jQueryエラー解決とUnobtrusive Validation
WebForms の unobtrusive validation で "ScriptResourceMapping for 'jquery' が見つかりません" エラーが発生した場合の対処法 (HTML、ASP.NET、Visual Studio)
このエラーメッセージは、ASP.NET Web Forms アプリケーションで unobtrusive validation モードを使用しているときに発生します。unobtrusive validation モードは、クライアントサイドでの検証処理に JavaScript を利用する機能です。
エラーメッセージの意味を分解すると、
- Please add a ScriptResourceMapping named jquery(case-sensitive)
大文字小文字を区別して "jquery" という名前の ScriptResourceMapping を追加してください - requires a ScriptResourceMapping for 'jquery'
"jquery" という名前の ScriptResourceMapping が必要 - WebForms UnobtrusiveValidationMode
ASP.NET Web Forms の unobtrusive validation モードが有効になっている
原因
unobtrusive validation モードは JavaScript ライブラリである jQuery を利用して動作します。しかし、エラーメッセージが示すように、アプリケーション内で ScriptResourceMapping が適切に設定されていないため、jQuery が見つからない状態になっています。
解決方法
このエラーを解決するには、以下の 2 つの方法があります。
方法 1: ScriptResourceMapping の追加
- Visual Studio でソリューションを開きます。
- Web.config ファイルを開きます。
<system.web>
セクションを見つけ、その中に<scriptMapping>
要素を追加します。
<system.web>
<scriptMapping>
<add key="jquery" value="~/Scripts/jquery-**.min.js" />
</scriptMapping>
</system.web>
注意
上記コードでは、実際の jQuery ファイルのパスを ~/Scripts/jquery-**.min.js
としていますが、実際のパスに置き換えてください (. はバージョン番号が入ります)。
方法 2: NuGet パッケージのインストール
- ソリューション エクスプローラー を開き、プロジェクトを右クリックして 「NuGet パッケージの管理」 を選択します。
- オンラインパッケージ検索で 「Microsoft.jQuery.Unobtrusive.Validation」 を検索し、インストールします。
- このパッケージをインストールすると、必要な ScriptResourceMapping が自動的に設定されます。
- unobtrusive validation モードは、クライアントサイドでの検証処理をより柔軟に制御できますが、設定が煩雑になる場合もあります。
- ScriptResourceMapping は、ASP.NET アプリケーションで使用する JavaScript ファイルへのマッピングを定義する設定です。
- unobtrusive validation モード (Microsoft Docs [invalid URL removed])
WebForms UnobtrusiveValidationMode に関するエラー解決と jQuery の使用例
エラーメッセージ
WebForms UnobtrusiveValidationMode requires a ScriptResourceMapping for 'jquery'. Please add a ScriptResourceMapping named jquery(case-sensitive).
このエラーは、ASP.NET Web Forms アプリケーションで unobtrusive validation モードを使用しているときに、jQuery ライブラリが適切に設定されていないことを示しています。
-
<system.web> <scriptMapping> <add key="jquery" value="~/Scripts/jquery-**.min.js" /> </scriptMapping> </system.web>
~/Scripts/jquery-**.min.js
は、実際の jQuery ファイルへのパスに置き換えてください。
jQuery の使用例
<form id="myForm" runat="server">
<asp:TextBox ID="TextBox1" runat="server" />
<asp:RequiredFieldValidator ID="RequiredFieldValidator1" runat="server" ControlToValidate="Te xtBox1" ErrorMessage="必須項目です"></asp:RequiredFieldValidator>
<asp:Button ID="Button1" runat="server" Text="送信" />
</form>
このコードでは、テキストボックスと必須項目検証コントロールを使用しています。unobtrusive validation モードが有効になっている場合、ブラウザ側で JavaScript を使って入力値の検証が行われます。
jQuery を使用してカスタム検証を行う例
$(document).ready(function () {
$("#myForm").validate({
rules: {
TextBox1: {
customValidation: true
}
},
messages: {
TextBox1: {
customValidation: "カスタムエラーメッセージ"
}
},
methods: {
customValidation: function (value) {
// カスタム検証ロジック
if (value.length < 5) {
return false;
}
return true;
}
}
});
});
<system.web>
<scriptMapping>
<add key="jquery" value="~/Scripts/jquery-**.min.js" />
</scriptMapping>
</system.web>
代替方法
jQuery CDN の利用
-
以下は、Google CDN を使用した例です:
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.6.0/jquery.min.js"></script>
ローカルに jQuery ファイルを配置
- この方法では、ScriptResourceMapping の設定が必要ですが、CDN を使用する場合と比べて、ファイルの読み込みが高速になることがあります。
- jQuery ファイルをプロジェクトの
Scripts
フォルダーに直接配置し、HTML ファイルから参照します。
<form id="myForm" runat="server">
<asp:TextBox ID="TextBox1" runat="server" />
<asp:RequiredFieldValidator ID="RequiredFieldValidator1" runat="server" ControlToValidate="Te xtBox1" ErrorMessage="必須項目です"></asp:RequiredFieldValidator>
<asp:Button ID="Button1" runat="server" Text="送信" />
</form>
$(document).ready(function () {
$("#myForm").validate({
rules: {
TextBox1: {
customValidation: true
}
},
messages: {
TextBox1: {
customValidation: "カスタムエラーメッセージ"
}
},
methods: {
customValidation: function (value) {
// カスタム検証ロジック
if (value.length < 5) {
return false;
}
return true;
}
}
});
});
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