JavaScript、jQuery、Keyboardを使って、ユーザー入力が完了したタイミングで処理を実行する方法

2024-04-02

JavaScript、jQuery、Keyboard を使って、ユーザー入力が完了したタイミングで JavaScript 関数を実行する方法

通常、テキスト入力欄でキーが押されるたびに keyup イベントが発生し、それに応じて JavaScript 関数が実行されます。しかし、ユーザーがまだ入力を続けている場合、キー入力ごとに処理が実行されるのは望ましくありません。例えば、入力内容に基づいて検索結果を提示するような場合、ユーザーがまだ入力を終えていない段階で検索を実行してしまうと、不必要な処理が発生してしまうことになります。

そこで、ユーザー入力が完了したタイミングで JavaScript 関数を実行する方法について、以下の3つの方法を解説します。

keydown と keyup イベントを組み合わせる

keydown イベントはキーが押された直後に発生し、keyup イベントはキーが離された直後に発生します。これらのイベントを組み合わせることで、ユーザーが入力を終えたタイミングを検知することができます。

const input = document.getElementById('input');

input.addEventListener('keydown', () => {
  // 入力が開始されたことを記録
  isTyping = true;
});

input.addEventListener('keyup', () => {
  // キーが離された
  isTyping = false;

  // 一定時間後に `isTyping` が `false` のままだったら、入力が完了したと判断
  setTimeout(() => {
    if (!isTyping) {
      // 入力が完了した処理を実行
      console.log('入力が完了しました');
    }
  }, 500);
});

上記のコードでは、keydown イベントで isTyping 変数を true に設定し、keyup イベントで isTyping 変数を false に設定しています。そして、setTimeout を使って、一定時間後に isTyping 変数が false のままだったら、入力が完了したと判断しています。

input イベントは、テキスト入力欄の内容が変更されたタイミングで発生します。このイベントを使うことで、ユーザーが入力中に逐次処理を実行することができます。

const input = document.getElementById('input');

input.addEventListener('input', () => {
  // 入力が完了した処理を実行
  console.log('入力が完了しました');
});

上記のコードでは、input イベントが発生するたびに、入力が完了した処理を実行しています。

jQuery を使えば、より簡単に実装することができます。

const input = $('#input');

input.on('input', () => {
  // 入力が完了した処理を実行
  console.log('入力が完了しました');
});

上記のコードでは、jQuery の on() メソッドを使って、input イベントに処理を登録しています。

注意点

いずれの方法を使う場合でも、ユーザーが入力速度によって処理のタイミングがずれる可能性があります。そのため、必要に応じて処理のタイミングを調整する必要があります。




<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
  <title>JavaScript キーボード入力完了時に実行</title>
</head>
<body>
  <h1>検索</h1>
  <input type="text" id="input" placeholder="キーワードを入力">
  <ul id="results"></ul>

  <script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.5.1/jquery.min.js"></script>
  <script>
  const input = $('#input');
  const results = $('#results');

  // ユーザーが入力中に検索結果を表示
  input.on('input', () => {
    const keyword = input.val();

    // 検索処理
    $.ajax({
      url: '/search',
      data: {
        keyword: keyword,
      },
      success: (data) => {
        // 検索結果を表示
        results.html('');
        for (const result of data) {
          results.append(`<li>${result}</li>`);
        }
      },
    });
  });
  </script>
</body>
</html>
  1. 入力欄に入力されたキーワードを取得
  2. キーワードに基づいて検索処理を実行
  3. 検索結果をリストとして表示

このサンプルコードはあくまで一例であり、実際の用途に合わせて変更する必要があります。




他の方法

const input = document.getElementById('input');

input.addEventListener('change', () => {
  // 入力が完了した処理を実行
  console.log('入力が完了しました');
});
const input = document.getElementById('input');

input.addEventListener('blur', () => {
  // 入力が完了した処理を実行
  console.log('入力が完了しました');
});

debouncethrottle は、イベント発生頻度を制限する関数です。これらの関数を使うことで、ユーザーが入力速度が速くても、処理の実行頻度を抑えることができます。

debounce は、イベント発生後、一定時間経過後に処理を実行します。

const input = document.getElementById('input');

const debouncedFunction = debounce(() => {
  // 入力が完了した処理を実行
  console.log('入力が完了しました');
}, 500);

input.addEventListener('input', debouncedFunction);

上記のコードでは、debounce 関数を使って、500ミリ秒間隔で処理を実行するようにしています。

throttle は、一定時間間隔で処理を実行します。

const input = document.getElementById('input');

const throttledFunction = throttle(() => {
  // 入力が完了した処理を実行
  console.log('入力が完了しました');
}, 500);

input.addEventListener('input', throttledFunction);

ContentEditable 属性を要素に設定することで、その要素を直接編集可能にすることができます。この属性を使うことで、ユーザーが入力中にリアルタイムで処理を実行することができます。

<div id="input" contenteditable="true">
  ここに内容を入力
</div>
const input = document.getElementById('input');

input.addEventListener('input', () => {
  // 入力が完了した処理を実行
  console.log('入力が完了しました');
});

MutationObserver は、要素の変更を監視する API です。この API を使うことで、ユーザーが入力中にリアルタイムで処理を実行することができます。

const input = document.getElementById('input');

const observer = new MutationObserver((mutations) => {
  // 入力が完了した処理を実行
  console.log('入力が完了しました');
});

observer.observe(input, {
  attributes: true,
  characterData: true,
});

どの方法を使うべきかは、具体的な要件によって異なります。以下のような点を考慮する必要があります。

  • ユーザーが入力中に処理を実行する必要があるかどうか
  • 処理の実行頻度
  • ブラウザの互換性

javascript jquery keyboard


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