HTML 入力フィールド属性の違い

2024-10-02

HTML フォーム入力フィールドにおける disabledreadonly の違い

HTML フォーム入力フィールドにおいて、disabled 属性と readonly 属性は、ユーザーがフィールドの値を変更できるかどうかを制御するために使用されます。

disabled 属性

  • 送信
    フォームが送信されると、無効なフィールドの値は送信されません。
  • JavaScript
    JavaScriptでプログラム的に値を変更できます。
  • 効果
    ユーザーはフィールドの値を変更できません。フィールドはグレーアウトされ、クリックしても反応しません。
  • 意味
    フィールドを無効にします。

readonly 属性

  • 効果
    ユーザーはフィールドの値を変更できませんが、フィールドはクリックしてフォーカスすることができます。

クロスブラウザ互換性

  • disabled 属性と readonly 属性は、すべての主要なブラウザーでサポートされています。
  • disabled
    フィールドを完全に無効にします。

使用例

<form>
  <input type="text" name="username" disabled>
  <input type="text" name="email" readonly>
  <input type="submit" value="Submit">
</form>



HTML 入力フィールド属性の違い: コード例

disabled 属性と readonly 属性の比較

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <title>Disabled vs. Readonly</title>
</head>
<body>
  <form>
    <label for="disabled-input">Disabled Input:</label>
    <input type="text" id="disabled-input" name="disabled-input" disabled>

    <label for="readonly-input">Readonly Input:</label>
    <input type="text" id="readonly-input" name="readonly-input" readonly>

    <input type="submit" value="Submit">
  </form>
</body>
</html>
  • readonly
    readonly-input フィールドはクリックしてフォーカスできますが、ユーザーは値を変更できません。
  • disabled 属性
    disabled-input フィールドはグレーアウトされ、クリックしても反応しません。ユーザーは値を変更できません。

JavaScriptによる属性の変更

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <title>Changing Attributes with JavaScript</title>
</head>
<body>
  <form>
    <label for="dynamic-input">Dynamic Input:</label>
    <input type="text" id="dynamic-input" name="dynamic-input">

    <button onclick="enableInput()">Enable</button>
    <button onclick="disableInput()">Disable</button>
    <button onclick="makeReadonly()">Make Readonly</button>
  </form>

  <script>
    function enableInput() {
      document.getElementById("dynamic-input").disabled = false;
    }

    function disableInput() {
      document.getElementById("dynamic-input").disabled = true;
    }

    function makeReadonly() {
      document.getElementById("dynamic-input").readOnly = true;
    }
  </script>
</body>
</html>
  • makeReadonly() 関数は、readOnly 属性を true に設定してフィールドを読み取り専用にします。
  • disableInput() 関数は、disabled 属性を true に設定してフィールドを無効にします。
  • このコードでは、JavaScriptを使用して、dynamic-input フィールドの属性を動的に変更しています。



const inputElement = document.getElementById('myInput');

// フィールドを無効にする
inputElement.disabled = true;

// フィールドを有効にする
inputElement.disabled = false;

readOnly 属性の動的変更

const inputElement = document.getElementById('myInput');

// フィールドを読み取り専用にする
inputElement.readOnly = true;

// フィールドを読み取り専用解除
inputElement.readOnly = false;

CSSによる制御

pointer-events プロパティ

input[disabled] {
  pointer-events: none;
}

このプロパティは、要素がマウスイベントに応答するかどうかを制御します。none の値を設定すると、要素はクリックやホバーなどのマウスイベントに応答しなくなります。

HTML5の required 属性

必須フィールドの指定

<input type="text" name="requiredField" required>

required 属性は、フィールドが空の場合にフォームの送信をブロックします。これは、ユーザーが必須の情報を入力する必要があることを強制する効果があります。

カスタムバリデーション

JavaScriptによるバリデーション

function validateForm() {
  const inputElement = document.getElementById('myInput');
  if (inputElement.value === '') {
    alert('入力は必須です。');
    return false;
  }
  return true;
}

この方法では、JavaScriptを使用してフォームの送信前にフィールドの値を検証し、エラーメッセージを表示することができます。


html cross-browser



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