ユーザー入力を確実に取得!jQueryでフォーム検証をマスターしよう

2024-04-17

jQueryを使ってHTMLフォームを検証する方法(送信せずに)

このチュートリアルでは、jQueryを使用してHTMLフォームを検証する方法について説明します。フォーム送信前にバリデーションを実行することで、ユーザー入力が正しく行われていることを確認し、エラーメッセージを表示することができます。

必要なもの

  • HTMLフォーム
  • jQueryライブラリ

手順

まず、検証したいHTMLフォームを作成します。以下の例では、名前、メールアドレス、およびメッセージの入力を求めるシンプルなフォームを作成しています。

<form id="myForm">
  <label for="name">名前:</label>
  <input type="text" id="name" name="name" required>

  <label for="email">メールアドレス:</label>
  <input type="email" id="email" name="email" required>

  <label for="message">メッセージ:</label>
  <textarea id="message" name="message" required></textarea>

  <button type="submit">送信</button>
</form>

jQueryライブラリをロードする必要があります。CDNから直接ロードしたり、ローカルファイルからロードしたりすることができます。

<script src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.0.min.js"></script>
  1. フォーム送信イベントを処理する

submitイベントを使用して、フォーム送信時に実行する関数を設定します。この関数内で、フォームの入力を検証します。

$(document).ready(function() {
  $("#myForm").submit(function(event) {
    event.preventDefault(); // フォーム送信をキャンセル

    // バリデーションを実行
    if (!validateForm()) {
      return false;
    }

    // フォーム送信処理
    alert("フォームが送信されました!");
    return true;
  });
});
  1. バリデーション関数を作成する

validateForm() 関数を作成して、フォームの入力を検証します。この関数では、各入力フィールドの値をチェックし、エラーがあればエラーメッセージを表示します。

function validateForm() {
  var isValid = true;

  // 名前
  var name = $("#name").val().trim();
  if (name === "") {
    $("#nameError").show();
    isValid = false;
  } else {
    $("#nameError").hide();
  }

  // メールアドレス
  var email = $("#email").val().trim();
  if (!validateEmail(email)) {
    $("#emailError").show();
    isValid = false;
  } else {
    $("#emailError").hide();
  }

  // メッセージ
  var message = $("#message").val().trim();
  if (message === "") {
    $("#messageError").show();
    isValid = false;
  } else {
    $("#messageError").hide();
  }

  return isValid;
}

// メールアドレスの検証
function validateEmail(email) {
  var re = /^(([^<>()\[\]\\.,;:\s@"]+)(\.[^<>()\[\]\\.,;:\s@"]+)*)@(([^<>()\[\]\\.,;:\s@"]+)(\.[^<>()\[\]\\.,;:\s@"]+)*)$/;
  return re.test(email);
}
  1. エラーメッセージを表示する

各入力フィールドのエラーメッセージを表示するために、span要素を使用します。

<span id="nameError" style="display: none;">名前を入力してください。</span>
<span id="emailError" style="display: none;">正しいメールアドレスを入力してください。</span>
<span id="messageError" style="display: none;">メッセージを入力してください。</span>

上記のコードをすべて組み合わせると、以下のようになります。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>jQueryフォーム検証</title>
  <script src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.0.min.js"></script>
  <script>
    $(document).ready(function() {
      $("#myForm").submit(function(event) {
        event.preventDefault();

        if (!validateForm()) {
          return false;
        }

        alert("フォームが送信されました!");
        return true;
      });
    });

    function validateForm() {
      var isValid = true;



jQueryを使ったHTMLフォーム検証サンプルコード

HTML

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>jQueryフォーム検証</title>
  <script src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.0.min.js"></script>
  <script>
    $(document).ready(function() {
      $("#myForm").submit(function(event) {
        event.preventDefault();

        if (!validateForm()) {
          return false;
        }

        alert("フォームが送信されました!");
        return true;
      });
    });

    function validateForm() {
      var isValid = true;

      // 名前
      var name = $("#name").val().trim();
      if (name === "") {
        $("#nameError").show();
        isValid = false;
      } else {
        $("#nameError").hide();
      }

      // メールアドレス
      var email = $("#email").val().trim();
      if (!validateEmail(email)) {
        $("#emailError").show();
        isValid = false;
      } else {
        $("#emailError").hide();
      }

