AngularJSでHTMLファイルをインクルードするならng-includeディレクティブ！サンプルコード付きで徹底解説

2024-05-21

AngularJS ng-include ディレクティブの構文と使い方

ng-include ディレクティブは、HTML ファイルを外部ファイルからインクルードするために使用されます。テンプレートの再利用性を高め、コードを整理するのに役立ちます。

構文

<div ng-include="src"></div>

説明

src: インクルードする HTML ファイルのパスを指定します。単一引用符で囲む必要があります。
templateUrl: src 属性の代わりに、テンプレート URL を返す式を指定できます。
onload: インクルードされたコンテンツが読み込まれたときに実行される式を指定できます。

例

<div ng-include="'header.html'"></div>

この例では、header.html ファイルの内容が div 要素内にインクルードされます。

ng-include ディレクティブの使い方

インクルードする HTML ファイルを作成します。
ng-include ディレクティブを使用して、インクルードするファイルのパスを指定します。
必要に応じて、templateUrl または onload 属性を使用します。

ヒント

テンプレートの再利用性を高めるために、ng-include ディレクティブを使用して、共通のヘッダー、フッター、ナビゲーションバーなどのコンポーネントをインクルードできます。

注意点

ng-include ディレクティブは、テンプレートキャッシングをサポートしていないため、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。
ng-include ディレクティブは、XSS 攻撃のリスクを高める可能性があるため、注意して使用する必要があります。

上記以外にも、ng-repeat ディレクティブや ng-if ディレクティブなど、AngularJS にはさまざまなディレクティブがあります。
AngularJS の詳細については、公式ドキュメントを参照してください。

index.html

<!DOCTYPE html>
<html ng-app="myApp">
<head>
  <title>ng-include Example</title>
  <script src="https://angularjs.org/"></script>
  <script>
    angular.module('myApp', [])
      .controller('MyController', function($scope) {
        $scope.userName = 'John Doe';
      });
  </script>
</head>
<body>
  <div ng-controller="MyController">
    <h1>Welcome, {{ userName }}!</h1>
    <div ng-include="'header.html'"></div>
    <div ng-include="'content.html'"></div>
    <div ng-include="'footer.html'"></div>
  </div>
</body>
</html>

<h2>Header</h2>

content.html

<p>This is the content of the page.</p>

<p>&copy; 2023 Acme Corporation</p>

この例では、以下のことが行われています。

index.html ファイルは、AngularJS アプリケーションのルート HTML ファイルです。
myApp という名前の AngularJS モジュールが定義されています。
MyController という名前のコントローラーが定義されています。
userName というスコープ変数が定義されています。
ng-include ディレクティブを使用して、header.html、content.html、footer.html ファイルがインクルードされています。

実行方法

上記のコードを 3 つの HTML ファイル (index.html、header.html、footer.html) に保存します。
Web ブラウザで index.html ファイルを開きます。

結果

Web ブラウザに以下の内容が表示されます。

<h1>Welcome, John Doe!</h1>
<h2>Header</h2>
<p>This is the content of the page.</p>
<p>&copy; 2023 Acme Corporation</p>

この例は、ng-include ディレクティブを使用して、HTML ファイルをインクルードする方法を簡単に示しています。実際のアプリケーションでは、より複雑なテンプレートとスコープを使用する可能性があります。

上記のサンプルコードは、基本的な例のみを示しています。

ng-include の代替方法

ng-template ディレクティブは、テンプレートを定義するために使用できます。その後、ng-include ディレクティブと同様に、他のテンプレートにインクルードできます。

利点

テンプレートキャッシングがサポートされているため、パフォーマンスが向上します。
XSS 攻撃のリスクが低くなります。

<script>
  angular.module('myApp', [])
    .controller('MyController', function($scope) {
      $scope.template = '<div>This is my template.</div>';
    });
</script>

<div ng-controller="MyController">
  <div ng-include="'header.html'"></div>
  <ng-template id="myTemplate">
    {{ template }}
  </ng-template>
  <div ng-include="'#myTemplate'"></div>
  <div ng-include="'footer.html'"></div>
</div>

コンポーネント

Angular コンポーネントは、再利用可能なコードブロックを定義するための方法です。コンポーネントには、テンプレート、コントローラー、バインディングなどの機能が含まれています。

コードのモジュール化と再利用性が向上します。

<script>
  angular.module('myApp', [])
    .component('myTemplate', {
      template: '<div>This is my template.</div>',
    })
    .controller('MyController', function($scope) {
      // ...
    });
</script>

<div ng-controller="MyController">
  <div ng-include="'header.html'"></div>
  <my-template></my-template>
  <div ng-include="'footer.html'"></div>
</div>

カスタムディレクティブは、独自の HTML タグを作成するために使用できます。カスタムディレクティブを使用して、ng-include ディレクティブと同様の機能を再現できます。

開発と保守が複雑になります。

<script>
  angular.module('myApp', [])
    .directive('myInclude', function() {
      return {
        restrict: 'A',
        require: 'ngInclude',
        link: function(scope, element, attrs, ngInclude) {
          ngInclude.templateUrl = function() {
            return attrs.src;
          };
        },
      };
    })
    .controller('MyController', function($scope) {
      // ...
    });
</script>

<div ng-controller="MyController">
  <div ng-include="'header.html'"></div>
  <div my-include="src='content.html'"></div>
  <div ng-include="'footer.html'"></div>
</div>