Node.jsパッケージを自在にインストール!macOSでnpmグローバルパスプレフィックスを操る方法
macOSにおけるnpmグローバルパスプレフィックスの解説
npmグローバルパスプレフィックスは、macOS上でNode.jsパッケージをグローバルにインストールする際に使用されるディレクトリを指定します。デフォルトでは、このディレクトリは~/.npm-global
ですが、変更することができます。
グローバルパスプレフィックスを変更する利点
- 特定のプロジェクト専用のパッケージをグローバルにインストールしたい場合
- 複数のユーザーでnpmを使用する場合
- 特定のアクセス権を持つディレクトリにパッケージをインストールしたい場合
以下のコマンドを実行することで、グローバルパスプレフィックスを変更できます。
npm config set prefix <新しいパス>
例
グローバルパスプレフィックスを/usr/local
に変更するには、以下のコマンドを実行します。
npm config set prefix /usr/local
変更を反映させる
グローバルパスプレフィックスを変更した後は、以下のコマンドを実行して変更を反映させる必要があります。
source ~/.bashrc
注意事項
sudo
コマンドを使用せずにグローバルパスプレフィックスを変更する必要があります。- グローバルパスプレフィックスを変更すると、既存のグローバルにインストールされたパッケージが影響を受ける場合があります。
- 変更後に問題が発生した場合は、デフォルトのグローバルパスプレフィックスに戻すことができます。
補足
- 上記の説明は、macOS 10.15 Catalina以降を対象としています。
- 以前のバージョンのmacOSを使用している場合は、手順が異なる場合があります。
npm config set prefix /usr/local
source ~/.bashrc
デフォルトのグローバルパスプレフィックスに戻す
npm config set prefix ~/.npm-global
- 上記のコードを実行する前に、
~/.bashrc
ファイルが存在することを確認してください。存在しない場合は、以下のコマンドで作成できます。
touch ~/.bashrc
macOSにおけるnpmグローバルパスプレフィックスの変更方法:その他の方法
環境変数を使用する
export PATH=$PATH:/usr/local/bin
export PATH=$PATH:/usr/local/bin
- この方法は、ログインシェルのみで有効です。
- すべてのシェルでグローバルパスプレフィックスを変更するには、以下の方法を参照してください。
プロファイルファイルを変更する
以下の方法で、プロファイルファイル(例:~/.bash_profile
)を変更することで、すべてのシェルでグローバルパスプレフィックスを変更できます。
nano ~/.bash_profile
- 以下の行を追加します。
export PATH=$PATH:/usr/local/bin
source ~/.bash_profile
export PATH=$PATH:/usr/local/bin
- プロファイルファイルを変更する前に、バックアップを取っておくことをお勧めします。
- 複数のユーザーでコンピュータを使用している場合は、各ユーザーのプロファイルファイルを編集する必要があります。
GUIツールを使用する
HomebrewなどのGUIツールを使用して、npmグローバルパスプレフィックスを変更することもできます。
Homebrewを使用している場合は、以下のコマンドを実行してグローバルパスプレフィックスを/usr/local
に変更できます。
brew config global prefix /usr/local
- GUIツールの使用方法については、ツールのドキュメントを参照してください。
macos node.js npm