Angular Material でエラー「@angular/material/index.d.ts' はモジュールではありません」が発生する原因と解決策

エラー「@angular/material/index.d.ts' はモジュールではありません」の解説

Angular Material 7.0.0 より前のバージョンを使用している場合、index.d.ts ファイルはモジュールとして宣言されていません。この問題を解決するには、Angular Material を最新バージョンにアップデートする必要があります。

TypeScript の設定が正しくないと、index.d.ts ファイルがモジュールとして認識されない場合があります。この問題を解決するには、以下の設定を確認する必要があります。

• module オプションが es2015 または es6 に設定されていること

これらの設定を確認するには、tsconfig.json ファイルを開き、以下の項目を確認します。

{
  "compilerOptions": {
    "module": "es2015",
    "target": "es5"
  }
}

上記以外にも、以下の原因が考えられます。

• @angular/material が正しくインストールされていない
• node_modules フォルダが破損している
• キャッシュの問題

これらの原因を解決するには、以下の方法を試してください。

• npm install または yarn install を実行して、@angular/material を再インストールする
• node_modules フォルダを削除して、アプリケーションを再起動する
• ブラウザのキャッシュをクリアする

解決策

• 使用している Angular と Angular Material のバージョン
• 使用している TypeScript のバージョン
• tsconfig.json ファイルの内容
• エラーメッセージの詳細

<button mat-raised-button>ボタン</button>

import { Component } from '@angular/core';
import { MatButtonModule } from '@angular/material';

@Component({
  selector: 'my-app',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
  constructor() {}
}

このコードを実行するには、以下のコマンドを実行する必要があります。

ng serve

ブラウザで http://localhost:4200 を開くと、ボタンが表示されます。

エラーが発生するコード

以下のコードは、意図的にエラーを起こすために作成されています。

<button mat-raised-button>ボタン</button>

import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'my-app',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
  constructor() {}
}

このコードを実行すると、以下のエラーが発生します。

ERROR in src/app/app.component.ts (10,22): error TS2307: Cannot find module '@angular/material'.

このエラーは、@angular/material が正しくインストールされていないか、またはインポートパスが間違っていることを示しています。

エラー「@angular/material/index.d.ts' はモジュールではありません」を解決するその他の方法

@angular/material は、@angular/cdk という別名を持っています。この別名を使用することで、エラーを回避できる場合があります。

<button mat-raised-button>ボタン</button>

import { Component } from '@angular/core';
import { MatButtonModule } from '@angular/cdk/material';

@Component({
  selector: 'my-app',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
  constructor() {}
}

ng-module デコレータを使用して、@angular/material をモジュールとして明示的に登録することができます。

<button mat-raised-button>ボタン</button>

import { Component, NgModule } from '@angular/core';
import { MatButtonModule } from '@angular/material';

@NgModule({
  imports: [
    MatButtonModule
  ],
  declarations: [
    AppComponent
  ],
  bootstrap: [AppComponent]
})
export class AppModule { }

@Component({
  selector: 'my-app',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
  constructor() {}
}

TypeScript の設定を変更することで、index.d.ts ファイルがモジュールとして認識されるようにすることができます。

• module オプションを commonjs に設定する
• esModuleInterop オプションを true に設定する

{
  "compilerOptions": {
    "module": "commonjs",
    "esModuleInterop": true
  }
}

注意事項

これらの方法は、すべての状況で有効であるとは限りません。問題が解決しない場合は、他の解決策を探す必要があります。