CSS メディアクエリ vs JavaScript & jQuery:スクリーン幅判定のベストプラクティス
JavaScriptと jQuery を使って、スクリーン幅が 960px 未満の場合に何かを実行する方法を説明します。
方法 1: window.innerWidth を使用する
この方法は、JavaScript の window.innerWidth
プロパティを使用して、現在のウィンドウ幅を取得します。その後、960 と比較して、条件に応じて処理を実行します。
if (window.innerWidth < 960) {
// スクリーン幅が 960px 未満の場合の処理
console.log("スクリーン幅が 960px 未満です。");
} else {
// スクリーン幅が 960px 以上の場合の処理
console.log("スクリーン幅が 960px以上です。");
}
$(window).width(function(event) {
var width = event.target.innerWidth;
if (width < 960) {
// スクリーン幅が 960px 未満の場合の処理
console.log("スクリーン幅が 960px 未満です。");
} else {
// スクリーン幅が 960px 以上の場合の処理
console.log("スクリーン幅が 960px以上です。");
}
});
方法 3: メディアクエリを使用する
この方法は、CSS のメディアクエリを使用して、スクリーン幅に応じてスタイルを適用します。JavaScript を使用する必要はありませんが、スクリーン幅が 960px 未満の場合にのみ何かを実行したい場合は、この方法が最適です。
@media only screen and (max-width: 959px) {
/* スクリーン幅が 960px 未満の場合のスタイル */
body {
font-size: 14px;
}
}
補足
- 上記の例では、
console.log()
を使用してスクリーン幅を出力しています。実際には、この部分を、メニューの表示/非表示を切り替えたり、レスポンシブなレイアウトを適用したりするなど、必要な処理に置き換えることができます。 - メディアクエリを使用する場合は、JavaScript を使用する必要はありませんが、JavaScript でより動的な処理を実行する必要がある場合は、方法 1 または 2 を使用することができます。
これらの方法を参考に、スクリーン幅に応じて必要な処理を実行してください。
HTML
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>スクリーン幅判定</title>
<style>
#menu {
width: 200px;
height: 50px;
background-color: #ccc;
display: block;
}
@media only screen and (max-width: 959px) {
#menu {
display: none;
}
}
</style>
</head>
<body>
<div id="menu">メニュー</div>
<script src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.0.min.js"></script>
<script>
$(document).ready(function() {
if ($(window).width() < 960) {
$("#menu").hide();
} else {
$("#menu").show();
}
$(window).resize(function() {
if ($(window).width() < 960) {
$("#menu").hide();
} else {
$("#menu").show();
}
});
});
</script>
</body>
</html>
説明
- HTML コードでは、
id="menu"
という ID を持つメニュー要素を作成します。 - CSS コードでは、メニューのスタイルを定義します。初期状態では
display: block
で表示されていますが、メディアクエリにより、スクリーン幅が 960px 未満の場合はdisplay: none
で非表示になります。 - JavaScript コードでは、jQuery を使用して、ページが読み込まれたときとウィンドウのサイズが変更されたときに、メニューの表示/非表示を切り替えます。
このサンプルコードは、基本的な例です。実際の開発では、必要に応じてスタイルや JavaScript コードを変更する必要があります。
JavaScript & jQuery 以外での方法
スクリーン幅が 960px 未満かどうかを判定する方法として、JavaScript と jQuery 以外にもいくつか方法があります。
前述したサンプルコードのように、CSS メディアクエリのみを使用して、スクリーン幅に応じてスタイルを切り替える方法があります。この方法は、JavaScript を使用せずにシンプルな実装が可能ですが、JavaScript で動的な処理を実行する必要がある場合は適していません。
CSS フレームワークを使用する
Bootstrap や Foundation などの CSS フレームワークには、メディアクエリを含む様々なユーティリティが含まれています。これらのフレームワークを使用することで、複雑なレスポンシブデザインを簡単に実装することができます。
JavaScript ライブラリを使用する
ResizeObserver API や matchMedia API などの JavaScript ライブラリを使用して、より高度なスクリーン幅判定とイベント処理を実現することができます。これらのライブラリは、より複雑なレスポンシブな動作が必要な場合に役立ちます。
サーバーサイドでスクリプトを実行する場合は、ユーザーエージェント情報やリクエストヘッダーからスクリーン幅を取得することができます。この方法は、JavaScript を使用せずにすべてのユーザーに同じレスポンスを提供する場合に役立ちます。
- シンプルなレスポンシブデザインの場合は、CSS メディアクエリのみを使用する方が簡単です。
- 複雑なレスポンシブデザインや動的な処理が必要な場合は、JavaScript ライブラリを使用する方が効率的です。
- すべてのユーザーに同じレスポンスを提供する必要がある場合は、サーバーサイドで判定する方法を検討する必要があります。
上記以外にも、様々な方法でスクリーン幅を判定することができます。最適な方法は、個々の要件や状況によって判断する必要があります。
javascript jquery