iframe リンク 親ウィンドウ 開く方法

Iframeからのリンクを親ウィンドウで開く方法 (日本語)

HTML の iframe 要素は、ページ内に別のページを表示するフレームを作成します。このフレーム内のリンクをクリックすると、通常は新しいタブまたはウィンドウで開きます。

親ウィンドウでリンクを開くには、以下の方法が考えられます:

target="_parent" 属性を使用する

• iframe内のリンクに target="_parent" 属性を追加します。これにより、リンクをクリックすると、親ウィンドウで開かれます。

<iframe src="child.html">
  <p><a href="link.html" target="_parent">親ウィンドウで開くリンク</a></p>
</iframe>

JavaScriptを使用して親ウィンドウでリンクを開く

• iframe内のリンクをクリックしたときに、JavaScriptを使用して親ウィンドウの location プロパティを変更します。

<iframe src="child.html">
  <p><a href="link.html" onclick="openInParent(this.href)">親ウィンドウで開くリンク</a></p>
</iframe>

<script>
function openInParent(url) {
  top.location.href = url;
}
</script>

注意

• JavaScriptを使用すると、より柔軟な制御が可能ですが、ブラウザのサポート状況によっては動作が異なる場合があります。
• target="_parent" 属性を使用すると、親ウィンドウ内のコンテンツが置き換えられます。

<iframe src="child.html">
  <p><a href="link.html" target="_parent">親ウィンドウで開くリンク</a></p>
</iframe>

• target="_parent" 属性
  
  • リンクをクリックした際、新しいタブやウィンドウではなく、親ウィンドウ (iframeを含むページ) でリンク先が開かれるように指定します。
  • この属性によって、iframe内のリンクがまるで親ウィンドウの一部分であるかのように振る舞うようになります。

<iframe src="child.html">
  <p><a href="link.html" onclick="openInParent(this.href)">親ウィンドウで開くリンク</a></p>
</iframe>

<script>
function openInParent(url) {
  top.location.href = url;
}
</script>

• openInParent 関数
  
  • 引数として渡されたURL (リンク先のアドレス) を、top.location.href に代入することで、親ウィンドウの表示内容をリンク先に変更します。
  • top.location.href は、現在のウィンドウの最上位 (親ウィンドウ) のアドレスを指します。
• onclick イベント
  

各コードのポイントと注意点

• JavaScriptを使った方法
  
  • より柔軟な制御が可能で、特定の条件下でリンクを開くといったこともできます。
  • ただし、JavaScriptの知識が必要であり、ブラウザの互換性も考慮する必要があります。
• target="_parent" 属性
  
  • シンプルで分かりやすい方法ですが、iframe内のリンクがすべて親ウィンドウで開かれるため、意図しない動作になる可能性があります。
  • iframe内のリンクの一部だけを親ウィンドウで開きたい場合は、JavaScriptを使った方法が適しています。

どちらの方法を選ぶべきか

• 柔軟な制御が必要な場合
  JavaScriptを使った方法
• シンプルさを重視する場合
  target="_parent" 属性

• ユーザーエクスペリエンス
  常に親ウィンドウでリンクを開くことがユーザーにとって最適な体験とは限りません。状況に応じて適切な方法を選択してください。
• セキュリティ
  target="_parent" 属性や JavaScript を悪用したクロスサイトスクリプティング (XSS) などの攻撃に注意が必要です。
• iframeのネスト
  iframeの中にさらにiframeがある場合、top プロパティは最上位のウィンドウを指します。

iframeのリンクを親ウィンドウで開くには、target="_parent" 属性を使用する方法と、JavaScriptを使って親ウィンドウの location プロパティを変更する方法の2つがあります。どちらの方法を選ぶかは、実現したい機能や状況によって異なります。

• iframeは、Webページの構造を複雑にする可能性があるため、乱用は避けるべきです。
• 上記のコード例は基本的なものです。実際の開発では、より複雑な状況に対応するために、条件分岐やエラー処理などを追加する必要があります。

より詳しい情報を得たい場合は、以下のキーワードで検索してみてください。

• iframe 親ウィンドウ 通信
• JavaScript window.open
• iframe target属性

window.parent.location.href を使う

JavaScriptで、より直接的に親ウィンドウのURLを変更する方法です。

<iframe src="child.html">
  <p><a href="link.html" onclick="openInParent()">親ウィンドウで開くリンク</a></p>
</iframe>

<script>
function openInParent() {
  window.parent.location.href = "link.html"; // 直接リンク先を指定
}
</script>

• デメリット
  
• メリット
  

postMessage API を使う

iframeと親ウィンドウ間でメッセージを送受信するAPIです。

<script>
window.parent.postMessage('openLink', '*');
</script>

<script>
window.addEventListener('message', (event) => {
  if (event.data === 'openLink') {
    window.location.href = "link.html";
  }
});
</script>

• デメリット
  
  • コードがやや複雑になります。
  • ブラウザの互換性を考慮する必要があります。
• メリット
  
  • iframeと親ウィンドウの間で自由にデータを送受信できるため、より複雑な連携が可能です。
  • セキュリティ面で優れています。

カスタムイベントを発火させる

iframe内でカスタムイベントを発火させ、親ウィンドウでそのイベントをリスンする方法です。

<script>
const event = new CustomEvent('openLink', { detail: 'link.html' });
window.dispatchEvent(event);
</script>

<script>
window.addEventListener('openLink', (event) => {
  window.location.href = event.detail;
});
</script>

• デメリット
  
• メリット
  

• 状況
  iframeの構造、親ウィンドウとの連携の複雑さ、セキュリティ要件
• 柔軟性と安全性
  postMessage API、カスタムイベント
• 直接的な制御
  window.parent.location.href

選ぶ際のポイント

• セキュリティ
  セキュリティが重要な場合は、postMessage APIがおすすめです。
• 親ウィンドウとの連携
  iframeから親ウィンドウに情報を渡したい場合は、postMessage APIやカスタムイベントが適しています。
• iframeの構造
  複雑なネスト構造の場合は、window.parent.location.href や postMessage APIが適しています。

• パフォーマンス
  多くのリンクがある場合や、頻繁にURLを変更する場合、パフォーマンスに影響が出る可能性があります。
• ブラウザの互換性
  各方法のブラウザのサポート状況を確認する必要があります。
• クロスオリジン
  異なるドメインのiframeを使用する場合、postMessage APIのtargetOrigin属性で受信を許可するオリジンを指定する必要があります。

iframeのリンクを親ウィンドウで開く方法は、状況に応じて様々な選択肢があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、最適な方法を選択することが重要です。

• 上記のコード例は基本的なものです。実際の開発では、エラー処理や例外処理などを追加する必要があります。

• iframe parent window communication
• iframe custom event
• iframe postMessage