【初心者向け】JavaScript/jQueryでkeyupイベントを遅延させるサンプルコード
JavaScript/jQueryでキー入力を一定時間停止後に入力内容を反映させる方法
keyup
イベントは、ユーザーがキーを離したタイミングで発火します。しかし、タイピング速度が速いユーザーの場合、キー入力を検知する頻度が高くなり、処理が重くなる可能性があります。
そこで、keyup
イベントの発火を一定時間遅延させることで、処理負荷を軽減し、スムーズな操作を実現することができます。
JavaScript
setTimeout
関数を使用して、keyup
イベントハンドラを一定時間後に実行するタイマーを設定します。- タイマーが実行される前に、
clearTimeout
関数を使用して、前回のタイマーをクリアします。
let timer;
const input = document.querySelector('input');
input.addEventListener('keyup', () => {
clearTimeout(timer);
timer = setTimeout(() => {
// 処理内容
}, 500); // 500ミリ秒後に処理を実行
});
jQuery
keyup
イベントに、debounce
関数を使用して遅延処理を設定します。
const input = $('input');
input.on('keyup', $.debounce(500, () => {
// 処理内容
}));
ポイント
- 遅延時間は、処理内容やユーザーのタイピング速度に合わせて調整してください。
- 処理内容が複雑な場合は、
debounce
関数よりもthrottle
関数の方が適している場合があります。
- 上記のコードは基本的な例です。必要に応じて、条件分岐やエラー処理などを追加してください。
<input type="text" id="input">
const input = document.querySelector('#input');
input.addEventListener('keyup', () => {
// 処理内容
console.log(input.value);
});
動作
テキスト入力欄に文字を入力すると、500ミリ秒後にコンソールにに入力内容が表示されます。
改良点
- 処理内容の例として、入力内容をコンソールに出力するコードを追加しました。
- 実際の処理内容に合わせて、コードを修正してください。
他の方法
keydownイベントを使用する
const input = document.querySelector('input');
input.addEventListener('keydown', () => {
// 処理内容
console.log(input.value);
});
メリット
keyup
イベントよりも処理頻度を抑えることができる。
- ユーザーがキーを押しっぱなしにした場合、処理が何度も実行される。
setInterval
関数を使用して、一定間隔で処理を実行する方法があります。
const input = document.querySelector('input');
const interval = setInterval(() => {
// 処理内容
console.log(input.value);
}, 500); // 500ミリ秒間隔で処理を実行
// 処理が不要になった場合は、clearInterval関数でタイマーを停止する
input.addEventListener('blur', () => {
clearInterval(interval);
});
- キー入力を検知するタイミングを細かく制御できる。
- 処理頻度が高くなり、処理負荷が大きくなる可能性がある。
ライブラリを使用する
debounce
やthrottle
などの機能を提供するライブラリを使用する方法があります。
- コードを簡潔に記述できる。
- ライブラリの読み込みが必要になる。
- 処理頻度を抑えたい場合は、
keydown
イベントを使用する。 - キー入力をリアルタイムに反映したい場合は、
keyup
イベントを使用する。
javascript jquery