HTMLで日付入力のデフォルト値を設定する

2024-08-22

HTMLで日付入力のデフォルト値を今日にする方法

HTMLで日付入力フィールドを作成し、そのデフォルト値を今日の日付に設定する方法は以下の通りです。

inputタグのtype属性を使用

  • value属性に今日の日付を指定します。
  • type属性dateを指定することで、日付入力フィールドを作成します。

今日の日付を取得する方法

  • JavaScriptを使用して、現在の時刻を取得し、その日付部分のみを抽出してvalue属性に設定します。

HTMLコード

<input type="date" id="myDate" value="">

JavaScriptコード

// 現在の時刻を取得
const today = new Date();

// 年、月、日を抽出
const year = today.getFullYear();
const month = (today.getMonth() + 1).toString().padStart(2, '0'); // 月は0から始まるので1を加えて2桁にパディング
const day = today.getDate().toString().padStart(2, '0');

// 日付をフォーマットしてvalue属性に設定
document.getElementById("myDate").value = `${year}-${month}-${day}`;

動作確認

  1. HTMLファイルを作成し、上記のコードを貼り付けます。
  2. ブラウザでHTMLファイルを開くと、日付入力フィールドが表示され、デフォルト値として今日の日付が設定されていることを確認できます。

注意

  • JavaScriptのコードをHTMLファイルに直接記述するか、外部のJavaScriptファイルから読み込むことができます。
  • ブラウザによっては、日付入力フィールドの表示形式が異なる場合があります。



コードの解説

<input type="date" id="myDate" value="">
  • value="": この要素の初期値(デフォルト値)を指定します。ここでは、まだ何も入力されていない状態を表すために空文字列になっています。
  • id="myDate": この要素を一意に識別するためのIDを付けています。JavaScriptでこの要素を参照する際に使用します。
  • <input type="date">: この部分は、HTMLで日付を入力するための要素を定義しています。
// 現在の時刻を取得
const today = new Date();

// 年、月、日を抽出
const year = today.getFullYear();
const month = (today.getMonth() + 1).toString().padStart(2, '0'); // 月は0から始まるので1を加えて2桁にパディング
const day = today.getDate().toString().padStart(2, '0');

// 日付をフォーマットしてvalue属性に設定
document.getElementById("myDate").value = `${year}-${month}-${day}`;
  • document.getElementById("myDate").value =year−{month}-${day};: IDが"myDate"の要素(日付入力フィールド)のvalue属性に、先ほど作成した年、月、日の文字列をハイフンで連結したものを設定します。これにより、日付入力フィールドの初期値が今日の日付になります。
  • const day = today.getDate().toString().padStart(2, '0');: 日を抽出し、同様に2桁に揃えます。
  • const month = (today.getMonth() + 1).toString().padStart(2, '0');: 月を抽出しますが、月の値は0から始まるため1を加えます。その後、文字列に変換し、桁数が1桁の場合は先頭に0を追加して2桁に揃えます。
  • const year = today.getFullYear();: 取得した日付から年を抽出します。
  • const today = new Date();: Dateオブジェクトを作成し、現在の時刻を取得します。

動作の仕組み

  1. HTMLファイルを読み込む: ブラウザがHTMLファイルを読み込むと、<input type="date">要素が作成されます。
  2. JavaScriptを実行: ブラウザはJavaScriptコードを実行します。
  3. 今日の日付を取得: JavaScriptコードはDateオブジェクトを使用して、現在の時刻を取得し、年、月、日を抽出します。
  4. 日付をフォーマット: 抽出した年、月、日を「YYYY-MM-DD」の形式にフォーマットします。
  5. value属性に設定: フォーマットした日付を、IDが"myDate"の要素のvalue属性に設定します。これにより、日付入力フィールドの初期値が今日の日付に更新されます。

このコードは、JavaScriptのDateオブジェクトを使用して現在の時刻を取得し、その日付をHTMLの日付入力フィールドのデフォルト値として設定する仕組みになっています。これにより、ユーザーが日付入力フィールドを開いたときに、今日の日付が自動的に表示されるようになります。

応用

  • 日付のフォーマットの変更: 日付の表示形式を「YYYY/MM/DD」など、任意の形式に変更できます。
  • イベントの追加: onchangeイベントなどを追加することで、日付が変更されたときに特定の処理を実行できます。
  • 最小値・最大値の設定: min属性とmax属性を使用することで、選択可能な日付範囲を制限できます。
  • ライブラリの利用: より複雑な日付操作を行う場合は、Moment.jsなどの日付操作ライブラリを利用することもできます。
  • ブラウザの互換性: このコードは、モダンブラウザであれば基本的に動作しますが、古いブラウザでは一部の機能がサポートされていない場合があります。



JavaScriptのライブラリを利用する

  • 代表的なライブラリ
    • Moment.js
      日付と時刻を操作するための強力なライブラリ。
    • date-fns
      シンプルで軽量な日付操作ライブラリ。
  • デメリット
  • メリット
    • より複雑な日付操作やフォーマットを簡単に実現できる。
    • ブラウザの互換性問題を軽減できる。

例(Moment.jsの場合)

const moment = require('moment'); // Moment.jsを導入している場合

const today = moment().format('YYYY-MM-DD');
document.getElementById("myDate").value = today;

HTML5のdatetime-local型を使用する

  • デメリット
    • 古いブラウザではサポートされていない可能性がある。
    • 時刻まで入力する必要がある場合に不要な場合もある。
  • メリット
    • 日付だけでなく、時刻も入力できる。
    • モダンブラウザであれば特別な設定なしで利用できる。


<input type="datetime-local" id="myDateTime" value="">
const today = new Date();
const isoString = today.toISOString().slice(0, 16); // 時刻部分を切り捨てる
document.getElementById("myDateTime").value = isoString;

サーバーサイドで設定する

  • デメリット
  • メリット
    • 初期表示時にクライアントサイドでJavaScriptを実行する必要がない。
    • サーバー側のテンプレートエンジンで日付を生成できる。

例(PHPの場合)

<?php
$today = date("Y-m-d");
?>

<input type="date" id="myDate" value="<?php echo $today; ?>">

CSSのカスタム属性を利用する

  • デメリット
    • ブラウザのサポート状況に注意が必要。
    • 複雑な処理には不向き。
  • メリット
#myDate::before {
  content: attr(data-date);
}
<input type="date" id="myDate" data-date="<?php echo $today; ?>">

どの方法を選ぶべきか?

  • CSSで制御したい場合
    CSSのカスタム属性を利用する。
  • サーバーサイドで生成したい場合
    サーバーサイドのプログラミング言語で処理する。
  • 複雑な日付操作が必要な場合
    Moment.jsなどのライブラリがおすすめ。
  • シンプルに実装したい場合
    JavaScriptの標準機能で十分な場合が多い。

選択のポイントは、

  • ブラウザのサポート状況
    どのブラウザで動作させるか。
  • 開発環境
    どのプログラミング言語やライブラリを使用しているか。
  • プロジェクトの要件
    どの程度の機能が必要か。

などを考慮して決定しましょう。

  • セキュリティ面では、ユーザーが入力した日付をそのままデータベースに保存するのではなく、適切なサニタイジング処理を行う必要があります。
  • 上記以外にも、フレームワークやライブラリによっては、より簡単に日付入力のデフォルト値を設定できる機能が提供されている場合があります。

html date input



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