字列ではありません";
    console.log(message); // 出力: 空文字列です
    

    例4:論理演算子の組み合わせ

    この例では、age 変数が18歳以上かつ isMale 変数が true の場合のみ、message 変数に "成人男性です" を代入します。

    const age = 20;
    const isMale = true;
    const message = age >= 18 && isMale ? "成人男性です" : "それ以外";
    console.log(message); // 出力: 成人男性です
    

    例5:三項演算子のネスト

    const score = 85;
    const grade = score >= 90 ? "A" : score >= 80 ? "B" : score >= 70 ? "C" : "D";
    console.log(grade); // 出力: B
    

    これらの例は、条件演算子の基本的な使い方を示しています。条件演算子は、様々な場面で活用することができるため、ぜひ積極的に活用してみてください。




    JavaScriptにおける条件分岐の代替方法

    if 文

    最も基本的な条件分岐の方法です。条件式に基づいて、複数の処理を分岐させることができます。

    利点

    • 可読性が高い
    • 変数に代入する処理など、様々な処理を記述できる

    欠点

    • コードが冗長になりやすい
    const age = 20;
    
    if (age >= 18) {
      console.log("成人です");
    } else {
      console.log("未成年です");
    }
    

    switch 文

    特定の値に基づいて、複数の処理を分岐させる場合に適しています。

    • if 文よりも簡潔に記述できる場合がある
    • 複数の条件を効率的に処理できる
    • 条件が case ラベルに一致しない場合は、処理されない
    • デフォルト処理を忘れやすい
    const age = 20;
    
    switch (age) {
      case 18:
        console.log("成人です");
        break;
      case 20:
        console.log("20歳です");
        break;
      default:
        console.log("それ以外です");
    }
    

    論理演算子を使用して、条件式を組み合わせることで、条件分岐を記述することができます。

    • 処理を効率化できる
    • 可読性が悪くなる可能性がある
    const age = 20;
    const isMale = true;
    
    const message = age >= 18 && isMale ? "成人男性です" : "それ以外";
    console.log(message); // 出力: 成人男性です
    

    その他の方法

    上記以外にも、関数やオブジェクトを使用した条件分岐など、様々な方法があります。

    • コードをモジュール化できる
    • 再利用性を高められる
    • 複雑になる可能性がある
    • 理解しにくい場合がある
    function isAdult(age) {
      return age >= 18;
    }
    
    const age = 20;
    const message = isAdult(age) ? "成人です" : "未成年です";
    console.log(message); // 出力: 成人です
    

    どの方法を使用するかは、状況に応じて判断する必要があります。一般的には、以下の指針を参考にすると良いでしょう。

    • シンプルな条件分岐の場合は、if 文または条件演算子を使用する
    • コードをモジュール化したい場合は、関数やオブジェクトを使用する

    JavaScriptにおける条件分岐には、様々な方法があります。それぞれの方法の利点と欠点を理解し、状況に応じて適切な方法を選択することが重要です。


    javascript conditional-operator


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