【徹底解説】Express.jsでipモジュールを使ってリモートクライアントアドレスを取得する方法

2024-04-02

Express.js でリモートクライアントアドレスを取得する方法

req.ip プロパティを使用する

req オブジェクトには、ip プロパティというリモートクライアントアドレスを含むプロパティがあります。これは最も簡単な方法ですが、いくつかの制限があります。

プライベートネットワークでは正しく機能しない場合があります。
プロキシサーバーの背後にあるクライアントの IP アドレスを取得できない場合があります。

const express = require('express');
const app = express();

app.get('/', (req, res) => {
  const ipAddress = req.ip;
  console.log(`クライアントの IP アドレス: ${ipAddress}`);
  res.send('Hello World!');
});

app.listen(3000);

req.headers['x-forwarded-for'] ヘッダーを使用する

req.headers オブジェクトには、x-forwarded-for ヘッダーというリモートクライアントアドレスを含むヘッダーがあります。これは、プロキシサーバーの背後にあるクライアントの IP アドレスを取得するために使用できます。

const express = require('express');
const app = express();

app.get('/', (req, res) => {
  const ipAddress = req.headers['x-forwarded-for'];
  console.log(`クライアントの IP アドレス: ${ipAddress}`);
  res.send('Hello World!');
});

app.listen(3000);

ip モジュールを使用して、より詳細なリモートクライアントアドレス情報を取得できます。

const express = require('express');
const ip = require('ip');

const app = express();

app.get('/', (req, res) => {
  const ipAddress = ip.address();
  console.log(`クライアントの IP アドレス: ${ipAddress}`);
  res.send('Hello World!');
});

app.listen(3000);

注意事項

上記のコードは、あくまでも例です。実際の使用には、必要に応じて修正する必要があります。
リモートクライアントアドレスを取得する際には、セキュリティ上のリスクに注意する必要があります。

上記以外にも、リモートクライアントアドレスを取得する方法があります。詳細については、Express.js のドキュメントや ip モジュールのドキュメントを参照してください。

const express = require('express');
const ip = require('ip');

const app = express();

app.get('/', (req, res) => {
  // `req.ip` プロパティを使用する
  const ipAddress1 = req.ip;

  // `req.headers['x-forwarded-for']` ヘッダーを使用する
  const ipAddress2 = req.headers['x-forwarded-for'];

  // `ip` モジュールを使用する
  const ipAddress3 = ip.address();

  console.log(`クライアントの IP アドレス (req.ip): ${ipAddress1}`);
  console.log(`クライアントの IP アドレス (x-forwarded-for): ${ipAddress2}`);
  console.log(`クライアントの IP アドレス (ip モジュール): ${ipAddress3}`);

  res.send('Hello World!');
});

app.listen(3000);

このコードを実行すると、以下の出力が得られます。

クライアントの IP アドレス (req.ip): 127.0.0.1
クライアントの IP アドレス (x-forwarded-for): undefined
クライアントの IP アドレス (ip モジュール): 127.0.0.1

説明

このコードは、以下の 3 つの方法でリモートクライアントアドレスを取得しています。

req.ip プロパティ
req.headers['x-forwarded-for'] ヘッダー
ip モジュール

それぞれの方法の詳細については、上記の解説を参照してください。

リモートクライアントアドレスを取得するその他の方法

req.socket.remoteAddress プロパティを使用する

req.socket オブジェクトには、remoteAddress プロパティというリモートクライアントアドレスを含むプロパティがあります。これは req.ip プロパティと似ていますが、より詳細な情報を提供する場合があります。

const express = require('express');
const app = express();

app.get('/', (req, res) => {
  const ipAddress = req.socket.remoteAddress;
  console.log(`クライアントの IP アドレス: ${ipAddress}`);
  res.send('Hello World!');
});

app.listen(3000);

const express = require('express');
const net = require('net');

const app = express();

app.get('/', (req, res) => {
  const socket = req.socket;
  const ipAddress = socket.remoteAddress;
  const port = socket.remotePort;

  console.log(`クライアントの IP アドレス: ${ipAddress}`);
  console.log(`クライアントのポート番号: ${port}`);
  res.send('Hello World!');
});

app.listen(3000);

os モジュールを使用して、ネットワークインターフェース情報を取得できます。これらの情報を使用して、リモートクライアントアドレスを取得できます。

const express = require('express');
const os = require('os');

const app = express();

app.get('/', (req, res) => {
  const networkInterfaces = os.networkInterfaces();
  const ipAddress = networkInterfaces['eth0'][0].address;

  console.log(`クライアントの IP アドレス: ${ipAddress}`);
  res.send('Hello World!');
});

app.listen(3000);