JavaScript, HTML, AJAX を駆使!Iframeと親サイト間のスムーズな通信を実現

2024-07-27

Iframeと親サイト間の通信:JavaScript、HTML、AJAXを用いた詳細解説

そこで、JavaScript、HTML、AJAXを組み合わせることで、iframeと親サイト間で双方向にデータを送受信することができます。以下では、それぞれの方法について詳しく解説します。

window.postMessage() を用いたクロスオリジン通信

window.postMessage()は、異なるオリジン間で安全にメッセージを送受信するためのAPIです。親子関係にあるiframeと親サイト間での通信にも有効です。

仕組み

  1. 送信側(iframeまたは親サイト)は、window.postMessage()メソッドを使用して、メッセージとオプションを指定して送信します。
  2. 受信側(親サイトまたはiframe)は、messageイベントを捕捉することで、送信されたメッセージを受け取ることができます。

メリット

  • 信頼性の高い通信手段です。
  • 送受信するデータ量に制限はありません。
  • 双方向通信が可能です。
  • 送受信できるデータは、構造化されたデータ(JSONなど)に限定されます。
  • ブラウザによっては、セキュリティ上の理由で制限がある場合があります。

親サイトからiframeへメッセージを送信

<iframe id="myIframe" src="https://example.com/iframe.html"></iframe>

<script>
  const iframe = document.getElementById('myIframe');
  iframe.contentWindow.postMessage({ message: 'Hello from parent!' }, 'https://example.com/iframe.html');
</script>

iframeから親サイトへメッセージを送信

<script>
  window.parent.postMessage({ message: 'Hello from iframe!' }, '*'); // 親サイト全体への送信
</script>

document.domain を用いた通信

document.domainプロパティは、異なるオリジンのWebページ間で、同じドメインであると偽装することができます。これにより、直接的なDOM操作やイベントリスナーの登録が可能になります。

  1. 送信側と受信側の両方で、document.domainプロパティを同じ値に設定します。
  2. 同じドメインとして認識されるため、DOM操作やイベントリスナーの登録が可能になります。
  • シンプルな実装で済みます。
  • window.postMessage()よりも高速な通信が可能です。
  • セキュリティ上のリスクが高くなります。
  • すべてのブラウザで動作するとは限りません。

親サイトとiframeで document.domain を設定

<iframe src="https://example.com/iframe.html" document.domain="example.com"></iframe>

<script>
  if (parent.document.domain === 'example.com') {
    // 親サイトのDOM操作やイベント処理が可能
  }
</script>

AJAXを用いた通信

AJAX(Asynchronous JavaScript and XML)は、非同期通信を使用してWebサーバーとやり取りする技術です。iframeと親サイト間で通信する場合、親サイト側でAJAXリクエストを発行し、iframe側でレスポンスを処理することで、データの送受信を実現できます。

  1. 親サイトは、XMLHttpRequestオブジェクトを使用して、iframeのURLへ非同期リクエストを発行します。
  2. iframe側は、リクエストを受け取り、レスポンスとして必要なデータを返します。
  3. 親サイトは、レスポンスを処理し、必要なデータを取得します。
  • 各種データ形式(JSON、XML、テキストなど)を扱えます。
  • セキュリティ対策として、認証やトークンを使用することができます。
  • window.postMessage()やdocument.domainよりも複雑な実装が必要です。
  • レイテンシが発生する可能性があります。

親サイトからiframeへAJAXリクエストを送信

<script>
  const xhr = new XMLHttpRequest();
  xhr.open('GET', 'https://example.com/iframe.php');
  xhr.onload = function() {
    if (xhr.status === 200) {
      // レスポンスデータ処理
      const data = JSON.parse(xhr.responseText);
      console.log(data);
    } else {
      console.error('エラーが発生しました。');
    }
  };



<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>親サイト</title>
</head>
<body>
  <iframe id="myIframe" src="https://example.com/iframe.html"></iframe>

  <script>
    const iframe = document.getElementById('myIframe');
    iframe.contentWindow.postMessage({ message: 'Hello from parent!' }, 'https://example.com/iframe.html');
  </script>
</body>
</html>
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>iframe</title>
</head>
<body>
  <script>
    window.addEventListener('message', function(event) {
      if (event.origin === 'https://example.com') {
        if (event.data.message) {
          console.log('親サイトからのメッセージ:', event.data.message);
        }
      }
    });

