JavaScriptでSQLiteを使う方法

2024-10-01

JavaScriptでSQLiteデータベースにアクセスできるか?

JavaScriptは主にクライアントサイドのスクリプト言語であり、ブラウザ内で実行されます。SQLiteはサーバーサイドのデータベースであり、通常はサーバー上で実行されます。そのため、直接JavaScriptからSQLiteデータベースにアクセスすることはできません。

しかし、間接的な方法があります:

  1. サーバーサイドのスクリプト言語を使う

    • Node.js
      JavaScriptのサーバーサイドの実行環境です。Node.jsを使ってSQLiteデータベースにアクセスすることができます。
    • PHP, Python, Ruby
      これらのサーバーサイドのスクリプト言語でもSQLiteデータベースにアクセスできます。
  2. Web APIを使う

例(Node.jsの場合):

const sqlite3 = require('sqlite3').verbose();
const db = new sqlite3.Database('mydb.db');

db.serialize(() => {
  db.run("CREATE TABLE    IF NOT EXISTS users (id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT, name TEXT)");

  db.run("INSERT INTO users (name) VALUES    ('Alice')");
  db.run("INSERT INTO users (name) VALUES ('Bob')");

  db.each("SELECT * FROM users", (err, row) => {
    console.log(row);
  });
});

db.close();



JavaScriptでSQLiteを使う方法のコード例

Node.jsを使ってSQLiteデータベースにアクセスする

const sqlite3 = require('sqlite3').verbose();
const db = new sqlite3.Database('mydb.db');

// データベースを作成または開く
db.serialize(() => {
  // テーブルを作成
  db.run("CREATE TABLE IF NOT EXISTS users (id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT, name TEXT)");

  // データを挿入
  db.run("INSERT INTO users (name) VALUES ('Alice')");
  db.run("INSERT INTO users (name) VALUES ('Bob')");

  // データを取得
  db.each("SELECT * FROM users", (err, row) => {
    console.log(row);
  });
});

// データベースを閉じる
db.close();

IndexedDBを使ってブラウザ内でデータを管理する

let db;

function openDB() {
  const request = indexedDB.open("mydb", 1);

  request.onerror = function(event) {
    console.error("IndexedDB error:", event.target.error);
  };

  request.onsuccess = function(event) {
    db = event.target.result;

    //    データを挿入
    const store = db.transaction(["users"], "readwrite").objectStore("users");
    store.add({ name: "Alice" });
    store.add({ name: "Bob" });

    // データを取得
    store.openCursor().onsuccess = function(event) {
      const cursor = event.target.result;
      if (cursor) {
        console.log(cursor.value);
        cursor.continue();
      }
    };
  };
}

   openDB();

解説

  • IndexedDBの例

    • indexedDB.open()でデータベースを開きます。
    • onerrorイベントでエラーを処理します。
    • onsuccessイベントでデータベースが開かれたときに処理を実行します。
    • transaction()でトランザクションを開始します。
    • objectStore()でオブジェクトストアを取得します。
    • add()でデータを挿入します。
    • openCursor()でカーソルを取得し、データを処理します。
  • Node.jsの例

    • require('sqlite3')でSQLiteモジュールをインポートします。
    • new sqlite3.Database()でデータベースオブジェクトを作成します。
    • serialize()でトランザクションを開始します。
    • run()でSQL文を実行します。
    • each()でクエリ結果を処理します。



WebSQL (非推奨)

  • しかし、セキュリティ上の問題やブラウザのサポートが不十分なため、現在は非推奨になっています。
  • WebSQLは、かつてブラウザに組み込まれていたAPIで、SQLiteデータベースに直接アクセスすることができました。
  • IndexedDBは、よりモダンなAPIであり、WebSQLよりも柔軟性と性能が優れています。
  • SQLiteとは異なる仕組みですが、似たような機能を提供します。
  • IndexedDBは、ブラウザに組み込まれたデータベースAPIで、Webアプリケーション内でデータを保存し、アクセスすることができます。
  • Service Worker
    ブラウザのバックグラウンドで実行されるスクリプトで、IndexedDBを使ってデータを永続的に保存することができます。
  • Session Storage
    ブラウザのセッション中にデータを保存する方法で、ブラウザを閉じるとデータが失われます。
  • Local Storage
    ブラウザにデータを保存する簡単な方法ですが、構造化されたデータや大量のデータを扱うには適していません。
  • この方法では、クライアントサイドのJavaScriptから直接データベースにアクセスするのではなく、サーバーを経由してアクセスします。
  • Node.jsやPHP、Python、Rubyなどのサーバーサイドのスクリプト言語を使ってSQLiteデータベースにアクセスすることもできます。
  • それぞれの方法には適したユースケースがありますので、プロジェクトの要件に合わせて適切な方法を選択してください。
  • サーバーサイドのスクリプト言語を使う場合は、クライアントサイドのJavaScriptからサーバーを経由してデータベースにアクセスします。
  • IndexedDBは、Webアプリケーション内でデータを保存し、アクセスするためのモダンなAPIです。
  • JavaScriptから直接SQLiteデータベースにアクセスすることはできませんが、IndexedDBやサーバーサイドのスクリプト言語を使うことで間接的にアクセスすることができます。

