【HTMLテーブルの印刷を完全マスター】CSSとJavaScriptでページ分割を自在に設定

2024-05-17

HTMLテーブルの印刷におけるページ区切りの扱い方

そこで、CSSを使って、HTMLテーブルの印刷におけるページ区切りの扱いを制御する方法をご紹介します。

break-before と break-after プロパティ

break-beforebreak-after プロパティは、要素の前後にページ区切りを挿入するかどうかを制御します。

  • break-before:要素の前にページ区切りを挿入します。

これらのプロパティの値として、以下のキーワードを使用できます。

  • always:常にページ区切りを挿入します。
  • auto:ブラウザが自動的にページ区切りを挿入します。
  • avoid:ページ区切りを挿入しません。
  • left:左側にページ区切りを挿入します。(ページの左端に要素が配置されている場合のみ有効)

例えば、以下のコードは、テーブル mytable の後に常にページ区切りを挿入します。

table#mytable {
  break-after: always;
}

page-break-before と page-break-after プロパティ

page-break-beforepage-break-after プロパティは、break-beforebreak-after プロパティに似ていますが、印刷時のみに適用されます。

これらのプロパティの値も、alwaysautoavoidleftright を使用できます。

table#mytable {
  page-break-before: always;
}

@page ルール

@page ルールは、特定のページスタイルを定義するために使用されます。このルールを使用して、ページの余白、ヘッダー、フッターなどを設定することができます。

例えば、以下のコードは、すべてのページの余白を 0 に設定します。

@page {
  margin: 0;
}

その他のヒント

  • テーブルを複数のページに分割する必要がある場合は、theadtbody 要素を使用することができます。thead 要素はテーブルのヘッダー行を定義し、tbody 要素はテーブルのデータ行を定義します。
  • テーブルの幅がページ幅よりも大きい場合は、overflow-x: auto; プロパティを使用して、テーブルに水平スクロールバーを追加することができます。
  • 印刷プレビュー機能を使用して、ページ区切りの位置を確認することができます。

これらのテクニックを使用することで、HTMLテーブルをきれいに印刷することができます。




    <!DOCTYPE html>
    <html lang="ja">
    <head>
      <meta charset="UTF-8">
      <title>HTMLテーブルの印刷</title>
      <style>
        table {
          border-collapse: collapse;
        }
    
        th, td {
          border: 1px solid black;
          padding: 5px;
        }
    
        @page {
          margin: 20px;
        }
    
        table#mytable tr:nth-child(even) {
          page-break-before: avoid;
        }
      </style>
    </head>
    <body>
      <h1>HTMLテーブルの印刷</h1>
    
      <table id="mytable">
        <thead>
          <tr>
            <th>列1</th>
            <th>列2</th>
            <th>3</th>
          </tr>
        </thead>
        <tbody>
          <tr>
            <td>データ1</td>
            <td>データ2</td>
            <td>データ3</td>
          </tr>
          <tr>
            <td>データ4</td>
            <td>データ5</td>
            <td>データ6</td>
          </tr>
          <tr>
            <td>データ7</td>
            <td>データ8</td>
            <td>データ9</td>
          </tr>
          <tr>
            <td>データ10</td>
            <td>データ11</td>
            <td>データ12</td>
          </tr>
          <tr>
            <td>データ13</td>
            <td>データ14</td>
            <td>データ15</td>
          </tr>
        </tbody>
      </table>
    </body>
    </html>
    

    このコードでは、以下の設定を行っています。

    • テーブルのセル間に罫線を引きます。
    • ページの余白を20pxに設定します。
    • 偶数行の後にページ区切りを挿入しないように設定します。

    この設定により、テーブルが2ページに分割され、偶数行は最初のページに、奇数行は2番目のページに印刷されます。

    <!DOCTYPE html>
    <html lang="ja">
    <head>
      <meta charset="UTF-8">
      <title>HTMLテーブルの印刷</title>
      <style>
        table {
          border-collapse: collapse;
        }
    
        th, td {
          border: 1px solid black;
          padding: 5px;
        }
    
        @page {
          margin: 20px;
        }
    
        table#mytable {
          break-before: always;
          break-after: always;
        }
      </style>
    </head>
    <body>
      <h1>HTMLテーブルの印刷</h1>
    
      <table id="mytable">
        <thead>
          <tr>
            <th>列1</th>
            <th>列2</th>
            <th>3</th>
          </tr>
        </thead>
        <tbody>
          <tr>
            <td>データ1</td>
            <td>データ2</td>
            <td>データ3</td>
          </tr>
          <tr>
            <td>データ4</td>
            <td>データ5</td>
            <td>データ6</td>
          </tr>
          <tr>
            <td>データ7</td>
            <td>データ8</td>
            <td>データ9</td>
          </tr>
          <tr>
            <td>データ10</td>
            <td>データ11</td>
            <td>データ12</td>
          </tr>
          <tr>
            <td>データ13</td>
            <td>データ14</td>
            <td>データ15</td>
          </tr>
        </tbody>
      </table>
    </body>
    </html>
    

    このコードでは、テーブルの前後に常にページ区切りを挿入するように設定しています。この設定により、テーブルが1ページに1つずつ印刷されます。

    これらのコード例を参考に、ご自身のニーズに合わせてCSSをカスタマイズしてください。

    上記以外にも、ページ区切りの扱いを制御する方法はいくつかあります。詳細は、CSSのドキュメントを参照してください。




    HTMLテーブルの印刷におけるページ区切りの扱い方:その他の方法

    col 要素を使用して、テーブル列の幅を指定することができます。列幅がページ幅よりも大きい場合、その列は自動的にページ分割されます。

    例えば、以下のコードは、列 "列1" の幅を200pxに設定します。この列の幅がページ幅よりも大きい場合、その列は自動的にページ分割されます。

    <table>
      <colgroup>
        <col width="200">
        <col>
        <col>
      </colgroup>
      </table>
    

    table-layout プロパティを使用して、テーブルのレイアウトを指定することができます。このプロパティの値として、auto または fixed を使用できます。

    • fixed:各列の幅が等しくなります。

    fixed を指定すると、列幅がページ幅よりも大きい場合でも、ページ分割されずに印刷されます。

    例えば、以下のコードは、テーブルのレイアウトを固定します。

    table {
      table-layout: fixed;
    }
    

    JavaScriptを使用して、ページ区切りの位置を動的に制御することができます。例えば、以下のコードは、偶数行の後にページ区切りを挿入します。

    window.onload = function() {
      var table = document.getElementById('mytable');
      var rows = table.getElementsByTagName('tr');
    
      for (var i = 1; i < rows.length; i++) {
        if (i % 2 === 0) {
          var row = rows[i];
          var pageBreak = document.createElement('br');
          pageBreak.setAttribute('style', 'page-break-before: always;');
          row.parentNode.insertBefore(pageBreak, row);
        }
      }
    };
    

    ライブラリを使用する

    HTMLテーブルの印刷を容易にするために、いくつかのライブラリが用意されています。例えば、print-js は、ページ区切りの制御、ヘッダーとフッターの追加、ページ番号の挿入など、さまざまな機能を提供するライブラリです。

    これらの方法は、それぞれ長所と短所があります。ご自身のニーズに合わせて、最適な方法を選択してください。

    注意事項

    • 上記の方法は、すべてのブラウザで同じように動作するとは限りません。
    • 複雑なレイアウトのテーブルを印刷する場合は、専門の印刷業者に依頼することを検討してください。

      html css printing


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