    window.parent.postMessage({ message: 'Hello from iframe!' }, '*'); // 親サイト全体への送信
  </script>
</body>
</html>
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>親サイト</title>
</head>
<body>
  <iframe src="https://example.com/iframe.html" document.domain="example.com"></iframe>
</body>
</html>
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>iframe</title>
</head>
<body>
  <script>
    if (parent.document.domain === 'example.com') {
      // 親サイトのDOM操作やイベント処理が可能
      console.log(parent.document.getElementById('someElement'));
      parent.document.addEventListener('myEvent', function() {
        console.log('親サイトからイベント発生!');
      });
    }
  </script>
</body>
</html>
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>親サイト</title>
</head>
<body>
  <script>
    const xhr = new XMLHttpRequest();
    xhr.open('GET', 'https://example.com/iframe.php');
    xhr.onload = function() {
      if (xhr.status === 200) {
        // レスポンスデータ処理
        const data = JSON.parse(xhr.responseText);
        console.log(data);
      } else {
        console.error('エラーが発生しました。');
      }
    };
    xhr.send();
  </script>
</body>
</html>

iframe側でレスポンスを処理

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>iframe</title>
</head>
<body>
  <script>
    const data = {
      message: 'Hello from iframe!',
      data: [1, 2, 3]
    };

    window.addEventListener('message', function(event) {
      if (event.origin === 'https://example.com') {
        if (event.data.request) {
          // 親サイトからのリクエスト処理
          if (event.data.request === 'getData') {
            event.source.postMessage({ response: data }, '*'); // 親サイト全体への送信
          }
        }
      }
    });
  </script>
</body>
</html>

注意事項

  • セキュリティ対策として、適切なエスケープ処理やオリ



LocalStorageは、ブラウザの個々のドメインにデータを保存できる機能です。Iframeと親サイト間でデータを共有する場合、LocalStorageにデータを保存し、お互いに読み取ることで通信を実現できます。

  1. 送信側は、LocalStorageにデータを保存します。
  2. 受信側は、LocalStorageからデータを定期的に読み込み、更新があれば処理を実行します。
  • 比較的軽量な通信方法です。
  • 保存できるデータ量に制限があります。(ブラウザによって異なる)
  • データの更新を検知する仕組みが必要になります。
  • セキュリティ対策として、適切な暗号化処理が必要です。
<iframe src="https://example.com/iframe.html"></iframe>

<script>
  localStorage.setItem('message', 'Hello from parent!');
</script>

iframeから親サイトのデータを読み取る

<script>
  const message = localStorage.getItem('message');
  if (message) {
    console.log('親サイトからのメッセージ:', message);
  }

  // データ更新を検知する処理
  setInterval(function() {
    const newMessage = localStorage.getItem('message');
    if (newMessage !== message) {
      console.log('メッセージが更新されました:', newMessage);
      message = newMessage;
    }
  }, 1000); // 1秒ごとに更新チェック
</script>

SharedWorker を利用した通信

SharedWorkerは、複数のWebページ間で共有できるWeb Workerです。Iframeと親サイト間で通信する場合、SharedWorkerを介してメッセージを送受信することができます。

  1. 送信側は、SharedWorkerにメッセージを送信します。
  2. SharedWorkerは、受信したメッセージを処理し、必要な処理を実行します。
  3. SharedWorkerは、処理結果をメッセージとして送信側に返します。
  • 高速かつ安定した通信が可能です。
  • 複雑な処理にも対応できます。
  • SharedWorkerの仕様が複雑です。
  • ブラウザによっては、すべての機能がサポートされていない場合があります。

親サイトからSharedWorkerへメッセージを送信

<script>
  const worker = new SharedWorker('worker.js');
  worker.port.postMessage({ message: 'Hello from parent!' });
</script>

SharedWorkerでメッセージを処理

// worker.js

onmessage = function(event) {
  if (event.data.message) {
    console.log('親サイトからのメッセージ:', event.data.message);

    // 処理を実行
    const result = processData(event.data.message);

    // 処理結果を親サイトへ送信
    event.ports[0].postMessage({ result: result });
  }
};

function processData(message) {
  // 実際の処理内容
  return message.toUpperCase();
}

iframeからSharedWorkerの処理結果を受け取る

<script>
  const worker = new SharedWorker('worker.js');
  worker.port.onmessage = function(event) {
    if (event.data.result) {
      console.log('SharedWorkerの処理結果:', event.data.result);
    }
  };

  worker.port.postMessage({ message: 'Hello from iframe!' });
</script>

Pub/Sub 形式のメッセージングサービスを利用する

Pub/Sub形式のメッセージングサービスは、複数のアプリケーション間でメッセージを非同期に配信する仕組みです。Iframeと親サイト間で通信する場合、Pub/Subサービスを利用して、メッセージをトピックに公開・購読することで通信を実現できます。

  1. 送信側は、メッセージをPub/Subサービスのトピックに公開します。
  2. 受信側は、トピックを購読し、公開されたメッセージを受信します。
  • リアルタイムな通信が可能です。
  • 複数の受信者へ同時にメッセージ配信できます。
  • Pub/Subサービスの利用が必要になります。
  • メッセージング

javascript html ajax



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