Node.jsでサーバーを立ち上げようとしたらEACCESエラーが発生した!原因と解決策
Node.js EACCES エラーが発生したときの原因と解決策
原因
このエラーが発生する主な理由は、以下の2つです。
- ポートがすでに使用されている: 別のプログラムがすでにそのポートを使用している場合、Node.jsはアクセスできず、エラーが発生します。
- ポートへのアクセス権がない: 特定のポートは、rootユーザーのみが使用できる場合があります。Node.jsをrootユーザー以外で実行している場合、これらのポートへのアクセス権がないためにエラーが発生します。
解決策
このエラーを解決するには、以下の方法を試してください。
- ポート番号を変更する: 使用されていないポート番号を選択して、サーバーを再起動します。
- sudoコマンドを使用する: rootユーザー権限でNode.jsを実行します。
- setcapコマンドを使用する: 特定のポートへのアクセス権を、実行ユーザーに付与します。
以下に、それぞれの解決策について詳しく説明します。
ポート番号を変更する
最も簡単な解決策は、使用されていないポート番号を選択することです。ポート番号は、通常1024から65535までの範囲で選択できます。
ポート番号を確認するには、以下のコマンドを使用します。
netstat -an | findstr /i "LISTEN"
このコマンドは、使用中のポート番号の一覧を表示します。
sudoコマンドを使用する
rootユーザー権限でNode.jsを実行するには、sudo
コマンドを使用します。
sudo node app.js
ただし、この方法では、セキュリティ上のリスクがあります。Node.jsプログラムに悪意のあるコードが含まれている場合、rootユーザー権限で実行することで、システムに重大な損害を与える可能性があります。
setcapコマンドを使用する
特定のポートへのアクセス権を、実行ユーザーに付与するには、setcap
コマンドを使用します。
setcap 'cap_net_bind_service=+ep' node
このコマンドは、node
コマンドに、ポート80へのアクセス権を付与します。
setcap
コマンドを使用するには、rootユーザー権限が必要です。
その他の注意事項
- エラーメッセージをよく確認してください。エラーメッセージには、エラーが発生したポート番号が表示されます。
- 使用しているポート番号が、ファイアウォールによってブロックされていないことを確認してください。
- Node.jsプログラムのコードを確認してください。プログラムに誤りがないことを確認してください。
var http = require('http');
var server = http.createServer(function(req, res) {
res.writeHead(200, {'Content-Type': 'text/plain'});
res.end('Hello World!');
});
server.listen(3000);
console.log('Server running at http://localhost:3000/');
このコードを実行すると、以下の出力がコンソールに表示されます。
Server running at http://localhost:3000/
ブラウザで http://localhost:3000/
を開くと、"Hello World!" という文字が表示されます。
ポート番号を変更するには、server.listen()
メソッドの引数を変更します。
var http = require('http');
var server = http.createServer(function(req, res) {
res.writeHead(200, {'Content-Type': 'text/plain'});
res.end('Hello World!');
});
server.listen(8080);
console.log('Server running at http://localhost:8080/');
このコードは、ポート8080でサーバーを立ち上げます。
sudo
コマンドを使用して、rootユーザー権限でNode.jsプログラムを実行するには、以下のコマンドを使用します。
sudo node app.js
このコマンドを実行すると、パスワードを求められます。パスワードを入力すると、Node.jsプログラムがrootユーザー権限で実行されます。
setcapコマンドを使用する
setcap 'cap_net_bind_service=+ep' node
Node.jsで "EACCES" エラーが発生したときは、以下の原因と解決策を参考にしてください。
- 原因:
- ポートがすでに使用されている
- ポートへのアクセス権がない
- 解決策:
- ポート番号を変更する
- sudoコマンドを使用する
Node.js EACCES エラーの解決策:その他の方法
環境変数を使用する
環境変数 NODE_PORT
を設定することで、Node.jsプログラムが使用するポート番号を指定できます。
NODE_PORT=8080 node app.js
--port オプションを使用する
Node.jsプログラムを実行する際に、--port
オプションを使用してポート番号を指定できます。
node app.js --port 8080
net.createServer()
メソッドの options
オブジェクトに port
プロパティを設定することで、ポート番号を指定できます。
var http = require('http');
var server = http.createServer({
port: 8080
}, function(req, res) {
res.writeHead(200, {'Content-Type': 'text/plain'});
res.end('Hello World!');
});
server.listen();
console.log('Server running at http://localhost:8080/');
別のポートを使用する
特定のポートへのアクセス権がない場合は、別のポートを使用することができます。多くの場合、ポート80はrootユーザーのみが使用できます。ポート80以外のポートを使用すれば、エラーが発生せずにサーバーを立ち上げられる可能性があります。
ファイアウォールによって、特定のポートがブロックされている場合があります。ファイアウォールの設定を確認して、必要なポートが開放されていることを確認してください。
Node.jsプログラムのコードに誤りがないことを確認してください。コードに誤りがあると、エラーが発生する可能性があります。
専門家に相談する
上記の方法を試しても問題が解決しない場合は、専門家に相談することを検討してください。
http node.js permission-denied