Angularでstyles.scssを動的に制御：バインディング、HostBinding、ngStyle、スタイルグリッドなど
Angular で styles.scss を動的に変更する方法
バインディングを使用する
コンポーネントのテンプレートで、コンポーネントのプロパティを CSS クラスまたはスタイルプロパティにバインドできます。 これにより、コンポーネントのプロパティが変更されると、スタイルもそれに応じて更新されます。
例：
<div [class.active]="isActive">
コンテンツ
</div>
.active {
color: red;
}
この例では、isActive プロパティが true の場合、div 要素に active クラスが追加されます。
HostBinding を使用する
HostBinding デコレータを使用すると、コンポーネントのホスト要素の CSS プロパティをコンポーネントのプロパティにバインドできます。 これは、コンポーネント自体のスタイルを変更する場合に役立ちます。
import { Component, HostBinding } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'my-component',
templateUrl: './my-component.html',
styleUrls: ['./my-component.css']
})
export class MyComponent {
@HostBinding('style.width') width = '100px';
changeWidth() {
this.width = '200px';
}
}
この例では、width プロパティが my-component コンポーネントの要素の width プロパティにバインドされます。 changeWidth メソッドを呼び出すと、コンポーネントの幅が 200px に変更されます。
ngStyle ディレクティブを使用する
ngStyle ディレクティブを使用すると、コンポーネントのテンプレートでスタイルオブジェクトを動的に定義できます。
<div [ngStyle]="{'background-color': color}">
コンテンツ
</div>
export class MyComponent {
color = 'red';
changeColor() {
this.color = 'blue';
}
}
この例では、color プロパティが div 要素の background-color プロパティにバインドされます。 changeColor メソッドを呼び出すと、コンポーネントの背景色が青色に変更されます。
スタイルシートを動的に読み込む
styleUrls プロパティを使用すると、コンポーネントに読み込むスタイルシートを動的に指定できます。 これにより、条件に応じて異なるスタイルシートを適用できます。
import { Component } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'my-component',
templateUrl: './my-component.html',
styleUrls: [ './my-component.css' ]
})
export class MyComponent {
isDarkMode = false;
toggleDarkMode() {
this.isDarkMode = !this.isDarkMode;
if (this.isDarkMode) {
this.styleUrls.push('./my-component-dark.css');
} else {
this.styleUrls.pop();
}
}
}
この例では、isDarkMode プロパティが true の場合、my-component-dark.css スタイルシートがコンポーネントに読み込まれます。
スタイルクラスを追加または削除する
classList プロパティを使用すると、コンポーネントの要素に動的にスタイルクラスを追加または削除できます。
export class MyComponent {
isActive = false;
activate() {
this.isActive = true;
element.classList.add('active');
}
deactivate() {
this.isActive = false;
element.classList.remove('active');
}
}
この例では、activate メソッドを呼び出すと active クラスが要素に追加され、deactivate メソッドを呼び出すと削除されます。
これらの方法は、それぞれ異なるユースケースに適しています。 状況に応じて適切な方法を選択してください。
- [HostBinding](
<div [class.active]="isActive">
コンテンツ
</div>
CSS (my-component.css)
.active {
color: red;
}
TypeScript (my-component.ts)
import { Component } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'my-component',
templateUrl: './my-component.html',
styleUrls: ['./my-component.css']
})
export class MyComponent {
isActive = false;
toggleActive() {
this.isActive = !this.isActive;
}
}
<my-component></my-component>
/* ... */
import { Component, HostBinding } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'my-component',
templateUrl: './my-component.html',
styleUrls: ['./my-component.css']
})
export class MyComponent {
@HostBinding('style.width') width = '100px';
changeWidth() {
this.width = '200px';
}
}
<div [ngStyle]="{'background-color': color}">
コンテンツ
</div>
/* ... */
import { Component } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'my-component',
templateUrl: './my-component.html',
styleUrls: ['./my-component.css']
})
export class MyComponent {
color = 'red';
changeColor() {
this.color = 'blue';
}
}
Angular には、CSS Grid Layout や Flexbox などのスタイルグリッドライブラリを動的に処理するのに役立つライブラリがいくつかあります。 これらのライブラリを使用すると、コンポーネントのレイアウトをコードで簡単に変更できます。
コンポーネントスタイルをカプセル化する
コンポーネントのスタイルをカプセル化することで、他のコンポーネントのスタイルに干渉することなく、スタイルを動的に変更しやすくなります。 コンポーネントスタイルをカプセル化するには、@Component デコレータの styleUrls プロパティを使用してコンポーネントに関連付けられた CSS ファイルを指定します。
@Component({
selector: 'my-component',
templateUrl: './my-component.html',
styleUrls: ['./my-component.css']
})
export class MyComponent {
// ...
}
カスタム CSS プロパティを使用する
カスタム CSS プロパティを使用して、コンポーネントのスタイルを動的に変更することもできます。 カスタム CSS プロパティを使用するには、まず CSS ファイルでプロパティを定義します。 次に、コンポーネントのテンプレートで style 属性を使用してプロパティに値をバインドできます。
:root {
--primary-color: red;
}
<div [style.color]="'--primary-color'">
コンテンツ
</div>
ngStyle ディレクティブとスタイルオブジェクトを使用する
ngStyle ディレクティブを使用して、スタイルオブジェクトを動的に生成できます。 スタイルオブジェクトは、CSS プロパティ名と値のペアのオブジェクトです。
<div [ngStyle]="{'background-color': color, 'font-size': size}">
コンテンツ
</div>
export class MyComponent {
color = 'red';
size = '16px';
changeStyle() {
this.color = 'blue';
this.size = '24px';
}
}
import { Component } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'my-component',
templateUrl: './my-component.html',
styleUrls: [ './my-component.css' ]
})
export class MyComponent {
isDarkMode = false;
toggleDarkMode() {
this.isDarkMode = !this.isDarkMode;
if (this.isDarkMode) {
this.styleUrls.push('./my-component-dark.css');
} else {
this.styleUrls.pop();
}
}
}
angular
