HTMLの中点エンティティについて
HTML エンティティで中点(ミドルドット)を使用する
HTML エンティティは、特殊文字や記号を HTML 文書内で表現するために使用されるコードです。中点(ミドルドット)も、エンティティを使用して表すことができます。
中点(ミドルドット)の HTML エンティティ
中点(ミドルドット)の HTML エンティティは ·
です。
例
<p>これは中点(·)を使ったテキストです。</p>
このコードをブラウザで表示すると、以下のように中点が表示されます。
これは中点(•)を使ったテキストです。
エンティティを使用する理由
HTML エンティティを使用することで、特殊文字や記号を正確に表示し、文字コードの混乱を避けることができます。特に、特殊文字を直接入力すると、ブラウザによっては誤って解釈される可能性があります。
注意
- エンティティの代わりに、Unicode 文字そのものを直接使用することもできますが、ブラウザのサポート状況によっては正しく表示されない場合があります。
- 中点(ミドルドット)は、Unicode 文字 U+00B7 に対応しています。
HTMLの中点エンティティについて、さらに詳しく解説します
HTML エンティティとは?
HTML エンティティは、HTML 文書内で特殊文字や記号を表現するためのコードです。例えば、<(小なり)や >(大なり)といった記号は、HTML タグの開始と終了を表すために使用されるため、そのまま記述すると HTML タグとして解釈されてしまいます。このような場合に、エンティティを使用して、これらの文字をただの文字として表示することができます。
中点(ミドルドット)は、数学や科学の分野でよく使われる記号です。この中点を HTML で表示するために、·
というエンティティを使用します。
例1:単純な表示
<p>これは中点です:·</p>
これは中点です:•
例2:文章の中での使用
<p>A ・ B ・ C</p>
上記のコードでは、中点を用いて項目を区切っています。
エンティティの種類
HTML エンティティには、大きく分けて以下の2種類があります。
- 名前付きエンティティ
のように、文字の名前を指定したもの。 - 数値エンティティ
·
のように、文字の Unicode 文字コードを10進数で表したもの。
- 可読性
特殊文字を直接入力するよりも、エンティティを使用することで、コードの意図が分かりやすくなります。 - ブラウザの互換性
すべてのブラウザが同じ文字コードを正しく解釈するとは限らないため、エンティティを使用することで、異なるブラウザでも同じように表示されることを保証できます。
具体的な使用例
- 図表
図表の中に、中点を用いて説明を加えることができます。 - 数学式
数式の中で、乗算記号として中点を使用することができます。 - 箇条書き
リスト項目を区切る際に、中点を使用することができます。
HTML エンティティは、HTML 文書内で特殊文字を正確に表示するために不可欠なものです。中点(ミドルドット)のエンティティ ·
を覚えておけば、様々な場面で活用することができます。
- 文字コード
文字をコンピュータで扱うために、各文字に割り当てられた数値です。 - Unicode
Unicode は、世界のすべての文字を網羅する文字エンコーディング方式です。
中点以外にも、様々なエンティティが存在します。例えば、
- クォーテーション:
"
- 大なり:
>
- アンパサンド:
&
- 空白:
などがあります。これらのエンティティは、HTML 文書を作成する際に頻繁に利用されます。
さらに詳しく知りたい方へ
- Unicode
Unicode Consortium のウェブサイトで、Unicode について詳しく学ぶことができます。 - HTML リファレンス
さまざまな HTML タグやエンティティの一覧が掲載されています。
HTML 中点の代替表現方法について
HTML 中点(ミドルドット)は、·
という数値エンティティで表現するのが一般的ですが、他にもいくつかの表現方法があります。これらの方法を使い分けることで、より柔軟なコーディングが可能になります。
名前付きエンティティ
数値エンティティの代わりに、名前付きエンティティを使用することもできます。ただし、中点に対応する名前付きエンティティは、一般的に定義されていません。
Unicode 文字直接入力
直接 Unicode 文字を入力する方法もあります。中点の Unicode 文字は U+00B7
です。
<p>これは中点です:·</p>
&#x
の後に16進数で Unicode 文字コードを記述します。
CSS の content プロパティ
CSS の content
プロパティを利用して、擬似要素に中点を表示させることも可能です。
<p class="dot">これは中点です。</p>
<style>
.dot::after {
content: "\00B7";
}
</style>
- 擬似要素
::after
を使用することで、要素の後ろに中点を追加できます。 content
プロパティの中に、Unicode 文字を直接記述します。
フォントアイコン
フォントアイコンを利用する方法もあります。Font Awesome や Material Icons などのフォントアイコンライブラリには、中点に似たアイコンが用意されている場合があります。
<link rel="stylesheet" href="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/font-awesome/6.4.2/css/all.min.css" integrity="sha512-z3gLpdmOHSUnXTr9q4uCS4ASxrg5N6amD26vbEDcSvnnau34i1cU-"+
"s4gfE07mXq1+uU/y/evvWKcpwJ4uZ4Y1VG/W8QO==" crossorigin="anonymous" referrerpolicy="no-referrer" />
<p>これは中点です:<i class="fas fa-circle"></i></p>
- 中点と完全に一致するアイコンがない場合は、似たアイコンを使用します。
- フォントアイコンのクラス名を指定して、アイコンを表示させます。
どの方法を選ぶべきか?
- 柔軟性
CSS のcontent
プロパティやフォントアイコンは、より高度なデザインを実現できますが、実装が複雑になる場合があります。 - 可読性
名前付きエンティティは、コードの意図が分かりやすい場合がありますが、中点に対応する名前付きエンティティは定義されていないことが多いです。 - シンプルさ
数値エンティティが最もシンプルで、どのブラウザでも確実に表示されます。
選ぶ際のポイント
- メンテナンス性
将来的にコードを変更する可能性を考慮して、分かりやすい方法を選びます。 - デザイン
デザインに合わせて、最適な表現方法を選びます。 - ブラウザの互換性
古いブラウザでは、一部の表現方法がサポートされていない場合があります。
HTML 中点の表現方法は、数値エンティティ以外にも様々な方法があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、状況に合わせて適切な方法を選択することが重要です。
- CSS レファレンス
MDN Web Docsなどで、CSSのプロパティについて詳しく調べることができます。 - フォントアイコンライブラリ
Font Awesome, Material Icons, Ioniconsなど、様々なライブラリがあります。 - エンティティリファレンス
W3Schoolsなどのサイトで、エンティティの一覧を確認できます。
html html-entities