【初心者向け】Node.jsでWinstonライブラリを使ってログにタイムスタンプを追加する方法

2024-07-27

Node.jsでWinstonライブラリを使ってログにタイムスタンプを追加する方法

Winstonは、Node.js向けの強力なロギングライブラリです。ログにタイムスタンプを追加することは、ログをデバッグおよび分析する際に非常に役立ちます。このチュートリアルでは、Winstonを使用してログにタイムスタンプを追加する方法を説明します。

手順

  1. Winstonをインストールする
npm install winston
  1. ロガーを作成する
const winston = require('winston');

const logger = winston.createLogger({
  transports: [
    new winston.transports.Console({
      format: winston.format.combine(
        winston.format.timestamp(),
        winston.format.json()
      )
    })
  ]
});

上記のコードは、コンソールにログを出力するロガーを作成します。 winston.format.timestamp() フォーマッターは、ログメッセージにタイムスタンプを追加します。 winston.format.json() フォーマッターは、ログメッセージをJSON形式で出力します。

  1. ログを記録する
logger.info('Hello, world!');
logger.error('An error occurred.');

上記のコードは、info レベルと error レベルのログメッセージを記録します。 各ログメッセージには、タイムスタンプが含まれます。

  • ログメッセージにフォーマットされた日時を含めるには、winston.format.prettyPrint() フォーマッターを使用することもできます。
  • ログをファイルに記録するには、winston.transports.File() トランスポートを使用します。
  • ログメッセージにレベルを追加するには、winston.format.level() フォーマッターを使用します。



const winston = require('winston');

const logger = winston.createLogger({
  transports: [
    new winston.transports.Console({
      format: winston.format.combine(
        winston.format.timestamp({
          format: 'YYYY-MM-DD HH:mm:ss'
        }),
        winston.format.json()
      )
    })
  ]
});

logger.info('Hello, world!');
logger.error('An error occurred.');

説明

  • このコードは、コンソールにログを出力するロガーを作成します。
  • winston.format.timestamp() フォーマッターは、ログメッセージにタイムスタンプを追加します。
  • format オプションを使用して、タイムスタンプの形式を指定できます。 この例では、タイムスタンプは YYYY-MM-DD HH:mm:ss 形式で出力されます。
  • winston.format.json() フォーマッターは、ログメッセージをJSON形式で出力します。
  • logger.info() メソッドは、info レベルのログメッセージを記録します。

実行方法

このコードを実行するには、次のコマンドを実行します。

node index.js

上記のコマンドを実行すると、次の出力がコンソールに表示されます。

{"level":"info","message":"Hello, world!","timestamp":"2024-07-06T09:24:00.000Z"}
{"level":"error","message":"An error occurred.","timestamp":"2024-07-06T09:24:00.000Z"}



simple-timestamp フォーマッターは、軽量で使いやすいタイムスタンプフォーマッターです。 以下のコード例をご覧ください。

const winston = require('winston');
const simpleTimestamp = require('simple-timestamp');

const logger = winston.createLogger({
  transports: [
    new winston.transports.Console({
      format: winston.format.combine(
        winston.format.timestamp({ format: simpleTimestamp }),
        winston.format.json()
      )
    })
  ]
});

logger.info('Hello, world!');
logger.error('An error occurred.');

ロガーオプションで timestamp オプションを使用する

Winston 3 以降では、logger オプションで timestamp オプションを直接使用して、ログメッセージにタイムスタンプを追加できます。 以下のコード例をご覧ください。

const winston = require('winston');

const logger = winston.createLogger({
  transports: [
    new winston.transports.Console({
      timestamp: true,
      format: winston.format.json()
    })
  ]
});

logger.info('Hello, world!');
logger.error('An error occurred.');

カスタムフォーマッターを作成する

独自のフォーマット要件がある場合は、カスタムフォーマッターを作成することができます。 以下のコード例は、ログメッセージにミリ秒単位のタイムスタンプを追加するカスタムフォーマッターを示しています。

const winston = require('winston');

const myTimestamp = () => {
  const now = new Date();
  return now.getFullYear() + '-' +
         (now.getMonth() + 1).toString().padStart(2, '0') + '-' +
         now.getDate().toString().padStart(2, '0') + ' ' +
         now.getHours().toString().padStart(2, '0') + ':' +
         now.getMinutes().toString().padStart(2, '0') + ':' +
         now.getSeconds().toString().padStart(2, '0') + '.' +
         now.getMilliseconds().toString().padStart(3, '0');
};

const logger = winston.createLogger({
  transports: [
    new winston.transports.Console({
      format: winston.format.combine(
        winston.format.timestamp({ format: myTimestamp }),
        winston.format.json()
      )
    })
  ]
});

logger.info('Hello, world!');
logger.error('An error occurred.');

Winston で Node.js ログにタイムスタンプを追加するには、さまざまな方法があります。 上記の例は、ニーズに合った方法を選択するための出発点となるでしょう。

  • ログレベルを使用して、ログメッセージの詳細度を制御できます。
  • 複数のトランスポートを使用して、ログをさまざまな場所に記録できます。
  • カスタムフォーマッターを使用して、ログメッセージのレイアウトをカスタマイズできます。

node.js logging winston



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