npm install コマンドを使いこなせ! 依存関係の再インストールをマスターしよう
Node.js と npm でアプリの依存関係を再インストールする方法
npm install コマンド
最も基本的な方法は、npm install
コマンドを実行することです。このコマンドは、package.json
ファイルに記載されている依存関係をすべてインストールします。
npm install
このコマンドを実行すると、以下の処理が行われます。
package.json
ファイルに記載されている依存関係とそのバージョン情報を確認します。- npm レジストリから該当するパッケージをダウンロードします。
- ダウンロードしたパッケージをローカルの
node_modules
フォルダにインストールします。
オプション
--save
オプション: インストールしたパッケージをpackage.json
ファイルのdependencies
プロパティに追加します。--global
オプション: インストールしたパッケージをグローバルにインストールします。
特定のパッケージのみを再インストールしたい場合は、そのパッケージ名を指定して npm install
コマンドを実行できます。
npm install パッケージ名
--version
オプション: インストールするパッケージのバージョンを指定できます。
npm-run-all と lint-staged を使った自動化
複数の依存関係をまとめて再インストールする場合は、npm-run-all
と lint-staged
を組み合わせることで自動化できます。
npm-run-all
とlint-staged
をインストールします。
npm install npm-run-all lint-staged --save-dev
package.json
ファイルに以下のスクリプトを追加します。
{
"scripts": {
"reinstall": "npm-run-all -p lint-staged"
},
"lint-staged": {
"*.js": [
"eslint"
]
}
}
npm run reinstall
コマンドを実行すると、lint-staged
で指定されたファイルが自動的に再インストールされます。
yarn の利用
npm と同様に、yarn も Node.js アプリケーションの依存関係を管理するツールです。yarn は npm よりも高速で安全なインストールが可能なため、多くの開発者で使用されています。
yarn で依存関係を再インストールするには、以下のコマンドを実行します。
yarn install
--check-files
オプション: インストールされているパッケージがpackage.json
ファイルと一致していることを確認します。--frozen-lockfile
オプション:package-lock.json
ファイルの内容に基づいてインストールを実行します。
npm を使用してアプリの依存関係を再インストールするには、いくつかの方法があります。状況に応じて適切な方法を選択してください。
基本的な再インストール
// package.json
{
"name": "my-app",
"version": "1.0.0",
"dependencies": {
"express": "^4.17.1",
"body-parser": "^1.19.0"
}
}
// コマンド
npm install
特定のパッケージの再インストール
// package.json
{
"name": "my-app",
"version": "1.0.0",
"dependencies": {
"express": "^4.17.1",
"body-parser": "^1.19.0"
}
}
// コマンド
npm install [email protected]
このコードは、express
パッケージをバージョン 5.0.0 に更新します。
npm-run-all と lint-staged を使った自動化
// package.json
{
"name": "my-app",
"version": "1.0.0",
"devDependencies": {
"npm-run-all": "^5.0.1",
"lint-staged": "^10.5.0"
},
"scripts": {
"reinstall": "npm-run-all -p lint-staged"
},
"lint-staged": {
"*.js": [
"eslint"
]
}
}
// コマンド
npm run reinstall
このコードは、*.js
ファイルの変更を保存するたびに、eslint
を実行してコードをチェックし、問題があれば修正します。
yarn の利用
// package.json
{
"name": "my-app",
"version": "1.0.0",
"dependencies": {
"express": "^4.17.1",
"body-parser": "^1.19.0"
}
}
// コマンド
yarn install
このコードは、yarn
を使用して、express
と body-parser
という 2 つの依存関係をインストールします。
npm 以外での依存関係の再インストール方法
手動インストール
npm を使用せずに、手動で依存関係をインストールすることも可能です。
- 必要なパッケージのバージョンを調べます。
- パッケージの公式ウェブサイトからダウンロードします。
この方法は、比較的簡単な方法ですが、バージョン管理や依存関係の解決が難しいというデメリットがあります。
pnpm は、npm と互換性のある高速なパッケージマネージャーです。pnpm は、依存関係をフラットな構造で管理するため、インストール時間が短縮されます。
pnpm install
Yarn 2 は、yarn の次世代バージョンです。Yarn 2 は、npm と互換性のある新しいパッケージフォーマットである Yarn 3 を使用します。
yarn install
npm 以外にも、いくつかの方法で依存関係を再インストールできます。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるため、状況に応じて適切な方法を選択してください。
node.js npm