【徹底解説】ブラウザがウェブフォントをレンダリングする仕組みと、そのフォントを見抜くテクニック

2024-07-27

ブラウザが実際にテキストを表示するために使用しているフォントを特定する方法

ブラウザが実際に使用しているフォントを特定するには、以下の方法があります。

ブラウザの開発者ツールを使用する

ほとんどのブラウザには、開発者ツールと呼ばれる機能が搭載されています。このツールを使用すると、Webページのソースコードやスタイルシートを調べたり、ページのレンダリングに関する情報を表示したりすることができます。

ブラウザによって開発者ツールの起動方法は異なりますが、一般的には以下のいずれかの方法で行うことができます。

  • ブラウザのメニューから開く。 ブラウザのメニューから「ツール」または「オプション」を選択し、「開発者ツール」または「Web開発者ツール」などの項目をクリックすると開きます。
  • ショートカットキーを使用する。 多くの場合、Ctrl + Shift + I または F12 キーを押すと開発者ツールが開きます。

開発者ツールが開いたら、以下の手順でブラウザが実際に使用しているフォントを特定できます。

  1. 検証したいテキストを含むWebページを開きます。
  2. 開発者ツールの中で、「要素の検証」または「検査」と呼ばれる機能を選択します。
  3. 検証したいテキストをクリックします。
  4. ブラウザによって異なりますが、「計算スタイル」または「スタイル」と呼ばれるタブに移動すると、そのテキストに適用されているスタイルが表示されます。
  5. 「フォント」という項目を確認すると、ブラウザが実際に使用しているフォントファミリー、フォントサイズ、行間などの情報が表示されます。

Webページのソースコードを確認する

Webページのソースコードを確認することで、ブラウザがどのフォントを読み込むように指示されているのかを確認することができます。ただし、ブラウザが実際に使用するフォントは、ユーザーのコンピュータにインストールされているフォントや、ブラウザの設定などによって異なる場合があることに注意する必要があります。

Webページのソースコードを確認するには、以下の手順を行います。

  1. ブラウザのメニューから「ソースを表示」または「ページのソースを表示」などの項目を選択すると、ソースコードが表示されます。
  2. @font-face ルールを探します。このルールは、ブラウザがWebフォントを読み込むように指示するために使用されます。
  3. font-family プロパティを確認すると、ブラウザが読み込むように指示されているフォントファミリーが表示されます。

ブラウザ拡張機能を使用する

ブラウザが実際に使用しているフォントを特定するのに役立つブラウザ拡張機能がいくつかあります。これらの拡張機能は、開発者ツールよりも使いやすい場合がありますが、機能や信頼性は拡張機能によって異なることに注意する必要があります。

以下に、いくつかの例を示します。

これらの拡張機能をインストールすると、Webページ上のテキストにカーソルを合わせると、ブラウザが実際に使用しているフォントに関する情報が表示されます。

注意事項

  • Webフォントを使用している場合、ブラウザがフォントファイルをダウンロードするまで、実際のフォントが表示されない場合があります。
  • ブラウザが実際に使用するフォントは、ユーザーのコンピュータにインストールされているフォントや、ブラウザの設定などによって異なる場合があることに注意する必要があります。



<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>Font Inspector</title>
  <style>
    #font-info {
      position: fixed;
      top: 0;
      left: 0;
      background-color: rgba(0, 0, 0, 0.5);
      color: #fff;
      padding: 10px;
      z-index: 1000;
    }
  </style>
</head>
<body>
  <p>This is some text.</p>
  <p>This is some <b>bold text</b>.</p>
  <p>This is some <i>italic text</i>.</p>

  <div id="font-info"></div>

  <script>
    const fontInfo = document.getElementById('font-info');

    document.addEventListener('mousemove', (event) => {
      const element = document.elementFromPoint(event.clientX, event.clientY);
      if (element && element.nodeType === 1) {
        const style = window.getComputedStyle(element);
        const fontFamily = style.fontFamily;
        const fontSize = style.fontSize;
        const lineHeight = style.lineHeight;

        fontInfo.textContent = `
          Font Family: ${fontFamily}
          Font Size: ${fontSize}
          Line Height: ${lineHeight}
        `;
      } else {
        fontInfo.textContent = '';
      }
    });
  </script>
</body>
</html>

説明

このコードは以下の通り動作します。

  1. HTMLファイルには、いくつかの段落要素と、ブラウザが実際に使用しているフォント情報を表示するための div 要素が含まれています。
  2. CSSには、font-info 要素のスタイルが定義されています。このスタイルは、要素を固定位置に配置し、半透明の黒い背景色で表示します。
  3. JavaScriptコードは、mousemove イベントリスナーを登録します。このリスナーは、マウスカーソルがWebページ上を移動するたびに実行されます。
  4. イベントリスナーは、document.elementFromPoint() 関数を使用して、マウスカーソルが現在位置している要素を取得します。
  5. 取得した要素が要素ノードである場合、window.getComputedStyle() 関数を使用して、その要素のスタイルを取得します。
  6. スタイルオブジェクトから、fontFamilyfontSizelineHeight プロパティの値を取得します。
  7. 取得した情報を font-info 要素のテキストコンテンツに設定します。

