JavaScript、HTML、Firefoxで要素がビューポート内に表示されているかどうかを確認する方法

2024-04-05

JavaScript、HTML、Firefoxを用いて、DOM要素が現在のビューポートに表示されているかどうかを確認するには、いくつかの方法があります。

getBoundingClientRect() メソッドは、DOM要素の四角形領域の情報を取得できます。この情報を使って、要素がビューポート内に収まっているかどうかを判断できます。

function isVisible(element) {
  const rect = element.getBoundingClientRect();
  return (
    rect.top >= 0 &&
    rect.left >= 0 &&
    rect.bottom <= window.innerHeight &&
    rect.right <= window.innerWidth
  );
}

IntersectionObserver APIは、DOM要素がビューポートと交差しているかどうかを監視する機能を提供します。

const observer = new IntersectionObserver((entries) => {
  entries.forEach((entry) => {
    if (entry.isIntersecting) {
      // 要素がビューポートに表示された
    } else {
      // 要素がビューポートから非表示になった
    }
  });
});

observer.observe(element);

Element.offsetParent プロパティは、要素のスクロール可能な親要素を取得します。このプロパティを使って、要素がスクロールによって隠れているかどうかを判断できます。

function isVisible(element) {
  let parent = element.offsetParent;
  while (parent) {
    if (parent.scrollTop > 0 || parent.scrollLeft > 0) {
      return false;
    }
    parent = parent.offsetParent;
  }
  return true;
}

ポリフィル

上記の方法は、一部のブラウザではサポートされていない場合があります。すべてのブラウザで動作させるには、ポリフィルが必要です。

注意

これらの方法は、要素が完全にビューポートに表示されているかどうかを判断するものではありません。要素の一部がビューポートに表示されている場合でも、これらの方法は true を返す可能性があります。

補足

  • 上記の例は基本的なものです。実際のユースケースに合わせて、コードを修正する必要があります。
  • パフォーマンスの問題を防ぐために、これらの方法を必要に応じてのみ使用することが重要です。



<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>サンプルコード</title>
</head>
<body>
  <div id="element">
    これはサンプル要素です。
  </div>
  <script>
  const element = document.getElementById("element");

  function isVisible(element) {
    const rect = element.getBoundingClientRect();
    return (
      rect.top >= 0 &&
      rect.left >= 0 &&
      rect.bottom <= window.innerHeight &&
      rect.right <= window.innerWidth
    );
  }

  if (isVisible(element)) {
    console.log("要素は表示されています");
  } else {
    console.log("要素は非表示です");
  }
  </script>
</body>
</html>

このコードを実行すると、コンソールに以下のメッセージが表示されます。

要素は表示されています

上記のサンプルコード以外にも、IntersectionObserver APIやElement.offsetParent プロパティを使用して、DOM要素が現在のビューポートに表示されているかどうかを確認することができます。

これらの方法の詳細は、上記の参考資料を参照してください。




DOM要素が現在のビューポートに表示されているかどうかを確認する他の方法

element.scrollIntoView() メソッドは、指定された要素をビューポート内にスクロールします。このメソッドを使って、要素がビューポート内に表示されているかどうかを判断できます。

const element = document.getElementById("element");

if (!isVisible(element)) {
  element.scrollIntoView();
}

document.hidden プロパティは、ドキュメントが非表示かどうかを示します。このプロパティを使って、ドキュメント全体が非表示になっているかどうかを判断できます。

if (document.hidden) {
  // ドキュメント全体が非表示
} else {
  // ドキュメント全体が表示されている
}

window.onresize イベントは、ウィンドウサイズが変更されたときに発生します。このイベントを使って、ビューポートのサイズが変更されたときに、要素がビューポート内に表示されているかどうかを確認できます。

window.onresize = function() {
  // 要素がビューポート内に表示されているかどうかを確認
};

ライブラリの使用

viewport-observer などのライブラリを使用して、DOM要素がビューポート内に表示されているかどうかを確認することができます。

import { observe } from "viewport-observer";

const element = document.getElementById("element");

observe(element, (isVisible) => {
  if (isVisible) {
    // 要素が表示された
  } else {
    // 要素が非表示になった
  }
});
  • 要素をスクロールして表示したい場合は、element.scrollIntoView() メソッドを使用します。
  • ドキュメント全体が非表示かどうかを確認したい場合は、document.hidden プロパティを使用します。
  • ビューポートのサイズが変更されたときに、要素がビューポート内に表示されているかどうかを確認したい場合は、window.onresize イベントを使用します。
  • より簡単に実装したい場合は、ライブラリを使用します。

注意

上記以外にも、さまざまな方法があります。詳細は、以下の参考資料を参照してください。


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