「Cannot find namespace 'ctx'」エラーはもう怖くない! React、TypeScript、Ionic4 でコンテキストをマスターする
React、TypeScript、Ionic4 でコンテキストを作成するときに発生する「名前空間 'ctx' を見つかりません」エラーの解決策
React、TypeScript、Ionic4 を使用してコンテキストを作成しようとすると、「名前空間 'ctx' を見つかりません」というエラーが発生することがあります。
原因
このエラーは、通常、ctx
という名前の変数が宣言されていないために発生します。コンテキスト API は、コンテキスト オブジェクトを現在のコンポーネント ツリー全体で共有するために使用されます。このオブジェクトには、コンポーネント間で共有する必要があるデータを含めることができます。
解決策
このエラーを解決するには、以下のいずれかの方法を実行します。
ctx
という名前の変数を宣言します。
const ctx = React.createContext<MyContextValue>(defaultValue);
useContext
フックをインポートします。
import React from 'react';
const MyComponent: React.FC = () => {
const { value } = useContext(ctx);
// ...
};
Provider
コンポーネントを使用します。
import React from 'react';
const MyProvider: React.FC = ({ children }) => {
const value = {
// ...
};
return (
<ctx.Provider value={value}>
{children}
</ctx.Provider>
);
};
ctx
という名前は、単なる慣習です。好きな名前を使用できます。
例
以下の例は、ctx
という名前のコンテキストを作成し、そのコンテキストを使用してコンポーネント間でデータを共有する方法を示しています。
import React from 'react';
// コンテキストを作成します
const ctx = React.createContext<MyContextValue>(defaultValue);
// コンテキスト値の型を定義します
interface MyContextValue {
count: number;
setCount: (newCount: number) => void;
}
// デフォルト値を定義します
const defaultValue: MyContextValue = {
count: 0,
setCount: (newCount: number) => {
// ...
},
};
// Provider コンポーネントを作成します
const MyProvider: React.FC = ({ children }) => {
const [count, setCount] = React.useState(0);
const value: MyContextValue = {
count,
setCount,
};
return (
<ctx.Provider value={value}>
{children}
</ctx.Provider>
);
};
// コンシューマー コンポーネントを作成します
const MyConsumer: React.FC = () => {
const { count, setCount } = useContext(ctx);
return (
<div>
<p>カウント: {count}</p>
<button onClick={() => setCount(count + 1)}>インクリメント</button>
</div>
);
};
// アプリケーションをレンダリングします
const App: React.FC = () => {
return (
<MyProvider>
<MyConsumer />
</MyProvider>
);
};
export default App;
この例では、MyContextValue
という名前のコンテキストが作成されます。このコンテキストには、count
という名前の変数と、setCount
という名前の関数が含まれます。MyProvider
コンポーネントは、このコンテキストの値を提供します。MyConsumer
コンポーネントは、このコンテキストの値を消費します。
import React from 'react';
// コンテキストを作成します
const ctx = React.createContext<MyContextValue>(defaultValue);
// コンテキスト値の型を定義します
interface MyContextValue {
count: number;
setCount: (newCount: number) => void;
}
// デフォルト値を定義します
const defaultValue: MyContextValue = {
count: 0,
setCount: (newCount: number) => {
// ...
},
};
// Provider コンポーネントを作成します
const MyProvider: React.FC = ({ children }) => {
const [count, setCount] = React.useState(0);
const value: MyContextValue = {
count,
setCount,
};
return (
<ctx.Provider value={value}>
{children}
</ctx.Provider>
);
};
// コンシューマー コンポーネントを作成します
const MyConsumer: React.FC = () => {
const { count, setCount } = useContext(ctx);
return (
<div>
<p>カウント: {count}</p>
<button onClick={() => setCount(count + 1)}>インクリメント</button>
</div>
);
};
// アプリケーションをレンダリングします
const App: React.FC = () => {
return (
<MyProvider>
<MyConsumer />
</MyProvider>
);
};
export default App;
コードの説明
- createContext 関数
この関数は、コンテキスト オブジェクトを作成するために使用されます。引数として、コンテキスト値の型とデフォルト値を渡します。 - MyContextValue インターフェース
このインターフェースは、コンテキスト値の型を定義します。count
という名前の変数と、setCount
という名前の関数が含まれます。 - defaultValue オブジェクト
このオブジェクトは、コンテキスト値のデフォルト値を定義します。 - MyProvider コンポーネント
このコンポーネントは、コンテキスト値を提供します。useState
フックを使用して、count
という名前の変数を宣言します。この変数は、コンポーネントの状態を表します。setCount
関数は、count
変数の値を更新するために使用されます。 - MyConsumer コンポーネント
このコンポーネントは、コンテキスト値を消費します。useContext
フックを使用して、コンテキスト値を取得します。 - App コンポーネント
このコンポーネントは、アプリケーションのルート コンポーネントです。MyProvider
コンポーネントをラップして、コンテキスト値を子コンポーネントに提供します。
このコードを実行する方法
- このコードを
index.tsx
などのファイルに保存します。 - 次のコマンドを実行して、アプリケーションをビルドします。
npx ionic build
npx ionic serve
ブラウザで http://localhost:8080
にアクセスすると、アプリケーションが表示されます。
このコードをどのようにカスタマイズできますか?