このコードを実行すると、Webページ上のテキストにカーソルを合わせると、そのテキストに適用されているフォントファミリー、フォントサイズ、行間などの情報が表示されます。

  • このコードはあくまでも例であり、すべての状況で正しく動作するとは限りません。



ブラウザのスクリーンショットを撮り、画像認識ツールを使用して、画像に含まれるフォントを識別することができます。この方法は、比較的簡単に実行できますが、精度が低い場合があることに注意する必要があります。

専門のフォント識別ツールを使用する

フォントの識別に特化した専門のツールがいくつかあります。これらのツールは、画像やスクリーンショットからフォントを識別するだけでなく、類似するフォントや商用利用可能なフォントを提案するなどの機能も提供している場合があります。

それぞれの方法の比較

方法メリットデメリット
ブラウザの開発者ツールを使用する比較的簡単詳細な情報が得られる
Webページのソースコードを確認する簡単詳細な情報が得られる
スクリーンショットを撮って画像認識ツールを使用する簡単専門知識が不要
専門のフォント識別ツールを使用する高精度有料のものが多い
ブラウザの拡張機能を使用する簡単専門知識が不要

css browser fonts



Webサイトをもっとおしゃれに!CSSで角丸デザインを取り入れる

CSSの border-radius プロパティを使って、要素の角を丸くすることができます。これは、ボタン、画像、ボックスなど、さまざまな要素に適用できます。基本的な使い方上記の例では、すべての角が半径10pxの円弧で丸められます。四隅個別に設定...


テキストエリア自動サイズ調整 (Prototype.js)

Prototype. js を使用してテキストエリアのサイズを自動調整する方法について説明します。Prototype. js を読み込みます。window. onload イベントを使用して、ページの読み込み後にスクリプトを実行します。$('myTextarea') でテキストエリアの要素を取得します。...


順序付きリストのカスタマイズ方法

HTML、CSS、そしてHTML リストを使用することで、順序付きリストの番号をカスタマイズすることができます。リスト項目 <li>タグを使用して作成します。順序付きリスト <ol>タグを使用して作成します。例CSSを使用して、順序付きリストの番号をカスタマイズすることができます。...


CSS最小高さレイアウト解説

HTML、CSS、XHTMLにおける100%最小高さCSSレイアウトについて、日本語で解説します。100% 最小高さレイアウトは、要素の最小高さを親要素の100%に設定するCSSレイアウト手法です。これにより、要素が常に親要素と同じ高さになるよう確保することができます。...


現代におけるHTMLとCSSにおけるテーブルの役割:DIVsの限界を超えて

従来、Webページのレイアウトにはテーブルタグ (<table>) がよく用いられていました。しかし近年は、CSSの進化により、テーブルタグよりも柔軟で軽量なレイアウトを実現できるDIVタグ (<div>) が主流となっています。しかし、特定の状況下では、DIVsよりもテーブルの方が適している場合もあります。例えば、以下のケースが挙げられます。...



SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



Internet Explorer 7 で子要素の幅が意図せず崩れる?原因と解決策を解説

Internet Explorer 7 (IE7) では、絶対配置された親要素の子要素にパーセンテージ幅を設定すると、幅が意図せず崩れる場合があります。これは、IE7 の古いボックスモデルと CSS 2.1 の解釈に起因する問題です。原因この問題の根本的な原因は、IE7 が古いボックスモデルを使用していることです。このモデルでは、要素の幅はコンテンツ幅、パディング、ボーダーの合計で計算されます。一方、CSS 2.1 では、要素の幅はコンテンツ幅のみで計算されます。


ユーザーのタイムゾーン決定方法

HTML、ブラウザ、タイムゾーンの文脈で「ユーザーのタイムゾーンを決定する」とは、Webページのユーザーが現在いる地域の時間帯を特定することを指します。JavaScriptのIntl. DateTimeFormatオブジェクトを使用する Intl


JavaScript、HTML、CSSでWebフォントを検出する方法

CSS font-family プロパティを使用するCSS font-family プロパティは、要素に適用されるフォントファミリーを指定するために使用されます。このプロパティを使用して、Webページで使用されているフォントのリストを取得できます。


オートコンプリート無効化設定

上記のコードでは、usernameという名前の入力フィールドにautocomplete="off"を設定しています。これにより、ブラウザは過去の入力履歴に基づいて自動的に値を提案しなくなります。autocomplete属性には、以下のような値を設定することもできます。


HTML要素の背景色をJavaScriptでCSSプロパティを使用して設定する方法

JavaScriptを使用すると、CSSプロパティを動的に変更して、HTML要素の背景色を制御できます。この方法により、ユーザーの入力やページの状況に応じて、背景色をカスタマイズすることができます。HTML要素の参照を取得HTML要素の参照を取得