javascript html database



オートコンプリート無効化設定

上記のコードでは、usernameという名前の入力フィールドにautocomplete="off"を設定しています。これにより、ブラウザは過去の入力履歴に基づいて自動的に値を提案しなくなります。autocomplete属性には、以下のような値を設定することもできます。...


ポップアップブロック検知とJavaScript

ポップアップブロックを検知する目的ポップアップブロックはユーザーのプライバシーやセキュリティを保護するためにブラウザに組み込まれている機能です。そのため、ポップアップブロックが有効になっている場合、ポップアップを表示することができません。この状況を検知し、適切な対策を講じるために、JavaScriptを使用することができます。...


ポップアップブロック検知とJavaScript

ポップアップブロックを検知する目的ポップアップブロックはユーザーのプライバシーやセキュリティを保護するためにブラウザに組み込まれている機能です。そのため、ポップアップブロックが有効になっている場合、ポップアップを表示することができません。この状況を検知し、適切な対策を講じるために、JavaScriptを使用することができます。...


HTML要素の背景色をJavaScriptでCSSプロパティを使用して設定する方法

JavaScriptを使用すると、CSSプロパティを動的に変更して、HTML要素の背景色を制御できます。この方法により、ユーザーの入力やページの状況に応じて、背景色をカスタマイズすることができます。HTML要素の参照を取得HTML要素の参照を取得...


JavaScript オブジェクトの長さについて

JavaScriptにおけるオブジェクトは、プロパティとメソッドを持つデータ構造です。プロパティはデータの値を保持し、メソッドはオブジェクトに対して実行できる関数です。JavaScriptの標準的なオブジェクトには、一般的に「長さ」という概念はありません。これは、配列のようなインデックスベースのデータ構造ではないためです。...



SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



Internet Explorer 7 で子要素の幅が意図せず崩れる?原因と解決策を解説

Internet Explorer 7 (IE7) では、絶対配置された親要素の子要素にパーセンテージ幅を設定すると、幅が意図せず崩れる場合があります。これは、IE7 の古いボックスモデルと CSS 2.1 の解釈に起因する問題です。原因この問題の根本的な原因は、IE7 が古いボックスモデルを使用していることです。このモデルでは、要素の幅はコンテンツ幅、パディング、ボーダーの合計で計算されます。一方、CSS 2.1 では、要素の幅はコンテンツ幅のみで計算されます。


ユーザーのタイムゾーン決定方法

HTML、ブラウザ、タイムゾーンの文脈で「ユーザーのタイムゾーンを決定する」とは、Webページのユーザーが現在いる地域の時間帯を特定することを指します。JavaScriptのIntl. DateTimeFormatオブジェクトを使用する Intl


HTML フォームの複数送信ボタン

HTML フォームでは、通常、送信ボタンは1つのみ存在します。しかし、特定のシナリオにおいて、複数の送信ボタンを使用することが有用な場合があります。より直感的なユーザーインターフェイス 複数のボタンを使用することで、ユーザーが意図するアクションを明確に選択できるようになります。


JavaScript、HTML、CSSでWebフォントを検出する方法

CSS font-family プロパティを使用するCSS font-family プロパティは、要素に適用されるフォントファミリーを指定するために使用されます。このプロパティを使用して、Webページで使用されているフォントのリストを取得できます。


JavaScript、HTML、CSSでWebフォントを検出する方法

CSS font-family プロパティを使用するCSS font-family プロパティは、要素に適用されるフォントファミリーを指定するために使用されます。このプロパティを使用して、Webページで使用されているフォントのリストを取得できます。