【保存版】VSCodeでVue.js + TypeScriptで発生する「モジュールが見つかりません」エラーを完全解決!

2024-06-27

VSCode で Vue.js コンポーネントを TypeScript でインポート時に発生する "モジュールが見つかりません" エラーの解決策

VSCode で Vue.js 開発を行う際、TypeScript を使用して Vue.js コンポーネントをインポートしようとすると、コンパイル時に "モジュールが見つかりません" エラーが発生することがあります。このエラーは、様々な原因によって発生する可能性があります。

原因

このエラーが発生する主な原因は以下の通りです。

  • パスが間違っている: コンポーネントへのパスが間違っている場合、VSCode はモジュールを見つけることができず、エラーが発生します。
  • 型定義ファイルがない: Vue.js コンポーネントは、.vue ファイルに加えて、.d.ts ファイルと呼ばれる型定義ファイルも必要です。このファイルが存在しない場合、VSCode は型情報を解析できず、エラーが発生します。
  • VSCode の設定が間違っている: VSCode の TypeScript 設定が正しく構成されていない場合も、このエラーが発生する可能性があります。
  • Volar 拡張機能の競合: Volar と VSCode のビルトイン TypeScript 拡張機能が競合する場合、このエラーが発生することがあります。

解決策

このエラーを解決するには、以下の手順を試してください。

パスを確認する

コンポーネントへのパスが正しいことを確認してください。相対パスを使用する場合は、コンポーネントからの相対パスであることを確認してください。

型定義ファイルを確認する

コンポーネントに .d.ts ファイルが存在することを確認してください。存在しない場合は、手動で作成する必要があります。型定義ファイルの内容は、コンポーネントで使用されている型を反映する必要があります。

VSCode の設定を確認する

VSCode の TypeScript 設定が正しく構成されていることを確認してください。特に、以下のような設定を確認してください。

  • compilerOptions.baseUrl:プロジェクトのルートディレクトリを設定します。
  • paths:エイリアスを使用して、モジュールのパスを短縮することができます。

Volar 拡張機能を使用している場合は、無効にしてみてください。Volar と VSCode のビルトイン TypeScript 拡張機能が競合している可能性があります。

その他のヒント

  • エラーメッセージをよく読んで、何が原因なのかを確認してください。
  • TypeScript コンパイラログを確認すると、詳細な情報が得られる場合があります。
  • Webpack や Vite などのビルドツールを使用している場合は、その設定を確認する必要があります。

    追加情報

    この問題は、VSCode、TypeScript、Vue.js のバージョンによって異なる場合があります。問題が発生した場合は、それぞれのツールの最新バージョンを使用していることを確認してください。また、関連するコミュニティフォーラムやドキュメントで情報を探すことも有効です。




    サンプルコード:Vue.js コンポーネントを TypeScript でインポート

    MyComponent.vue

    <template>
      <div>
        <h1>My Component</h1>
        <p>This is a Vue component.</p>
      </div>
    </template>
    
    <script lang="ts">
    export default {
      name: 'MyComponent',
    };
    </script>
    
    declare const _default: import('vue').ComponentOptions;
    export default _default;
    

    App.vue

    <template>
      <div>
        <my-component></my-component>
      </div>
    </template>
    
    <script lang="ts">
    import MyComponent from './MyComponent.vue';
    
    export default {
      components: {
        MyComponent,
      },
    };
    </script>
    

    このコードでは、まず MyComponent.vue ファイルでコンポーネントのテンプレートとスクリプトを定義します。script タグには lang="ts" 属性を追加して、TypeScript を使用するように指定します。

    次に、MyComponent.d.ts ファイルでコンポーネントの型定義を定義します。このファイルは、コンポーネントで使用されている型を TypeScript コンパイラに伝えるために必要です。

    最後に、App.vue ファイルで MyComponent コンポーネントをインポートして使用します。

    このコードは、Vue.js コンポーネントを TypeScript でインポートする基本的な方法を示しています。実際のプロジェクトでは、より複雑な構造になる可能性があります。

