Angular TypeScript バージョンエラー解決
Angularコンパイラのエラーメッセージの解説
エラーメッセージの意味
「AngularコンパイラはTypeScriptバージョン3.1.1以上3.2.0未満を必要としますが、代わりに3.2.1が見つかりました。」
エラーの原因
- npmパッケージ管理システム
npmを使用してインストールされたTypeScriptバージョンが、Angularプロジェクトの要件と一致していない。 - TypeScriptバージョンの不一致
現在のTypeScriptバージョン(3.2.1)が、Angularコンパイラがサポートする範囲(3.1.1~3.2.0)を超えています。
解決方法
-
TypeScriptバージョンのダウングレード
package.json
ファイルを開き、依存関係のセクションでTypeScriptのバージョンを3.1.1または3.1.2に指定します。- ターミナルからプロジェクトディレクトリに移動し、
npm install
を実行して依存関係を再インストールします。
-
Angularコンパイラのアップデート
- Angular CLIを使用して、Angularの最新バージョンにアップデートします。これにより、最新のTypeScriptバージョンに対応したAngularコンパイラがインストールされます。
- ターミナルからプロジェクトディレクトリに移動し、
ng update @angular/core @angular/cli
を実行します。
- npmパッケージのバージョン管理には、
package-lock.json
ファイルが使用されます。このファイルは、プロジェクトの依存関係の正確なバージョンを記録します。 - TypeScriptのバージョンは、プロジェクトの他の依存関係との互換性も考慮する必要があります。
例
package.json
ファイルの依存関係セクション:
"dependencies": {
"@angular/core": "^13.0.0",
"@angular/cli": "^13.0.0",
"typescript": "~3.1.2"
}
この例では、TypeScriptのバージョンが3.1.2に指定されています。
Angular TypeScript バージョンエラー解決の例
ERROR in The Angular Compiler requires TypeScript >=3.1.1 and <3.2.0 but 3.2.1 was found instead
原因:
Angularコンパイラは特定のTypeScriptバージョンの範囲(3.1.1~3.2.0)をサポートしています。このエラーは、インストールされているTypeScriptバージョン(3.2.1)がサポート範囲を超えている場合に発生します。
"dependencies": {
"@angular/core": "^13.0.0",
"@angular/cli": "^13.0.0",
"typescript": "~3.1.2"
}
npm install
ng update @angular/core @angular/cli
app.component.ts
import { Component } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'app-root',
templateUrl: './app.component.html',
styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
title = 'A ngular TypeScript Version Example';
}
<h1>{{ title }}</h1>
ERROR in The Angular Compiler requires TypeScript >=3.1.1 and <3.2.0 but 3.2.1 was found instead
TypeScriptのローカルインストール:
angular typescript npm