【保存版】HTMLとCSSで簡単!ブラウザ間互換性のある縦書きテキストの書き方
HTML、CSSでブラウザ間互換性のある縦書きテキストを実現する方法
このチュートリアルでは、HTMLとCSSを使用して、クロスブラウザ対応の縦書きテキストを作成する方法を詳しく説明します。
必要なもの
- テキストエディタ
- ウェブブラウザ
手順
- HTMLでコンテンツを構造化する
まず、縦書きにしたいテキストを含むHTML要素を作成します。例えば、以下のようなHTMLコードになります。
<p>これは縦書きテキストです。</p>
- CSSで縦書きを設定する
次に、CSSを使用して、縦書きテキストのスタイルを設定します。以下のコードは、すべてのブラウザで縦書きテキストを表示するために必要な基本的なスタイルです。
p {
writing-mode: vertical-rl;
}
このコードは、p
要素内のテキストを縦書きにし、右から左に流れるように設定します。
ブラウザごとの互換性
上記の基本的なスタイルに加えて、主要なブラウザごとに以下の追加スタイルが必要になる場合があります。
- Internet Explorer 11 以前:
p {
/* 基本的なスタイル */
-ms-writing-mode: tb-rl;
}
- Safari:
p {
/* 基本的なスタイル */
word-break: break-all;
}
これらの追加スタイルは、それぞれのブラウザで縦書きテキストが正しく表示されるようにするために必要です。
その他のヒント
- 縦書きテキストの行の高さを調整するには、
line-height
プロパティを使用します。
例
以下のコードは、上記のすべてのスタイルを組み合わせて、見栄えの良い縦書きテキストを作成する例です。
<p>これは縦書きテキストです。<br>
改行も縦書きで表示されます。</p>
p {
writing-mode: vertical-rl;
font-family: "メイリオ", serif;
font-size: 16px;
line-height: 1.5;
letter-spacing: normal;
word-break: break-all;
-ms-writing-mode: tb-rl;
}
このコードは、メイリオフォント、16ピクセルの文字サイズ、1.5行高、標準的な文字間隔、改行も縦書きで表示されるように設定します。 Internet Explorer 11 以前でも正しく表示されるように、-ms-writing-mode
プロパティも追加されています。
HTMLとCSSを使用して、ブラウザ間互換性のある縦書きテキストを作成することは可能です。上記のチュートリアルで説明した基本的なスタイルとヒントを参考に、ご自身のニーズに合わせて縦書きテキストをカスタマイズしてください。
HTML
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>縦書きテキスト</title>
<link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
<p>これは縦書きテキストです。</p>
<p>改行も縦書きで表示されます。</p>
</body>
</html>
CSS
p {
writing-mode: vertical-rl;
font-family: "メイリオ", serif;
font-size: 16px;
line-height: 1.5;
letter-spacing: normal;
word-break: break-all;
-ms-writing-mode: tb-rl;
}
説明
- このHTMLコードは、
p
要素内に2つの段落テキストを含んでいます。 - CSSコードは、すべてのブラウザで縦書きテキストを表示するために必要な基本的なスタイルを定義しています。
writing-mode: vertical-rl;
プロパティは、テキストを縦書きにし、右から左に流れるように設定します。font-family
プロパティは、メイリオフォントを指定します。font-size
プロパティは、文字サイズを16ピクセルに設定します。line-height
プロパティは、行高を1.5倍に設定します。letter-spacing
プロパティは、文字間隔を標準に設定します。word-break
プロパティは、長い単語が次の行に折り返されるように設定します。-ms-writing-mode: tb-rl;
プロパティは、Internet Explorer 11 以前で正しく表示されるようにするために追加されています。
このサンプルコードを参考に、ご自身のニーズに合わせて縦書きテキストをカスタマイズすることができます。
以下の例は、CSSを使用して縦書きテキストを実現するその他の方法を示しています。
- 文字を90度回転させる:
p {
writing-mode: vertical-rl;
transform: rotate(90deg);
}
- インライン要素を縦書きにする:
span {
writing-mode: vertical-rl;
}
- 縦書きリストを作成する:
ul {
list-style-type: none;
padding: 0;
}
li {
writing-mode: vertical-rl;
margin-bottom: 10px;
}
これらの例は、CSSの柔軟性を示すほんの一例です。様々な方法を試し、ご自身のニーズに合った縦書きテキストを作成してみてください。
CSSで縦書きを実現するその他の方法
text-orientation
プロパティは、縦書きテキストの方向を制御するために使用できます。以下の値が用意されています。
upright
: すべての文字を縦書きにします。これがデフォルト値です。mixed
: 日本語は縦書き、英語は横書き、その他の記号はそれぞれ適切な向きに自動的に設定されます。sideways
: すべての文字を90度回転させて縦書きにします。
例:
p {
writing-mode: vertical-rl;
text-orientation: sideways;
}
inline-block
要素を使用して、インライン要素を縦書きにすることができます。
span {
display: inline-block;
writing-mode: vertical-rl;
}
transform
プロパティを使用して、文字を90度回転させて縦書きにすることができます。
p {
writing-mode: vertical-rl;
transform: rotate(90deg);
}
ruby
要素を使用して、振り仮名を縦書きにすることができます。
<ruby>漢<ruby>(かん</ruby></ruby>字
ruby {
writing-mode: vertical-rl;
}
第三者ライブラリを使用する
css-writing-mode
や vertical-text
などの第三者ライブラリを使用して、縦書きを実現することもできます。これらのライブラリは、より多くの機能とオプションを提供することがあります。
上記の方法に加えて、以下の点にも注意する必要があります。
- フォント: すべてのフォントが縦書きに対応しているわけではありません。縦書きを使用する場合は、縦書きに対応したフォントを選択してください。
- 行間: 縦書きの場合、行間が適切に調整されるようにする必要があります。
- ブラウザの互換性: すべてのブラウザで縦書きが正しく表示されるとは限りません。必要に応じて、ベンダープレフィックスを使用する必要があります。
これらの方法を参考に、様々な方法でCSSを使って縦書きを実現してみてください。
html css cross-browser