TypeScript で useState に型注釈

2024-09-19

React Hook で useState に型注釈を付ける (TypeScript)

TypeScript を使用して ReactuseState Hook に型注釈を付けることで、コードの読みやすさ、保守性、および型安全性を向上させることができます。

基本的な使い方

import React, { useState } from 'react';

function MyComponent() {
  const [count, setCount] = useState<number>(0);

  return (
    <div>
      <p>Count: {count}</p>
      <button onClick={() => setCount(count + 1)}>Increment</button>
    </div>
  );
}
  • useState<number>(0): useState Hook にジェネリック型 number を指定しています。これにより、count 変数には数値のみが格納されることが保証されます。

配列の型注釈

const [items, setItems] = useState<string[]>([]);
  • string[]: items 変数が文字列の配列であることを示します。

オブジェクトの型注釈

const [user, setUser] = useState<{ name: string; age: number }>({ name: '', age: 0 });
  • { name: string; age: number }: user 変数が特定の構造を持つオブジェクトであることを示します。

カスタム型の使用

interface User {
  name: string;
  age: number;
}

const [user, setUser] = useState<User>({ name: '', age: 0 });
  • カスタム型 User を定義して、より明確な型注釈を提供することができます。

型推論

TypeScript は多くの場合、型を推論することができます。

const [count, setCount] = useState(0); // 型は number に推論される

複数の値の管理

const [count, setCount] = useState(0);
const [name, setName] = useState('');
  • 複数の useState Hook を使用して、異なる値を管理することができます。

型安全性の確保

型注釈を使用することで、誤った型を代入するなどのエラーをコンパイル時に検出することができます。これにより、バグの発生を減らすことができます。




TypeScript で useState に型注釈を付ける例

import React, { useState } from 'react';

function MyComponent() {
  const [count, setCount] = useState<number>(0);

  return (
    <div>
      <p>Count: {count}</p>
      <button onClick={() => setCount(count + 1)}>Increment</button>
    </div>
  );
}
  • 解説
    • useState<number>(0): count 変数に数値の型を指定しています。
    • setCount(count + 1): count の値をインクリメントします。

配列の型注釈

const [items, setItems] = useState<string[]>([]);
const [user, setUser] = useState<{ name: string; age: number }>({ name: '', age: 0 });
interface User {
  name: string;
  age: number;
}

const [user, setUser] = useState<User>({ name: '', age: 0 });
  • 解説

型推論

const [count, setCount] = useState(0); // 型は number に推論される
const [count, setCount] = useState(0);
const [name, setName] = useState('');



型推論の活用

TypeScript は多くの場合、型を自動的に推論することができます。そのため、明示的な型注釈を省略できることがあります。

const [count, setCount] = useState(0); // 型は number に推論される

インターフェースや型エイリアスの使用

複雑なオブジェクト構造の場合、インターフェースや型エイリアスを使用して型を定義し、再利用することができます。

interface User {
  name: string;
  age: number;
}

const [user, setUser] = useState<User>({ name: '', age: 0 });

ジェネリック型のパラメータ化

useState のジェネリック型パラメータを他の型に置き換えることで、より柔軟な型注釈が可能になります。

const [items, setItems] = useState<Array<string>>([]);

条件付き型とテンプレート文字列

条件付き型やテンプレート文字列を使用して、より複雑な型注釈を行うことができます。

type Nullable<T> = T | null;

const [name, setName] = useState<Nullable<string>>(null);

型ガードと型アサーション

型ガードや型アサーションを使用して、変数の型を特定し、それに応じた操作を行うことができます。

const [value, setValue] = useState<number | string>(0);

function handleValue(newValue: number | string) {
  if (typeof newValue === 'number') {
    setValue(newValue); // 型ガード
  } else {
    setValue(newValue as string); // 型アサーション
  }
}

TypeScript の型推論機能の理解

TypeScript の型推論機能を理解し、適切に活用することで、型注釈の量を減らしながら、コードの型安全性を確保することができます。


reactjs typescript react-hooks



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