React + Material-UI で発生する謎のエラー「Warning: Prop className did not match」の原因と解決策を徹底解説!
React + Material-UI で発生する "Warning: Prop className did not match" エラーの原因と解決策
React + Material-UI を使用している場合、コンソールに "Warning: Prop className did not match" というエラーメッセージが表示されることがあります。このエラーは、サーバーサイドレンダリング (SSR) とクライアントサイドレンダリング (CSR) で生成される CSS クラス名の不一致が原因で発生します。
原因
Material-UI は、コンポーネントに固有の CSS クラスを生成してスタイルを適用します。SSR では、ページがレンダリングされる前にこれらの CSS クラスが生成されます。一方、CSR では、コンポーネントがブラウザでレンダリングされる際に CSS クラスが生成されます。
この不一致は、SSR で生成された CSS クラス名が、クライアント側で生成されたものと異なる場合に発生します。これにより、スタイルが正しく適用されず、エラーメッセージが表示されます。
解決策
このエラーを解決するには、以下の方法があります。
next-image コンポーネントを使用する
next-image
コンポーネントは、SSR と CSR で一貫した画像のレンダリングを確保するために使用できます。このコンポーネントは、画像の最適なサイズとフォーマットを自動的に選択し、SSR と CSR の両方で適切な <img>
タグを生成します。
useStyles フックを使用する
useStyles
フックは、コンポーネント内で CSS クラスを生成するために使用できます。このフックは、SSR と CSR の両方で一貫した CSS クラス名を生成するため、エラーを回避するのに役立ちます。
makeStyles 関数を使用する
jss ファイルを使用する
jss
ファイルは、グローバルな CSS スタイルを定義するために使用できます。このファイルを使用すると、SSR と CSR の両方で一貫した CSS クラス名を生成することができます。
styled-components ライブラリを使用する
styled-components
ライブラリは、コンポーネント固有の CSS スタイルを定義するために使用できます。このライブラリを使用すると、SSR と CSR の両方で一貫した CSS クラス名を生成することができます。
"Warning: Prop className did not match" エラーは、React + Material-UI で SSR と CSR の間で CSS クラス名が不一致する場合に発生します。上記の解決策を使用して、このエラーを回避し、アプリケーションのスタイルを正しく適用することができます。
- 問題が解決しない場合は、Material-UI の公式ドキュメントまたはコミュニティフォーラムを参照することをお勧めします。
- 上記の解決策は、すべての場合に適用できるとは限りません。
- この問題は、Material-UI 5.x 以降で発生する可能性が高くなります。
import React from 'react';
import { makeStyles } from '@mui/material';
import NextImage from 'next/image';
const useStyles = makeStyles((theme) => ({
root: {
display: 'flex',
flexDirection: 'column',
alignItems: 'center',
justifyContent: 'center',
height: '100vh',
},
image: {
width: '50%',
height: 'auto',
},
}));
const App = () => {
const classes = useStyles();
return (
<div className={classes.root}>
<NextImage
src="/image.jpg"
alt="Example Image"
layout="fill"
className={classes.image}
/>
</div>
);
};
export default App;
このコードでは、makeStyles
フックを使用して、コンポーネント内で CSS クラスを生成しています。これにより、SSR と CSR の両方で一貫した CSS クラス名が生成され、エラーを回避することができます。
説明
NextImage
コンポーネントをインポートします。useStyles
フックを使用して、CSS クラスを定義するスタイルオブジェクトを作成します。root
クラスは、コンテナ要素のスタイルを定義します。image
クラスは、画像要素のスタイルを定義します。App
コンポーネントを定義します。useStyles
フックを使用して、コンポーネント内で CSS クラスを取得します。NextImage
コンポーネントを使用して、画像を表示します。src
プロパティは、画像のソースパスを指定します。layout
プロパティは、画像のレイアウトを指定します。className
プロパティは、image
クラスを画像要素に適用します。
このコードはあくまでも一例であり、状況に応じて変更する必要があります。
ServerStyles
コンポーネントは、Material-UI v5 で導入された新しい機能で、SSR と CSR の両方で一貫した CSS クラス名を生成するのに役立ちます。
import React from 'react';
import { ServerStyles, makeStyles } from '@mui/material';
const useStyles = makeStyles((theme) => ({
root: {
display: 'flex',
flexDirection: 'column',
alignItems: 'center',
justifyContent: 'center',
height: '100vh',
},
image: {
width: '50%',
height: 'auto',
},
}));
const App = () => {
const classes = useStyles();
return (
<ServerStyles classes={classes}>
<div className={classes.root}>
<img src="/image.jpg" alt="Example Image" className={classes.image} />
</div>
</ServerStyles>
);
};
export default App;
この例では、ServerStyles
コンポーネントを使用して、useStyles
フックで生成された CSS クラスをコンポーネントに適用しています。これにより、SSR と CSR の両方で一貫した CSS クラス名が生成され、エラーを回避することができます。
className プロパティを手動で設定する
一部の場合、className
プロパティを手動で設定することでエラーを回避することができます。
import React from 'react';
import { makeStyles } from '@mui/material';
const useStyles = makeStyles((theme) => ({
root: {
display: 'flex',
flexDirection: 'column',
alignItems: 'center',
justifyContent: 'center',
height: '100vh',
},
image: {
width: '50%',
height: 'auto',
},
}));
const App = () => {
const classes = useStyles();
return (
<div className={classes.root}>
<img src="/image.jpg" alt="Example Image" className={`${classes.image} my-custom-class`} />
</div>
);
};
export default App;
この例では、className
プロパティに、useStyles
フックで生成された CSS クラス名とカスタム CSS クラス名を設定しています。
styled-components または Emotion を使用する
styled-components
または Emotion などの CSS-in-JS ライブラリを使用して、コンポーネント固有の CSS スタイルを定義することもできます。これらのライブラリは、SSR と CSR の両方で一貫した CSS クラス名を生成するのに役立ちます。
node.js reactjs material-ui