今さら聞けない!? jQuery AJAX の基本: success と error から done() と fail() へ移行しよう!

2024-06-30

jQuery AJAX における .done() と .fail() の使用について

従来の success と error メソッド

$.ajax({
  url: '/api/data',
  success: function(data) {
    // 成功時の処理
  },
  error: function(jqXHR, textStatus, errorThrown) {
    // 失敗時の処理
  }
});

新しい done() と fail() メソッド

$.ajax({
  url: '/api/data'
}).done(function(data) {
  // 成功時の処理
}).fail(function(jqXHR, textStatus, errorThrown) {
  // 失敗時の処理
});

移行の理由

  • Promiseベースであるため、より洗練された非同期処理が可能
  • コードの読みやすさとメンテナンス性が向上
  • エラーハンドリングの柔軟性が向上
  • 従来のコールバック関数と同様にシンプル
  • 複数の処理をチェーンできる(Promise機能)
  • エラーオブジェクトの詳細情報にアクセス可能

注意点

  • done()fail() は互いに排他的ではなく、両方とも設定可能
  • successerror は非推奨だが、依然として動作
  • 新規コードでは done()fail() を使用することを推奨

    jQuery AJAX における非同期処理のハンドリングには、Promiseベースの done()fail() メソッドの使用が推奨されます。従来の successerror メソッドよりも柔軟で、洗練されたコードを書くことができます。

    補足

    • 上記の説明は、基本的な使用方法のみを概説しています。より詳細な情報については、jQuery API ドキュメントを参照してください。
    • 他の非同期処理ライブラリ(Promise/async/await など)を使用する選択肢もあります。



    jQuery AJAXにおける done() と fail() のサンプルコード

    $(document).ready(function() {
      // ボタンクリック時に処理を実行
      $('#button').click(function() {
        // APIエンドポイントURL
        var url = '/api/data';
    
        // AJAXリクエスト
        $.ajax({
          url: url,
          method: 'GET' // 今回はGETメソッドを使用
        })
          // 成功時の処理
          .done(function(data) {
            console.log('データ取得成功!');
            console.log(data);
    
            // 取得したデータを使って何か処理を行う
            // 例:DOM操作
            $('#result').html(data.message);
          })
          // 失敗時の処理
          .fail(function(jqXHR, textStatus, errorThrown) {
            console.error('データ取得失敗!');
            console.error(jqXHR, textStatus, errorThrown);
    
            // エラー内容をユーザーに表示
            $('#result').html('エラーが発生しました。詳細はコンソールログを確認してください。');
          });
      });
    });
    

    説明

    1. $(document).ready(function() { }):DOMContentLoadedイベントが発生したら、その中の関数が実行されます。
    2. $('#button').click(function() { })#button 要素がクリックされたら、その中の関数が実行されます。
    3. var url = '/api/data';:APIエンドポイントURLを定義します。
    4. $.ajax({ url: url, method: 'GET' }):jQuery AJAXを使用して非同期リクエストを送信します。
      • url:リクエスト先のURL
      • method:リクエストメソッド(今回はGETメソッド)
    5. .done(function(data) { }):リクエストが成功した場合に実行される処理を定義します。
      • data:レスポンスデータ
    6. .fail(function(jqXHR, textStatus, errorThrown) { }):リクエストが失敗した場合に実行される処理を定義します。
      • jqXHR:jQuery AJAXオブジェクト
      • textStatus:エラーステータス
      • errorThrown:例外オブジェクト
    • このコードはあくまで一例であり、状況に合わせて様々な処理を追加できます。
    • エラーハンドリングをより詳細に行う場合は、jqXHRtextStatuserrorThrown に含まれる情報などを活用できます。
    • 本番環境で使用する場合は、適切なエラー処理とセキュリティ対策を講じてください。



    jQuery AJAXにおける非同期処理のその他の方法

    Promiseオブジェクト

    $.ajax() メソッドは、Promiseオブジェクトを返します。このPromiseオブジェクトを使用して、非同期処理の完了を待機したり、成功と失敗時の処理をチェーンしたりすることができます。

    $.ajax({
      url: '/api/data'
    })
    .then(function(data) {
      // 成功時の処理
      console.log('データ取得成功!');
      console.log(data);
    })
    .catch(function(error) {
      // 失敗時の処理
      console.error('データ取得失敗!');
      console.error(error);
    });
    

    async/await

    ES2017以降では、asyncawait キーワードを使用して、非同期処理をより簡潔に記述することができます。

    async function fetchData() {
      try {
        const response = await $.ajax({
          url: '/api/data'
        });
        const data = await response.json();
        console.log('データ取得成功!');
        console.log(data);
      } catch (error) {
        console.error('データ取得失敗!');
        console.error(error);
      }
    }
    
    fetchData();
    

    jQuery Deferredオブジェクト

    jQuery 1.5以前では、Deferredオブジェクトを使用して非同期処理を制御していました。現在でもDeferredオブジェクトを使用することは可能ですが、Promiseオブジェクトの方がより洗練されており、推奨されています。

    jQuery AJAX には、非同期処理を扱うための様々な方法が用意されています。状況に合わせて適切な方法を選択することで、より柔軟で読みやすいコードを書くことができます。


    jquery


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