jQueryエラー解決とUnobtrusive Validation

2024-09-03

WebForms の unobtrusive validation で "ScriptResourceMapping for 'jquery' が見つかりません" エラーが発生した場合の対処法 (HTML、ASP.NET、Visual Studio)

このエラーメッセージは、ASP.NET Web Forms アプリケーションで unobtrusive validation モードを使用しているときに発生します。unobtrusive validation モードは、クライアントサイドでの検証処理に JavaScript を利用する機能です。

エラーメッセージの意味を分解すると、

  • Please add a ScriptResourceMapping named jquery(case-sensitive)
    大文字小文字を区別して "jquery" という名前の ScriptResourceMapping を追加してください
  • requires a ScriptResourceMapping for 'jquery'
    "jquery" という名前の ScriptResourceMapping が必要
  • WebForms UnobtrusiveValidationMode
    ASP.NET Web Forms の unobtrusive validation モードが有効になっている

原因

unobtrusive validation モードは JavaScript ライブラリである jQuery を利用して動作します。しかし、エラーメッセージが示すように、アプリケーション内で ScriptResourceMapping が適切に設定されていないため、jQuery が見つからない状態になっています。

解決方法

このエラーを解決するには、以下の 2 つの方法があります。

方法 1: ScriptResourceMapping の追加

  1. Visual Studio でソリューションを開きます。
  2. Web.config ファイルを開きます。
  3. <system.web> セクションを見つけ、その中に <scriptMapping> 要素を追加します。
<system.web>
  <scriptMapping>
    <add key="jquery" value="~/Scripts/jquery-**.min.js" />
  </scriptMapping>
  </system.web>

注意
上記コードでは、実際の jQuery ファイルのパスを ~/Scripts/jquery-**.min.js としていますが、実際のパスに置き換えてください (. はバージョン番号が入ります)。

方法 2: NuGet パッケージのインストール

  1. ソリューション エクスプローラー を開き、プロジェクトを右クリックして 「NuGet パッケージの管理」 を選択します。
  2. オンラインパッケージ検索で 「Microsoft.jQuery.Unobtrusive.Validation」 を検索し、インストールします。
  3. このパッケージをインストールすると、必要な ScriptResourceMapping が自動的に設定されます。
  • unobtrusive validation モードは、クライアントサイドでの検証処理をより柔軟に制御できますが、設定が煩雑になる場合もあります。
  • ScriptResourceMapping は、ASP.NET アプリケーションで使用する JavaScript ファイルへのマッピングを定義する設定です。
  • unobtrusive validation モード (Microsoft Docs [invalid URL removed])



WebForms UnobtrusiveValidationMode に関するエラー解決と jQuery の使用例

エラーメッセージ

WebForms UnobtrusiveValidationMode requires a ScriptResourceMapping for 'jquery'. Please add a ScriptResourceMapping named jquery(case-sensitive).  

このエラーは、ASP.NET Web Forms アプリケーションで unobtrusive validation モードを使用しているときに、jQuery ライブラリが適切に設定されていないことを示しています。

  1. <system.web>
      <scriptMapping>
        <add key="jquery" value="~/Scripts/jquery-**.min.js" />
      </scriptMapping>
    </system.web>
    
    • ~/Scripts/jquery-**.min.js は、実際の jQuery ファイルへのパスに置き換えてください。

jQuery の使用例

<form id="myForm" runat="server">
  <asp:TextBox ID="TextBox1" runat="server" />
  <asp:RequiredFieldValidator ID="RequiredFieldValidator1" runat="server" ControlToValidate="Te   xtBox1" ErrorMessage="必須項目です"></asp:RequiredFieldValidator>
  <asp:Button ID="Button1" runat="server" Text="送信" />
</form>

このコードでは、テキストボックスと必須項目検証コントロールを使用しています。unobtrusive validation モードが有効になっている場合、ブラウザ側で JavaScript を使って入力値の検証が行われます。

jQuery を使用してカスタム検証を行う例

$(document).ready(function () {
  $("#myForm").validate({
    rules: {
      TextBox1: {
        customValidation: true
      }
    },
    messages: {
      TextBox1: {
        customValidation: "カスタムエラーメッセージ"
      }
    },
    methods: {
      customValidation: function (value) {
        // カスタム検証ロジック
        if (value.length < 5) {
          return false;
        }
        return true;
      }
    }
  });
});



<system.web>
  <scriptMapping>
    <add key="jquery" value="~/Scripts/jquery-**.min.js" />
  </scriptMapping>
</system.web>

代替方法

jQuery CDN の利用

  • 以下は、Google CDN を使用した例です:

    <script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.6.0/jquery.min.js"></script>
    

ローカルに jQuery ファイルを配置

  • この方法では、ScriptResourceMapping の設定が必要ですが、CDN を使用する場合と比べて、ファイルの読み込みが高速になることがあります。
  • jQuery ファイルをプロジェクトの Scripts フォルダーに直接配置し、HTML ファイルから参照します。
<form id="myForm" runat="server">
  <asp:TextBox ID="TextBox1" runat="server" />
  <asp:RequiredFieldValidator ID="RequiredFieldValidator1" runat="server" ControlToValidate="Te   xtBox1" ErrorMessage="必須項目です"></asp:RequiredFieldValidator>
  <asp:Button ID="Button1" runat="server" Text="送信" />
</form>
$(document).ready(function () {
  $("#myForm").validate({
    rules: {
      TextBox1: {
        customValidation: true
      }
    },
    messages: {
      TextBox1: {
        customValidation: "カスタムエラーメッセージ"
      }
    },
    methods: {
      customValidation: function (value) {
        // カスタム検証ロジック
        if (value.length < 5) {
          return false;
        }
        return true;
      }
    }
  });
});

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