HTMLはプログラミング言語?その違いを分かりやすく解説
HTMLはプログラミング言語なのか?
プログラミング言語とは?
プログラミング言語は、コンピュータに指示を与えるための言語です。記号や文字列を組み合わせて、コンピュータに処理や動作を指示することができます。
HTMLは、厳密にはプログラミング言語とは呼ばれません。その理由は、以下の3点です。
- 処理能力が低い HTMLは、コンピュータに複雑な処理を指示することはできません。
- 変数や条件分岐がない HTMLには、プログラミング言語でよく使われる変数や条件分岐などの機能がありません。
- 単独で動作しない HTMLは、CSSやJavaScriptなどの他の言語と組み合わせて使用されます。
一方で、HTMLはプログラミング言語に近い性質も持ち合わせています。
- 記号を使って記述する
- 構文規則がある
- Webページの構造やデザインを制御できる
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>サンプルページ</title>
</head>
<body>
<h1>これは見出し1です</h1>
<p>これは段落です。ここに文章を記述できます。</p>
<img src="image.jpg" alt="画像の説明">
<ul>
<li>リスト項目1</li>
<li>リスト項目2</li>
<li>リスト項目3</li>
</ul>
<a href="https://www.google.com/">Google</a>
</body>
</html>
<!DOCTYPE html>
: HTML文書であることを宣言<html>
: HTML文書の開始<head>
: HTML文書のヘッダー部分<meta charset="UTF-8">
: 文字コードをUTF-8に設定<title>
: ページのタイトル<body>
: HTML文書のボディ部分<h1>
: 見出し1<p>
: 段落<img>
: 画像<ul>
: 順序付きリスト<li>
: リスト項目<a>
: リンク
HTMLの代替方法
XHTML
XHTMLは、HTMLの厳格なバージョンです。XMLに基づいており、より正確な記述が可能です。ただし、ブラウザのサポート状況によっては、動作しない場合があります。
WML
WMLは、携帯電話向けのマークアップ言語です。HTMLよりも簡潔な記述が可能で、少ないデータ通信量でWebページを表示できます。ただし、スマートフォンの普及により、利用機会は減少しています。
VoiceXML
VoiceXMLは、音声認識による操作を可能にするマークアップ言語です。電話や音声認識システムなどで使用されます。
上記以外にも、EPUBやSVGなどの代替方法があります。
どの方法を選択するかは、目的や用途によって異なります。
HTMLの代替方法を選択する際のポイント
- 目的や用途に合った方法を選択する
- ブラウザやデバイスのサポート状況を確認する
- 開発者のスキルや経験を考慮する
html