Node.js でサポートされているエンコーディングのリスト

2024-04-17

Node.js でサポートされているエンコーディングのリスト

サポートされているエンコーディングのリスト

UTF-8: 日本語を含む多くの言語で使用される、汎用性の高いエンコーディングです。
ASCII: 英語のみに対応する、シンプルなエンコーディングです。
Latin-1: ヨーロッパの言語で使用される、ASCII よりも多くの文字をサポートするエンコーディングです。
GB2312: 中国語で使用される、漢字を含む多くの文字をサポートするエンコーディングです。

エンコーディングの使用方法

Node.js でエンコーディングを使用するには、Buffer クラスを使用します。Buffer クラスは、バイナリデータを操作するためのオブジェクトです。

以下の例では、文字列を UTF-8 エンコーディングでエンコードする方法を示します。

const str = 'Hello, world!';
const buffer = Buffer.from(str, 'utf8');
console.log(buffer);

このコードは、次の出力を生成します。

<Buffer 48 65 6c 6c 6f 2c 20 77 6f 72 6c 64 21>

上記の例では、Buffer.from() 関数を使用して、文字列を Buffer オブジェクトに変換しています。utf8 オプションは、文字列を UTF-8 エンコーディングでエンコードすることを指定します。

エンコードされたバッファをデコードするには、toString() メソッドを使用します。

const buffer = Buffer.from('48 65 6c 6c 6f 2c 20 77 6f 72 6c 64 21', 'hex');
const str = buffer.toString('utf8');
console.log(str);

Hello, world!

Node.js でエンコーディングを使用するサンプルコード

この例では、文字列を UTF-8 エンコーディングでエンコードし、output.txt というファイルに書き込みます。

const fs = require('fs');
const str = 'Hello, world!';

const buffer = Buffer.from(str, 'utf8');

fs.writeFile('output.txt', buffer, (err) => {
  if (err) {
    console.error(err);
    return;
  }

  console.log('File written successfully.');
});

例 2: ファイルを UTF-8 エンコーディングで読み込んで、コンソールに表示する

この例では、input.txt というファイルの内容を UTF-8 エンコーディングで読み込み、コンソールに表示します。

const fs = require('fs');

fs.readFile('input.txt', 'utf8', (err, data) => {
  if (err) {
    console.error(err);
    return;
  }

  console.log(data);
});

この例では、文字列を Latin-1 エンコーディングでエンコードし、Web サーバーで送信します。

const http = require('http');

const str = 'Hello, world!';
const buffer = Buffer.from(str, 'latin1');

const server = http.createServer((req, res) => {
  res.writeHead(200, { 'Content-Type': 'text/plain' });
  res.end(buffer);
});

server.listen(3000, () => {
  console.log('Server listening on port 3000');
});

これらの例は、Node.js でエンコーディングを使用する方法をほんの一例です。エンコーディングは、さまざまな目的に使用できます。詳細については、Node.js のドキュメントを参照してください。

Node.js でエンコーディングを使用するその他の方法

URL エンコーディングとデコーディング

URL エンコーディングは、URL に安全な形式で文字列をエンコードするために使用されます。これは、特殊文字やスペースを含む文字列を Web サーバー間で送信する必要がある場合に役立ちます。

const { URLSearchParams } = require('url');

const str = 'Hello, world!';

const encodedStr = new URLSearchParams().set('data', str).toString();
console.log(encodedStr); // Output: data=Hello%2C%20world%21

const decodedStr = new URLSearchParams(encodedStr).get('data');
console.log(decodedStr); // Output: Hello, world!

Base64 エンコーディングは、バイナリデータを ASCII 文字列に変換するために使用されます。これは、バイナリデータを電子メールや Web ページに埋め込む必要がある場合に役立ちます。

const { TextEncoder, TextDecoder } = require('util');

const data = Buffer.from('Hello, world!');

const encoder = new TextEncoder();
const encodedStr = encoder.encode(data).toString('base64');
console.log(encodedStr); // Output: SGVsbG8sIHdvcmxkIQ==

const decoder = new TextDecoder();
const decodedData = decoder.decode(Buffer.from(encodedStr, 'base64'));
console.log(decodedData); // Output: Buffer(11) [72, 101, 108, 108, 111, 44, 32, 119, 111, 114, 108]