HTML埋め込み要素の比較
iframe, embed, object 要素の違いについて (日本語)
HTML でウェブサイトに外部コンテンツを埋め込むための要素として、iframe
、embed
、object
の 3 つが使用されます。それぞれの要素には異なる特性と用途があります。
iframe
- JavaScript制御
埋め込まれたコンテンツに対して JavaScript を使用して操作することができます。 - クロスオリジンリソース
異なるドメインのコンテンツを埋め込むことができます。 - 独立したフレーム
埋め込まれたコンテンツは、独立したフレームとして扱われ、親ページとは異なるスクロールバーや URL を持つことができます。 - 最も一般的な方法
他のウェブサイトを現在のページ内に表示する。
embed
- 外部プレーヤー
埋め込まれたコンテンツは、外部のプレーヤーを使用して表示されます。 - 特定のコンテンツタイプ
特定のコンテンツタイプ (例えば、PDF、SWF ファイルなど) を埋め込むための要素です。
object
- プラグイン依存
埋め込まれたコンテンツを表示するために、ブラウザに適切なプラグインがインストールされている必要があります。 - 汎用的な埋め込み
さまざまな種類のコンテンツを埋め込むための要素です。
- object
さまざまな種類のコンテンツをプラグインを使用して表示する。 - embed
特定のコンテンツタイプを外部プレーヤーを使用して表示する。 - iframe
他のウェブサイトを独立したフレームとして表示する。
選択基準
- クロスオリジン
異なるドメインのコンテンツを埋め込む必要がある場合は、iframe を使用します。 - コントロール
埋め込まれたコンテンツに対して JavaScript を使用して操作する必要がある場合は、iframe を使用します。 - コンテンツタイプ
埋め込みたいコンテンツの種類に応じて選択します。
- 他のウェブサイトを埋め込む
<iframe src="https://example.com" width="400" height="300"></iframe>
- JavaScript で操作
var iframe = document.getElementById("myIframe");
iframe.src = "https://new-example.com";
- 特定のコンテンツタイプを埋め込む
<embed src="document.pdf" width="400" height="300" type="application/pdf">
- さまざまなコンテンツを埋め込む
<object data="video.mp4" width="400" height="300" type="video/mp4">
<p>Your browser does not support video.</p>
</object>
比較表
要素 | 用途 | クロスオリジン | JavaScript制御 |
---|---|---|---|
iframe | 他のウェブサイトを埋め込む | 可 | 可 |
embed | 特定のコンテンツタイプを埋め込む | 不可 | 制限あり |
object | さまざまなコンテンツを埋め込む | 不可 | 制限あり |
注意
- JavaScript を使用して埋め込まれたコンテンツを操作する場合、適切なセキュリティ対策を講じてください。
- クロスオリジンリソースを埋め込む場合は、セキュリティ上の考慮が必要です。
embed
とobject
要素は、ブラウザのプラグインに依存することがあります。
JavaScript による動的なコンテンツ読み込み
- Fetch API
XHR の現代的な代替手段で、よりシンプルで強力な機能を提供します。 - XMLHttpRequest (XHR)
サーバーからコンテンツを非同期に読み込み、ページに動的に挿入します。
html iframe