JavaScriptとHTMLでEnterキーでフォームを送信する方法
JavaScriptとHTMLでEnterキーでフォームを送信する方法
ここでは、JavaScriptとHTMLを使って、Enterキーが押された時にフォームを送信する2つの方法を紹介します。
form要素のonsubmitイベントを使う
この方法は、フォーム全体にイベントリスナーを追加する方法です。
<form onsubmit="return submitForm(event)">
...
</form>
function submitForm(event) {
// フォーム送信前に処理を行う
// ...
// フォーム送信を許可する場合はtrue、キャンセルする場合はfalseを返す
return true;
}
この例では、submitForm
という関数をonsubmit
イベントに設定しています。この関数は、Enterキーが押された時に呼び出され、以下の処理を行います。
- フォーム送信前に処理を行う
- フォーム送信を許可する場合は
true
、キャンセルする場合はfalse
を返す
return true
を返すとフォームが送信され、return false
を返すとフォーム送信がキャンセルされます。
input要素のonkeydownイベントを使う
<input type="text" onkeydown="submitForm(event)">
function submitForm(event) {
// Enterキーが押されたか確認
if (event.keyCode === 13) {
// フォーム送信前に処理を行う
// ...
// フォームを送信する
event.target.form.submit();
}
}
- Enterキーが押されたか確認
- フォームを送信する
注意点
- 上記の例では、フォーム送信前に処理を行う部分に、バリデーション処理などを記述することができます。
event.target.form.submit()
を使う方法では、デフォルトボタンのクリックイベントは発生しません。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>Enterキーでフォームを送信する</title>
</head>
<body>
<form onsubmit="return submitForm(event)">
<input type="text" name="name" placeholder="名前">
<input type="text" name="email" placeholder="メールアドレス">
<button type="submit">送信</button>
</form>
<script>
function submitForm(event) {
// フォーム送信前に処理を行う
// 例:バリデーションチェック
// フォーム送信を許可する
return true;
}
</script>
</body>
</html>
このコードを実行すると、フォームに入力した名前とメールアドレスが送信されます。
- 上記のコードを参考に、
input
要素のonkeydown
イベントを使ってEnterキーでフォームを送信するコードも作成できます。
JavaScriptとHTMLでEnterキーでフォームを送信する他の方法
form要素のonsubmit属性を使う
<form onsubmit="return submitForm()">
...
</form>
function submitForm() {
// フォーム送信前に処理を行う
// ...
// フォーム送信を許可する場合はtrue、キャンセルする場合はfalseを返す
return true;
}
この方法は、onsubmit
イベントを使う方法とほぼ同じですが、イベントリスナーをJavaScriptファイルではなくHTMLファイルに記述することができます。
input要素のonkeypressイベントを使う
<input type="text" onkeypress="submitForm(event)">
function submitForm(event) {
// Enterキーが押されたか確認
if (event.keyCode === 13) {
// フォーム送信前に処理を行う
// ...
// フォームを送信する
event.target.form.submit();
}
}
この方法は、onkeydown
イベントを使う方法とほぼ同じですが、onkeypress
イベントはキーが押された時にのみ発生するため、誤動作を防ぐことができます。
form要素のsubmit()メソッドを使う
この方法は、JavaScriptから直接form
要素のsubmit()
メソッドを呼び出す方法です。
<form id="myForm">
...
</form>
document.getElementById("myForm").submit();
この方法は、他の方法と比べて記述量が少なく、シンプルですが、フォーム送信前に処理を行うことができません。
JavaScriptとHTMLでEnterキーでフォームを送信するには、いくつかの方法があります。それぞれの方法のメリットとデメリットを理解して、状況に合わせて適切な方法を選択してください。
javascript html