画像配置を自由自在に! background-position、background-repeat、padding、margin、borderを活用

2024-05-09

HTML、画像、CSSにおける「background-size: cover」と「contain」の等価表現について

「background-size: cover」と「background-size: contain」 は、要素の背景に画像を配置する際に、画像のサイズと配置を調整するための CSS プロパティです。しかし、これらのプロパティは HTML 要素単体画像 には直接適用できません。

それぞれ異なる役割を持つため、適切な方法で画像のサイズと配置を制御する必要があります。

HTML 要素への背景画像設定

HTML 要素に背景画像を設定するには、CSS の background-image プロパティ を使用します。このプロパティで画像ファイルのパスを指定することで、要素全体に画像を敷き詰めることができます。

/* 要素全体に画像を敷き詰める */
.element {
  background-image: url('image.jpg');
}

この場合、画像のサイズは要素のサイズに自動的に調整されます。画像の縦横比が要素の形状と異なる場合は、画像の一部が切り取られたり、余白が生じたりする可能性があります。

単体画像のサイズと配置

単体画像のサイズと配置を制御するには、CSS の width と height プロパティ を使用します。これらのプロパティで画像の幅と高さを直接指定することで、画像の大きさを調整できます。

/* 画像の幅と高さを固定 */
img {
  width: 200px;
  height: 150px;
}

さらに、object-fit プロパティ を使用することで、画像の表示方法を詳細に制御できます。このプロパティには、以下の値を指定できます。

  • contain: 画像の縦横比を維持しつつ、要素内に収まる最大サイズまで拡大・縮小します。要素内に収まらない部分は余白として表示されます。
  • cover: 画像の縦横比を維持しつつ、要素全体を覆うように拡大・縮小します。要素からはみ出る部分は切り取られます。
  • fill: 画像を要素全体に引き伸ばして表示します。縦横比は保たれません。
  • scale-down: 画像を要素内に収まるように縮小します。縦横比は保たれます。
  • none: 画像のサイズを変更せず、元のサイズで表示します。
/* 画像の縦横比を維持しつつ、要素内に収まる最大サイズまで拡大・縮小 */
img {
  object-fit: contain;
}

その他の考慮事項

  • 画像の 縦横比 は、要素の形状と一致させることが望ましいです。画像の縦横比が異なる場合は、余白が生じたり、画像の一部が切り取られたりする可能性があります。
  • 画像の 解像度 は、要素のサイズに合わせて適切なものを選択する必要があります。解像度が低い画像を拡大すると、粗さが目立ってしまいます。
  • 画像の ファイル形式 によって、対応する CSS プロパティが異なる場合があります。例えば、SVG 画像の場合は background-size プロパティではなく widthheight プロパティを使用する必要があります。
  • background-size: coverbackground-size: contain は、HTML 要素ではなく、要素の背景に設定された画像に適用されます。
  • HTML 要素への背景画像設定には background-image プロパティを使用し、単体画像のサイズと配置には widthheightobject-fit プロパティを使用します。
  • 画像の縦横比、解像度、ファイル形式を考慮して、適切な CSS プロパティを選択する必要があります。



以下に、HTML 要素への背景画像設定と、単体画像のサイズと配置を制御する際のサンプルコードを示します。

HTML 要素への背景画像設定

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <title>背景画像</title>
  <style>
    .element {
      background-image: url('image.jpg');
      width: 500px;
      height: 300px;
    }
  </style>
</head>
<body>
  <div class="element"></div>
</body>
</html>

このコードでは、image.jpg 画像を element クラスを持つ div 要素の背景に設定しています。要素のサイズは 500px x 300px に設定されているため、画像はこのサイズに合わせて調整されます。

単体画像のサイズと配置

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <title>画像</title>
  <style>
    img {
      width: 200px;
      height: 150px;
      object-fit: contain;
    }
  </style>
</head>
<body>
  <img src="image.jpg" alt="画像の説明">
</body>
</html>

このコードでは、image.jpg 画像を img 要素で表示しています。画像の幅は 200px、高さは 150px に設定され、object-fit: contain プロパティによって、画像の縦横比を維持しつつ、要素内に収まる最大サイズまで拡大・縮小されます。

上記のコードはあくまで一例であり、状況に合わせて様々なバリエーションが考えられます。必要に応じて、CSS プロパティや HTML 要素の属性を調整してください。




その他の画像配置方法

background-position プロパティは、画像の配置位置を指定するために使用します。以下の値を指定することで、画像を要素内の任意の位置に配置できます。

  • center: 画像を要素の中央に配置します。
  • keywords: top lefttop centertop right など、上下左右の位置を組み合わせたキーワードを指定できます。
  • percentage: 50% 50% のように、要素の幅と高さに対する割合で位置を指定できます。
  • pixels: 10px 20px のように、ピクセル単位で位置を指定できます。
/* 画像を要素の中央に配置 */
.element {
  background-image: url('image.jpg');
  background-position: center;
}

background-repeat プロパティは、画像の繰り返しパターンを指定するために使用します。以下の値を指定することで、画像を要素全体に敷き詰めたり、横に並べたり、縦に並べたりすることができます。

  • repeat: 画像を横に横に並べて繰り返します。
  • no-repeat: 画像を一度だけ表示します。
/* 画像を横に横に並べて繰り返す */
.element {
  background-image: url('image.jpg');
  background-repeat: repeat;
}

padding プロパティは、要素のコンテンツと境界線の間に余白を設定するために使用します。画像を要素内の一部に配置したい場合は、padding プロパティを使用して余白を設定することで、画像の位置を調整することができます。

/* 画像を要素の左上に配置し、10pxの余白を設定 */
.element {
  padding: 10px;
  background-image: url('image.jpg');
  background-position: left top;
}
/* 画像を要素の周りに10pxの余白を設定 */
.element {
  margin: 10px;
  background-image: url('image.jpg');
}
/* 画像を要素の境界線に沿って配置し、1pxの赤い境界線を設定 */
.element {
  border: 1px solid red;
  background-image: url('image.jpg');
  background-position: left top;
}

これらの方法を組み合わせて使用することで、画像を様々なレイアウトで配置することができます。状況に合わせて最適な方法を選択してください。


html image css


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