      // メッセージ
      var message = $("#message").val().trim();
      if (message === "") {
        $("#messageError").show();
        isValid = false;
      } else {
        $("#messageError").hide();
      }

      return isValid;
    }

    function validateEmail(email) {
      var re = /^(([^<>()\[\]\\.,;:\s@"]+)(\.[^<>()\[\]\\.,;:\s@"]+)*)@(([^<>()\[\]\\.,;:\s@"]+)(\.[^<>()\[\]\\.,;:\s@"]+)*)$/;
      return re.test(email);
    }
  </script>
</head>
<body>
  <h1>jQueryフォーム検証</h1>

  <form id="myForm">
    <label for="name">名前:</label>
    <input type="text" id="name" name="name" required>
    <span id="nameError" style="display: none;">名前を入力してください。</span>

    <label for="email">メールアドレス:</label>
    <input type="email" id="email" name="email" required>
    <span id="emailError" style="display: none;">正しいメールアドレスを入力してください。</span>

    <label for="message">メッセージ:</label>
    <textarea id="message" name="message" required></textarea>
    <span id="messageError" style="display: none;">メッセージを入力してください。</span>

    <button type="submit">送信</button>
  </form>
</body>
</html>

説明

このコードは以下の処理を行います。

  1. HTMLフォームを作成する (index.html)
    • nameemailmessage の入力フィールドを含むフォームを作成します。
    • 各フィールドには required 属性を追加して、必須項目であることを示します。
  2. jQueryライブラリをロードする (index.html)
    • <script> タグを使用して、CDNからjQueryライブラリをロードします。
  3. フォーム送信イベントを処理する (script.js)
    • この関数内で、event.preventDefault() を使用してフォーム送信をキャンセルし、validateForm() 関数を呼び出してバリデーションを実行します。
  4. バリデーション関数を作成する (script.js)
    • validateForm() 関数を作成して、フォームの入力を検証します。
    • この関数では、各入力フィールドの値をチェックし、エラーがあれば span 要素を表示してエラーメッセージを表示します。
    • validateEmail() 関数を使用して、メールアドレスの形式が正しいかどうかをチェックします。
  5. エラーメッセージを表示する (index.html)
    • span 要素を使用して、各入力フィールドのエラーメッセージを定義します。
    • CSS (style.css) を使用して、エラーメッセージを非表示にしておきます。

使い方

  1. 上記の



jQueryを使ったHTMLフォーム検証の代替方法

HTML5の制約属性

HTML5には、いくつかの制約属性が導入されており、フォーム入力の検証を簡単に行うことができます。例えば、以下のような属性があります。

  • required: この属性が設定されたフィールドは必須入力になります。
  • type="email": この属性が設定されたフィールドには、メールアドレス形式の入力のみを許可します。
  • pattern: この属性を使用して、入力値のパターンを指定することができます。
  • min and max: この属性を使用して、入力値の最小値と最大値を制限することができます。

これらの制約属性を使用することで、JavaScriptコードを書かなくても基本的な検証を行うことができます。

<form id="myForm">
  <label for="name">名前:</label>
  <input type="text" id="name" name="name" required>

  <label for="email">メールアドレス:</label>
  <input type="email" id="email" name="email" required>

  <label for="message">メッセージ:</label>
  <textarea id="message" name="message" required></textarea>

  <button type="submit">送信</button>
</form>

JavaScriptライブラリ

jQuery以外にも、フォーム検証に役立つJavaScriptライブラリがいくつかあります。例えば、以下のようなライブラリがあります。

これらのライブラリは、より高度な検証機能を提供しており、複雑なフォームを検証するのに役立ちます。

サーバーサイドの検証

クライアントサイドの検証に加えて、サーバーサイドでもフォーム入力の検証を行うことが重要です。サーバーサイドの検証を行うことで、改ざんや不正な送信を防ぐことができます。

サーバーサイドの検証は、PHP、Java、Pythonなどのサーバーサイド言語を使用して行うことができます。

HTMLフォームを検証するには、様々な方法があります。それぞれの方法には長所と短所があるので、自分のニーズに合った方法を選択することが重要です。


jquery html validation


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