HTML要素にデータ属性を追加する方法:jQueryとネイティブJavaScript編

2024-06-30

jQueryを使ってHTML要素にカスタムデータ属性を追加する方法

attr() メソッドは、HTML要素の属性を取得・設定するために使用されます。カスタムデータ属性を追加する場合も、このメソッドを使用することができます。

構文

$(selector).attr("data-attribute-name", "attribute-value");

$(document).ready(function() {
  // 要素IDが "my-element" である要素に、data-id属性に "123" という値を設定します
  $("#my-element").attr("data-id", "123");

  // 要素クラスが "my-class" であるすべての要素に、data-active属性に "true" という値を設定します
  $(".my-class").attr("data-active", "true");
});

注意点

  • attr() メソッドで設定する値は、常に文字列として扱われます。数値を設定したい場合は、あらかじめ文字列に変換する必要があります。
  • 既存のカスタムデータ属性を更新するには、同じ名前の属性を再度設定すれば上書きされます。

data() メソッドは、jQuery内部のデータキャッシュにデータを格納・取得するために使用されます。カスタムデータ属性も、このキャッシュに格納することができます。

$(selector).data("data-attribute-name", "attribute-value");
$(document).ready(function() {
  // 要素IDが "my-element" である要素から、data-id属性の値を取得します
  var dataId = $("#my-element").data("data-id");
  console.log(dataId); // 123を出力

  // 要素クラスが "my-class" であるすべての要素に、data-active属性に "true" という値を設定します
  $(".my-class").data("data-active", true);

  // 要素IDが "my-element" である要素から、data-active属性の値を取得します (真偽値として取得)
  var isActive = $("#my-element").data("data-active");
  console.log(isActive); // trueを出力
});
  • data() メソッドで設定する値は、データ型に関わらずそのまま格納されます。

どちらのメソッドを使うべき?

一般的に、以下のケースでそれぞれのメソッドを使い分けることをおすすめします。

  • HTML属性としてカスタムデータ属性を扱いたい場合: attr() メソッドを使用します。
  • JavaScriptやjQuery内でカスタムデータ属性を主に利用する場合: data() メソッドを使用します。

上記に加えて、パフォーマンスを考慮する場合、頻繁に読み書きを行うカスタムデータ属性の場合は data() メソッド、そうでない場合は attr() メソッドを使用する、という指針も存在します。

jQueryを使ってHTML要素にカスタムデータ属性を追加するには、attr()data() の2つのメソッドを使用することができます。それぞれのメソッドの特徴を理解し、目的に合った方法を選択することが重要です。




    jQueryでカスタムデータ属性を追加するサンプルコード

    attr() メソッドを使用する場合

    <!DOCTYPE html>
    <html lang="ja">
    <head>
      <meta charset="UTF-8">
      <title>jQueryでカスタムデータ属性を追加</title>
      <script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.6.0/jquery.min.js"></script>
    </head>
    <body>
      <p id="my-element" data-id="123">要素1</p>
      <p class="my-class" data-active="false">要素2</p>
      <p class="my-class" data-active="true">要素3</p>
    
      <script>
        $(document).ready(function() {
          // 要素IDが "my-element" である要素に、data-description属性に "詳細説明" という値を追加します
          $("#my-element").attr("data-description", "詳細説明");
    
          // 要素クラスが "my-class" であるすべての要素に、data-order属性に 番号 を設定します
          var i = 1;
          $(".my-class").each(function() {
            $(this).attr("data-order", i++);
          });
        });
      </script>
    </body>
    </html>
    

    このコードを実行すると、以下のようになります。

    • 要素IDが "my-element" である要素には、data-description="詳細説明" という属性が追加されます。
    • 要素クラスが "my-class" であるすべての要素には、data-order という属性が追加され、それぞれに 1, 2, 3 という番号が設定されます。

    data() メソッドを使用する場合

    <!DOCTYPE html>
    <html lang="ja">
    <head>
      <meta charset="UTF-8">
      <title>jQueryでカスタムデータ属性を追加</title>
      <script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.6.0/jquery.min.js"></script>
    </head>
    <body>
      <p id="my-element" data-id="123">要素1</p>
      <p class="my-class" data-active="false">要素2</p>
      <p class="my-class" data-active="true">要素3</p>
    
      <script>
        $(document).ready(function() {
          // 要素IDが "my-element" である要素から、data-id属性の値を取得してコンソールに出力します
          var dataId = $("#my-element").data("data-id");
          console.log(dataId); // 123を出力
    
          // 要素クラスが "my-class" であるすべての要素に、data-active属性に true という値を設定します
          $(".my-class").data("data-active", true);
    
          // 要素IDが "my-element" である要素のdata-active属性の値を真偽値として取得してコンソールに出力します
          var isActive = $("#my-element").data("data-active");
          console.log(isActive); // trueを出力
        });
      </script>
    </body>
    </html>
    
    • コンソールに 123 と出力されます。これは、要素IDが "my-element" である要素の data-id 属性の値です。
    • 要素クラスが "my-class" であるすべての要素の data-active 属性の値が true に変更されます。

