C#でHTML解析: HTML Agility Pack入門

2024-09-22

HTML Agility Packの使い方 (C#プログラミング)

HTML Agility Pack は、C#でHTML文書を解析するためのライブラリです。DOM (Document Object Model) のようなインターフェースを提供し、HTML要素の取得、変更、操作を容易に行うことができます。

NuGetパッケージのインストール

まず、プロジェクトにHTML Agility Packをインストールします。NuGetパッケージマネージャーを開き、検索ボックスに「HtmlAgilityPack」と入力し、インストールボタンをクリックします。

HTML文書の読み込み

using HtmlAgilityPack;

// HTML文書の読み込み
HtmlDocument doc = new HtmlDocument();
doc.Load("your_html_file.html");

HTML要素の取得

// 最初の<p>要素を取得
HtmlNode firstParagraph = doc.DocumentNode.SelectSingleNode("//p");

// すべての<a>要素を取得
HtmlNodeCollection links = doc.DocumentNode.SelectNodes("//a");

HTML要素の属性の取得と変更

// <a>要素のhref属性を取得
string href = links[0].Attributes["href"].Value;

// <p>要素のテキストを変更
firstParagraph.InnerText = "新しいテキスト";

新しい要素の追加

// 新しい<p>要素を追加
HtmlNode newParagraph = doc.CreateElement("p");
newParagraph.InnerText = "追加されたテキスト";
doc.DocumentNode.AppendChild(newParagraph);

HTML文書の保存

// 変更されたHTML文書を保存
doc.Save("modified_html.html");


using HtmlAgilityPack;

// HTML文書の読み込み
HtmlDocument doc = new HtmlDocument();
doc.Load("index.html");

// すべての<a>要素のhref属性を取得し、コンソールに出力
HtmlNodeCollection links = doc.DocumentNode.SelectNodes("//a");
foreach (HtmlNode link in links)
{
    string href = link.Attributes["href"].Value;
    Console.WriteLine(href);
}



HTML Agility Packを使ったC#でのHTML解析: 例

基本的なHTML文書の解析

using HtmlAgilityPack;

// HTML文書の読み込み
HtmlDocument doc = new HtmlDocument();
doc.Load("index.html");

// 最初の<p>要素のテキストを取得
string firstParagraphText = doc.DocumentNode.SelectSingleNode("//p").InnerText;
Console.WriteLine(firstParagraphText);

このコードでは、index.htmlというファイルを読み込み、最初の<p>要素のテキストをコンソールに出力します。

すべてのリンクの取得

using HtmlAgilityPack;

// HTML文書の読み込み
HtmlDocument doc = new HtmlDocument();
doc.Load("index.html");

// すべての<a>要素を取得
HtmlNodeCollection links = doc.DocumentNode.SelectNodes("//a");

// すべてのリンクのhref属性を取得し、コンソールに出力
foreach (HtmlNode link in links)
{
    string href = link.Attributes["href"].Value;
    Console.WriteLine(href);
}

このコードでは、すべての<a>要素(リンク)を取得し、それぞれのhref属性(リンクのURL)をコンソールに出力します。

using HtmlAgilityPack;

// HTML文書の読み込み
HtmlDocument doc = new HtmlDocument();
doc.Load("index.html");

// 新しい<p>要素を作成
HtmlNode newParagraph = doc.CreateElement("p");
newParagraph.InnerText = "追加されたテキスト";

// 最初の<p>要素の後に新しい要素を追加
doc.DocumentNode.SelectSingleNode("//p").AppendChild(newParagraph);

// 変更されたHTML文書を保存
doc.Save("modified_index.html");

このコードでは、新しい<p>要素を作成し、既存の最初の<p>要素の後に追加します。最後に、変更されたHTML文書をmodified_index.htmlというファイルに保存します。

属性の変更

using HtmlAgilityPack;

// HTML文書の読み込み
HtmlDocument doc = new HtmlDocument();
doc.Load("index.html");

// 最初の<a>要素のhref属性を変更
HtmlNode firstLink = doc.DocumentNode.SelectSingleNode("//a");
firstLink.Attributes["href"].Value = "https://example.com";

このコードでは、最初の<a>要素のhref属性を新しいURLに変更します。




AngleSharp

  • 使用方法
    using AngleSharp;
    
    // ブラウザコンテキストの作成
    var context = BrowsingContext.New();
    
    // HTML文書の読み込み
    var document = await context.OpenAsync(req => req.Content("<!DOCTYPE html><html><head><title>Example</title></head><body><p>Hello, world!</p></body></html>"));
    
    // 要素の選択と取得
    var paragraph = document.QuerySelector("p");
    Console.WriteLine(paragraph.TextContent);
    
  • 特徴
    • CSSセレクターを使用できるため、HTML要素の選択が直感的。
    • HTML5の最新の機能に対応。
    • 非同期処理が可能で、パフォーマンスが向上。

CsQuery

  • 使用方法
    using CsQuery;
    
    // HTML文書の読み込み
    var dom = CQ.Create("<html><head><title>Example</title></head><body><p>Hello, world!</p></body></html>");
    
    // 要素の選択と取得
    var paragraph = dom["p"];
    Console.WriteLine(paragraph.Text());
    
  • 特徴
    • jQueryライクなAPIを提供し、DOM操作がシンプル。
    • CSSセレクターを使用可能。
    • XPathもサポート。

NodaTime.Html

  • 使用方法
    using NodaTime.Html;
    
    // HTML文書の読み込み
    var html = "<p>The time is <time datetime='2023-12-31T23:59:59Z'>23:59:59</time></p>";
    
    // 日時情報の取得
    var time = HtmlLocalDateTime.Parse(html);
    Console.WriteLine(time);
    
  • 特徴
    • NodaTimeライブラリと組み合わせて、HTML内の日付や時刻を解析できる。

Regex (正規表現)

  • 使用方法
    using System.Text.RegularExpressions;
    
    // HTML文書の読み込み
    var html = "<p>Hello, world!</p>";
    
    // 正規表現による抽出
    var match = Regex.Match(html, "<p>(.*?)</p>");
    if (match.Success)
    {
        Console.WriteLine(match.Groups[1].Value);
    }
    
  • 特徴
    • シンプルなパターンマッチングに適している。
    • 複雑なHTML構造には適さない場合がある。

c# html html-agility-pack



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