TypeScriptのnever型エラー解決

2024-08-23

エラーの意味

このエラーは、関数の引数に never 型を指定している場合に、その引数に値を割り当てることができないことを示しています。 never 型は、決して値を返さない関数の戻り値型または、決して到達しないコードブロックの型として使用されます。

エラー発生の例

function neverReturns(): never {
  throw new Error("This function never returns");
}

function takesNever(value: never): void {
  // ここで value は決して到達しないため、エラーが発生します
}

takesNever(neverReturns());

上記コードでは、neverReturns 関数は常にエラーを投げ、決して値を返さないため、その戻り値は never 型となります。しかし、takesNever 関数の引数は never 型であり、決して値を受け取ることができないため、エラーが発生します。

解決方法

このエラーを解決するには、以下の方法があります。

  1. 引数の型を never 型以外にする
    関数の引数の型を never 型以外に変更することで、エラーを回避できます。たとえば、takesNever 関数の引数の型を string に変更する場合は、以下のようにします。

    function takesNever(value: string): void {
      // ここで value は string 型なので、エラーは発生しません
    }
    
  2. function neverReturns(): string {
      // ここで値を返すように変更します
      return "This function returns a string";
    }
    
  3. // takesNever(neverReturns());
    



TypeScriptのnever型エラー解決の例

エラーが発生する例

function neverReturns(): never {
  throw new Error("This function never returns");
}

function takesNever(value: never): void {
  // ここで value は決して到達しないため、エラーが発生します
}

takesNever(neverReturns());

エラーを解決する方法

引数の型を never 型以外にする:

function takesNever(value: string): void {
  // ここで value は string 型なので、エラーは発生しません
}
function neverReturns(): string {
  // ここで値を返すように変更します
  return "This function returns a string";
}

エラーが発生するコードを削除する:

// takesNever(neverReturns());



型ガードを使用する

型ガードは、変数の型をより具体的な型に絞り込むための手法です。これにより、never 型の変数をより安全に扱うことができます。

function neverReturns(): never {
  throw new Error("This function never returns");
}

function takesNever(value: unknown): void {
  if (typeof value === "string") {
    // ここで value は string 型なので、エラーは発生しません
    console.log(value);
  } else {
    // value は never 型なので、このブロックは決して到達しません
  }
}

takesNever(neverReturns());

型アサーションを使用する

型アサーションは、変数の型を強制的に指定するための手法です。ただし、誤った型アサーションを使用すると、ランタイムエラーが発生する可能性があります。

function neverReturns(): never {
  throw new Error("This function never returns");
}

function takesNever(value: unknown): void {
  const stringValue = value as string; // 型アサーションで string 型に強制的に変換
  console.log(stringValue);
}

takesNever(neverReturns());

条件付き型を使用する

条件付き型は、条件に基づいて型を決定するための手法です。これにより、never 型の変数をより柔軟に扱うことができます。

type MyType = never | string;

function takesNever(value: MyType): void {
  if (typeof value === "string") {
    // ここで value は string 型なので、エラーは発生しません
    console.log(value);
  } else {
    // value は never 型なので、このブロックは決して到達しません
  }
}

takesNever(neverReturns());

typescript



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