    上記はあくまで基本的な例です。実際の使用例では、必要に応じてコードを修正・拡張する必要があります。




    jQuery以外の方法でHTML要素にカスタムデータ属性を追加する方法

    ネイティブJavaScriptを使用する

    <!DOCTYPE html>
    <html lang="ja">
    <head>
      <meta charset="UTF-8">
      <title>ネイティブJavaScriptでカスタムデータ属性を追加</title>
    </head>
    <body>
      <p id="my-element">要素1</p>
      <p class="my-class">要素2</p>
      <p class="my-class">要素3</p>
    
      <script>
        // 要素IDが "my-element" である要素に、data-description属性に "詳細説明" という値を追加します
        var element = document.getElementById("my-element");
        element.dataset.description = "詳細説明";
    
        // 要素クラスが "my-class" であるすべての要素に、data-order属性に 番号 を設定します
        var elements = document.querySelectorAll(".my-class");
        for (var i = 0, len = elements.length; i < len; i++) {
          elements[i].dataset.order = i + 1;
        }
      </script>
    </body>
    </html>
    

    このコードは、jQueryを使用せずにネイティブJavaScriptでカスタムデータ属性を追加する方法を示しています。

    属性操作ライブラリを使用する

    <!DOCTYPE html>
    <html lang="ja">
    <head>
      <meta charset="UTF-8">
      <title>DOMattributesライブラリでカスタムデータ属性を追加</title>
      <script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/[email protected]/dist/domattributes.min.js"></script>
    </head>
    <body>
      <p id="my-element">要素1</p>
      <p class="my-class">要素2</p>
      <p class="my-class">要素3</p>
    
      <script>
        // 要素IDが "my-element" である要素に、data-description属性に "詳細説明" という値を追加します
        domAttributes.set("#my-element", "data-description", "詳細説明");
    
        // 要素クラスが "my-class" であるすべての要素に、data-order属性に 番号 を設定します
        var elements = document.querySelectorAll(".my-class");
        for (var i = 0, len = elements.length; i < len; i++) {
          domAttributes.set(elements[i], "data-order", i + 1);
        }
      </script>
    </body>
    </html>
    

    このコードは、DOMattributesライブラリを使用してカスタムデータ属性を追加する方法を示しています。

    データ属性用のHTML属性を使用する

    HTML5には、data-* という接頭辞を持つ属性が用意されています。これらの属性は、カスタムデータ属性として使用することができます。

    <p id="my-element" data-id="123" data-description="詳細説明">要素1</p>
    <p class="my-class" data-active="false">要素2</p>
    <p class="my-class" data-active="true">要素3</p>
    

    上記の例では、data-iddata-description というカスタムデータ属性をHTML要素に直接記述しています。

    • ネイティブJavaScriptや属性操作ライブラリを使用する場合は、ブラウザの互換性を考慮する必要があります。
    • データ属性用のHTML属性を使用する場合は、属性名が data-* で始まるようにする必要があります。

    jQuery以外にも、HTML要素にカスタムデータ属性を追加する方法はいくつかあります。それぞれの特徴を理解し、目的に合った方法を選択することが重要です。


    jquery html custom-data-attribute


    【初心者向け】JavaScriptでウィンドウのリサイズイベントをトリガーする方法

    JavaScript でウィンドウのリサイズイベントをトリガーするには、主に以下の2つの方法があります。window. addEventListener 関数を使用するjQuery ライブラリを使用するこれは、最も基本的な方法です。以下のコード例のように、window...


    JavaScript、HTML、CSS で div にツールチップを追加する方法

    このチュートリアルでは、JavaScript、HTML、CSS を使用して div にツールチップを追加する方法を説明します。必要なもの:テキストエディタWebブラウザ手順:HTML ファイルを作成し、以下のコードを追加します。説明:HTML コードでは、#tooltip-div という ID を持つ div 要素と、#tooltip という ID を持つ div 要素を作成します。...


    CSS、Twitter Bootstrap、HTML を使ってボタンをフル幅にする方法

    ボタンをフル幅(画面横幅いっぱい)にしたい場合、いくつかの方法があります。以下では、CSS、Twitter Bootstrap、HTML をそれぞれ使った方法を詳しく解説します。CSS を使う方法これは最もシンプルな方法で、HTML に直接 CSS コードを追加することで実現できます。以下のコード例をご覧ください。...


    divのスクロールバーを非表示にする方法:CSSとJavaScriptでのアプローチ

    この方法は、CSS の overflow プロパティを使用して実現できます。 以下の手順に従ってください。div 要素に overflow: auto プロパティを設定します。 これは、コンテンツが要素の境界を超える場合にのみスクロールバーを表示することを指示します。...


    Flexboxでスマートに中央揃え

    方法 1: Flexbox を使用するBootstrap 4 以降では、Flexbox を使用してコンテナを垂直方向に中央揃えするのが最も簡単な方法です。Flexbox は、要素を柔軟に配置するためのレイアウトモードです。このコードは、以下のことを行います。...


    SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



    jQuery、HTML、カスタムデータ属性を駆使してWebアプリケーションを強化

    HTML5では、data-* プレフィックスが付いたカスタムデータ属性を要素に追加できます。これらの属性は、標準のHTML属性とは異なり、独自に定義して使用できます。データ属性は、次のようなさまざまな目的に使用できます。要素に関する追加情報を格納する