    補足

    • この例では、相対パスを使用してコンポーネントをインポートしています。プロジェクトの構成によっては、異なる方法でインポートする必要があります。
    • 型定義ファイルは手動で作成する必要がありますが、TypeScript ツールを使用して自動的に生成することもできます。
    • このコードは、Vue.js 3 と TypeScript 4.x を使用しています。古いバージョンの Vue.js や TypeScript を使用している場合は、コードを調整する必要がある場合があります。



    VSCode で Vue.js コンポーネントを TypeScript でインポートするその他の方法

    @ 構文を使用する

    VSCode 拡張機能である Vetur をインストールすると、@ 構文を使用してコンポーネントをインポートすることができます。この構文を使用すると、パスを指定する必要がなくなり、コードがより簡潔になります。

    例:

    import MyComponent from '@/components/MyComponent.vue';
    

    alias を使用する

    VSCode の TypeScript 設定で paths オプションを使用して、エイリアスを定義することができます。エイリアスを使用すると、長いパスを短縮して、コードをより読みやすくすることができます。

    {
      "compilerOptions": {
        "baseUrl": "./src",
        "paths": {
          "@components": "./components"
        }
      }
    }
    

    この設定を追加すると、以下のようになります。

    import MyComponent from '@components/MyComponent.vue';
    

    相対パスを使用する

    コンポーネントをインポートするファイルからの相対パスを使用して、コンポーネントをインポートすることもできます。ただし、この方法を使用すると、プロジェクトの構造が変更された場合に、パスを変更する必要がある可能性があることに注意する必要があります。

    import MyComponent from './components/MyComponent.vue';
    

    require 関数を使用する

    Node.js の require 関数を使用して、コンポーネントをインポートすることもできます。ただし、この方法は非推奨であり、TypeScript ではあまり一般的ではありません。

    const MyComponent = require('./components/MyComponent.vue').default;
    

    最良の方法を選択する

    どの方法を使用するかは、個人の好みとプロジェクトの要件によって異なります。一般的には、@ 構文またはエイリアスを使用すると、コードが簡潔で読みやすくなります。ただし、プロジェクトの構造が頻繁に変更される場合は、相対パスを使用する方がよい場合があります。


      typescript vue.js visual-studio-code


      ネストされたクラス vs 名前空間 vs モジュール:どれを使うべき?

      TypeScriptには、主に3種類のネストされたクラスがあります。公開ネストされたクラス: public キーワードを使用して宣言されます。外部クラスからも内部クラスからもアクセスできます。ネストされたクラスを使用する利点は次のとおりです。...


      Angularでアクティブルートを駆使して、自由自在なページ遷移を実現

      アクティブルートは、現在表示されているページまたはコンポーネントに対応するルート情報を表します。Angularでは、ActivatedRoute クラスを使用してアクティブルートを取得できます。アクティブルートを取得するには、以下の方法があります。...


      Lodash ライブラリの _.merge() 関数でオブジェクトプロパティを結合する

      スプレッド構文は、オブジェクトリテラルや関数呼び出しで、オブジェクトのプロパティを展開するのに役立ちます。この例では、obj1 と obj2 のプロパティを combinedObj に結合しています。 同名のプロパティが存在する場合、後から定義された方が優先されます。...


      Angular 2 モジュールにおけるエラー TS1192 の解決策:完全ガイド

      エラー内容:このエラーは、Angular 2 モジュールをインポートしようと試みた際に発生します。モジュールがデフォルトエクスポートを持っていない場合、TypeScript コンパイラはエラー TS1192 を出力します。原因:このエラーには、主に以下の2つの原因が考えられます。...


      TypeScript コードの互換性を向上させる: downlevelIteration オプションの活用

      ES6 以降で導入された新しいイテレータ構文は、古いブラウザではサポートされていません。downlevelIteration オプションを有効にすると、コンパイラはこれらの構文を古いブラウザでも動作するように書き換えます。downlevelIteration オプションを有効にすると、コンパイラはイテレータ構文をより効率的なコードに書き換えることができます。これは、特に古いブラウザでコードを実行する場合にパフォーマンスの向上につながる可能性があります。...