JavaScriptモジュールやasync属性、defer属性の使い方
2024-04-08
HTMLファイルにおけるJavaScriptの配置
<head>タグ内
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>JavaScript配置例</title>
<script>
// JavaScriptコード
</script>
</head>
<body>
<h1>Hello, world!</h1>
</body>
</html>
<body>タグ内
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>JavaScript配置例</title>
</head>
<body>
<h1>Hello, world!</h1>
<script>
// JavaScriptコード
</script>
</body>
</html>
それぞれの配置方法には、メリットとデメリットがあります。
- ページ全体に影響を与えるJavaScriptコードを記述するのに適している。
- ページロード時にJavaScriptコードが実行されるため、ユーザーがページコンテンツを閲覧する前に必要な処理を実行できる。
- JavaScriptコードが複雑になると、ページロード時間が長くなる可能性がある。
- ページロード時間に影響を与えずにJavaScriptコードを実行できる。
- 特定の要素に対してのみJavaScriptコードを適用したい場合に適している。
パフォーマンスとSEOを考慮した最適な配置
パフォーマンスとSEOの観点から考えると、JavaScriptコードを <body>タグの末尾に配置するのが最適です。
理由
<body>タグの末尾に配置することで、ページロード時にJavaScriptコードが実行されるのを遅らせることができ、ページロード時間の短縮に繋がる。<body>タグの末尾に配置することで、検索エンジンがJavaScriptコードを認識しやすくなり、SEO対策にも有効である。
ただし、以下のケースの場合は、上記のルールに当てはまらない場合があります。
- 重要な機能を実装するJavaScriptコード
これらの場合は、<head>タグ内に配置する方が適切な場合があります。
HTMLファイルにおけるJavaScriptの配置場所は、コードの内容や目的に応じて適切な場所を選択する必要があります。パフォーマンスとSEOの観点から考えると、<body>タグの末尾に配置するのが最適ですが、状況によって異なる場合もあります。
HTMLファイル
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>JavaScript配置例</title>
</head>
<body>
<h1>Hello, world!</h1>
<script>
// `<head>`タグ内に配置する場合
// document.querySelector('h1').style.color = 'red';
// `<body>`タグ内に配置する場合
const h1Element = document.querySelector('h1');
h1Element.style.color = 'red';
</script>
</body>
</html>
このコードを実行すると、<h1>要素の色が赤色になります。
コード解説
document.querySelector('h1'):<h1>要素を取得します。style.color = 'red':<h1>要素の色を赤色に設定します。
配置場所による違い
このコードでは、//コメントで示されているように、JavaScriptコードを <head>タグ内と <body>タグ内に配置することができます。
-
<head>タグ内に配置する場合- この例では、ページロード時に
<h1>要素の色が赤色に変わります。
- この例では、ページロード時に
-
- この例では、
<body>タグ内に配置することで、<h1>要素のみ色が赤色に変わります。
- この例では、
HTMLファイルにおけるJavaScriptの配置方法：その他の方法
<script>タグの async属性と defer属性
async属性: JavaScriptコードのダウンロードと実行を並行して行う。defer属性: JavaScriptコードのダウンロードは行うが、実行はページの読み込みが完了してから行う。
これらの属性を使用することで、ページロード時間の短縮に繋げることができます。
例
<script src="script.js" async></script>
<script src="script.js" defer></script>
JavaScriptモジュール
- ES6で導入された新しい機能。
- JavaScriptコードを分割して管理しやすくなる。
- モジュールバンドラーを使用して、複数のJavaScriptファイルを1つのファイルにまとめることができます。
<script type="module" src="script.mjs"></script>
<noscript>タグ
- JavaScriptが有効になっていない場合にのみ表示されるコンテンツを記述する。
<noscript>
<p>このページはJavaScriptを有効にして閲覧することを推奨します。</p>
</noscript>
HTMLファイルにおけるJavaScriptの配置方法は、状況に応じて最適な方法を選択する必要があります。パフォーマンスやSEO、コードの管理性などを考慮して、適切な方法を選びましょう。
javascript html optimization
