Angular keyvalue パイプ ソートと順序

2024-10-26

Angular の keyvalue パイプは、オブジェクトをキーと値のペアの配列に変換します。これにより、*ngFor ディレクティブを使用してオブジェクトのプロパティをループ処理できます。

デフォルトのソート

デフォルトでは、keyvalue パイプはキーのアルファベット順でソートします。数値キーの場合は数値順にソートされます。

カスタムソート

カスタムのソートロジックを実装するには、keyvalue パイプに比較関数を渡します。比較関数は、2 つのキーと値のペアを受け取り、それらを比較して、ソート順を決定する数値を返します。

// app.component.ts
import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-root',
  template: `
    <ul>
      <li *ngFor="let item of myObject | keyvalue: customSort">
        {{ item.key }}: {{ item.value }}
      </li>
    </ul>
  `
})
export class AppComponent {
  myObject = {
    c: 'valueC',
    a: 'valueA',
    b: 'valueB'
  };

  customSort = (a: KeyValue<string, any>, b: KeyValue<string, any>): number => {
    // カスタムのソートロジックを実装
    return a.key.localeCompare(b.key); // キーのアルファベット順でソート
  };
}

順序の保持

デフォルトのソート順を維持したい場合、Angular 7 以降では比較関数に空の関数を渡します。

// app.component.ts
import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-root',
  template: `
    <ul>
      <li *ngFor="let item of myObject | keyvalue: keepOrder">
        {{ item.key }}: {{ item.value }}
      </li>
    </ul>
  `
})
export class AppComponent {
  myObject = {
    c: 'valueC',
    a: 'valueA',
    b: 'valueB'
  };

  keepOrder = (): number => {
    return 0; // 常に 0 を返すことで、デフォルトの順序を維持
  };
}



import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-root',
  template: `
    <ul>
      <li *ngFor="let item of myObject | keyvalue">
        {{ item.key }}: {{ item.value }}
      </li>
    </ul>
  `
})
export class AppComponent {
  myObject = {
    c: 'valueC',
    a: 'valueA',
    b: 'valueB'
  };
}

この例では、出力は次のようになります:

a: valueA
b: valueB
c: valueC

カスタムのソートロジックを実装するには、keyvalue パイプに比較関数を渡します。

import { Component, KeyValue } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-root',
  template: `
    <ul>
      <li *ngFor="let item of myObject | keyvalue: customSort">
        {{ item.key }}: {{ item.value }}
      </li>
    </ul>
  `
})
export class AppComponent {
  myObject = {
    c: 'valueC',
    a: 'valueA',
    b: 'valueB'
  };

  customSort = (a: KeyValue<string, any>, b: KeyValue<string, any>): number => {
    // キーの逆順でソート
    return b.key.localeCompare(a.key);
  };
}
c: valueC
b: valueB
a: valueA

デフォルトのソート順を維持するには、比較関数に空の関数を渡します。

import { Component, KeyValue } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-root',
  template: `
    <ul>
      <li *ngFor="let item of myObject | keyvalue: keepOrder">
        {{ item.key }}: {{ item.value }}
      </li>
    </ul>
  `
})
export class AppComponent {
  myObject = {
    c: 'valueC',
    a: 'valueA',
    b: 'valueB'
  };

  keepOrder = (): number => {
    return 0;
  };
}

この例では、出力はオブジェクトの定義順になります:

c: valueC
a: valueA
b: valueB



TypeScript での事前ソート

オブジェクトをコンポーネントのデータとして定義する前に、TypeScript でソートすることができます。

import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-root',
  template: `
    <ul>
      <li *ngFor="let item of sortedObject">
        {{ item.key }}: {{ item.value }}
      </li>
    </ul>
  `
})
export class AppComponent {
  myObject = {
    c: 'valueC',
    a: 'valueA',
    b: 'valueB'
  };

  sortedObject = Object.entries(this.myObject)
    .sort((a, b) => a[0].localeCompare(b[0]))
    .reduce((acc, [key, value]) => ({ ...acc, [key]: value }), {});
}

この方法では、Object.entries を使ってオブジェクトをキーと値のペアの配列に変換し、sort メソッドでソートします。最後に、reduce メソッドを使ってソートされた配列を再びオブジェクトに変換します。

カスタムパイプの作成

カスタムパイプを作成して、独自のソートロジックを実装することもできます。

import { Pipe, PipeTransform } from '@angular/core';

@Pipe({
  name: 'customSort'
})
export class CustomSortPipe implements PipeTransform {
  transform(valu   e: any, sortFn: (a: any, b: any) => number): any {
    const entries = Object.entries(value);
    entries.sort(sortFn);
    return Object.fromEntries(entries);
  }
}

このカスタムパイプを使用するには、テンプレートで次のようにします:

<ul>
  <li *ngFor="let item of myObject | customSort: customSortFn">
    {{ item.key }}: {{ item.value }}
  </li>
</ul>

RxJS を使用したソート

RxJS を使用して、オブジェクトをオブザーバブルに変換し、パイプ演算子を使ってソートすることができます。

import { Component } from '@angular/core';
import { of } from 'rxjs';
import { map, toArray } from 'rxjs/operators';

@Component({
  selector: 'app-root',
  template: `
    <ul>
      <li *ngFor="let item of sorted$ | async">
        {{ item.key }}: {{ item.value }}
      </li>
    </ul>
  `
})
export class AppComponent {
  myObject = {
    c: 'valueC',
    a: 'valueA',
    b: 'valueB'
  };

  sorted$ = of(this.myObject)
    .pipe(
      map(obj => Object.entries(obj)),
      map(entries => entries.sort((a, b) => a[0].localeCompare(b[0])))),
      map(entries => Object.fromEntries(entries)),
      toArray()
    );
}

angular typescript angular-pipe



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