このコードをさまざまな方法でカスタマイズできます。たとえば、次のことができます。
MyConsumer
コンポーネントに機能を追加します。- コンテキスト値のデフォルト値を変更します。
import React from 'react';
// コンテキストを作成します
const ctx = React.createContext<MyContextValue>(defaultValue);
// コンテキスト値の型を定義します
interface MyContextValue {
count: number;
setCount: (newCount: number) => void;
}
// デフォルト値を定義します
const defaultValue: MyContextValue = {
count: 0,
setCount: (newCount: number) => {
// ...
},
};
// Provider コンポーネントを作成します
const MyProvider: React.FC = ({ children }) => {
const [state, dispatch] = React.useReducer(reducer, defaultValue);
return (
<ctx.Provider value={{ state, dispatch }}>
{children}
</ctx.Provider>
);
};
// reducer 関数を定義します
const reducer = (state: MyContextValue, action: MyContextAction) => {
switch (action.type) {
case 'INCREMENT':
return { count: state.count + 1 };
case 'DECREMENT':
return { count: state.count - 1 };
default:
return state;
}
};
// アクション タイプを定義します
type MyContextAction = {
type: 'INCREMENT' | 'DECREMENT';
};
// コンシューマー コンポーネントを作成します
const MyConsumer: React.FC = () => {
const { state, dispatch } = useContext(ctx);
return (
<div>
<p>カウント: {state.count}</p>
<button onClick={() => dispatch({ type: 'INCREMENT' })}>インクリメント</button>
<button onClick={() => dispatch({ type: 'DECREMENT' })}>デクリメント</button>
</div>
);
};
// アプリケーションをレンダリングします
const App: React.FC = () => {
return (
<MyProvider>
<MyConsumer />
</MyProvider>
);
};
export default App;
useMemo フックを使用する
useMemo
フックを使用して、コンテキスト値を計算することもできます。この方法は、コンテキスト値が計算コストの高い場合に役立ちます。
import React from 'react';
// コンテキストを作成します
const ctx = React.createContext<MyContextValue>(defaultValue);
// コンテキスト値の型を定義します
interface MyContextValue {
count: number;
setCount: (newCount: number) => void;
}
// デフォルト値を定義します
const defaultValue: MyContextValue = {
count: 0,
setCount: (newCount: number) => {
// ...
},
};
// Provider コンポーネントを作成します
const MyProvider: React.FC = ({ children }) => {
const calculatedValue = React.useMemo(() => {
// コンテキスト値を計算します
const count = 0;
return { count, setCount: () => {} };
}, []);
return (
<ctx.Provider value={calculatedValue}>
{children}
</ctx.Provider>
);
};
// コンシューマー コンポーネントを作成します
const MyConsumer: React.FC = () => {
const { count, setCount } = useContext(ctx);
return (
<div>
<p>カウント: {count}</p>
<button onClick={() => setCount(count + 1)}>インクリメント</button>
</div>
);
};
// アプリケーションをレンダリングします
const App: React.FC = () => {
return (
<MyProvider>
<MyConsumer />
</MyProvider>
);
};
export default App;
カスタムフックを使用する
カスタムフックを使用して、コンテキスト ロジックをカプセル化することもできます。この方法は、コンテキスト ロジックが複雑な場合に役立ちます。
import React from 'react';
// コンテキスト
reactjs typescript ionic4