HTML、CSS、CSS セレクターにおける「特定のクラスを持つ最後の要素を選択する方法」の日本語解説

問題と解決策

HTMLの親要素内に複数の要素が存在する場合、その中の特定のクラスを持つ最後の要素をどのように選択するかという問題がよくあります。この問題を解決するために、CSSのセレクターを使用します。

CSS セレクターの使用方法

以下のCSSセレクターを使用することで、特定のクラスを持つ最後の要素を選択できます。

.target-class:last-of-type

• .target-class: 対象のクラス名です。
• :last-of-type: 同じ要素の最後の要素を指定します。

例

<div class="parent">
  <p class="target-class">First paragraph</p>
  <div class="other-element">Other element</div>
  <p class="target-class">Second paragraph</p>
</div>

.target-class:last-of-type {
  color: red;
}

この例では、target-classを持つ最後の段落（つまり、"Second paragraph"）が赤色になります。

要点

• 他のセレクターと組み合わせて、より複雑な条件を指定することもできます。

• :last-child は、親要素の最後の子要素を指定します。特定のクラスを持つ最後の要素を指定したい場合は、:last-of-type を使用してください。
• :nth-of-type を使用して、特定の順序の要素を指定することもできます。例えば、:nth-of-type(2) は、同じ要素の2番目の要素を指定します。

最後の要素を選択するCSSの例

特定のクラスを持つ最後の要素を選択する

<div class="parent">
  <p class="target-class">First paragraph</p>
  <div class="other-element">Other element</div>
  <p class="target-class">Second paragraph</p>
</div>

.target-class:last-of-type {
  color: red;
}

最後の要素を直接選択する

<div class="parent">
  <p>First paragraph</p>
  <div>Other element</div>
  <p>Second paragraph</p>
</div>

.parent:last-child {
  color: red;
}

• :last-child は、親要素の最後の子要素を指定します。

JavaScriptを使用する

JavaScriptのDOM操作を使用して、特定のクラスを持つ最後の要素を取得することができます。

const targetElements = document.querySelectorAll('.target-class');
const lastElement = targetElements[targetElements.length - 1];
lastElement.style.color = 'red';

このコードでは、まずquerySelectorAllを使用して、target-classを持つすべての要素を取得します。次に、最後の要素を取得し、そのスタイルを変更します。

CSSの:nth-last-of-typeを使用する

:nth-last-of-typeセレクターを使用して、特定の順序の最後の要素を指定することもできます。

.target-class:nth-last-of-type(1) {
  color: red;
}

この例では、target-classを持つ最後の要素（つまり、1番目の最後の要素）が赤色になります。

• JavaScriptのDOM操作は、より柔軟な条件に基づいて要素を選択することができます。
• :nth-last-of-typeは、特定の順序の最後の要素を指定する際に便利です。