CSSセレクタを使いこなせば、Webデザインの可能性は無限大!> と空白をマスターしよう

2024-06-26

CSS セレクタにおける「>」と空白の違い

> (直の子要素)

  • >直の子要素のみ を選択します。
  • 例: div > p は、div 要素の 直接の子要素 である <p> 要素のみを選択します。
  • 関係なく、div 要素の子孫である <p> 要素は選択されません。

空白 (子孫要素)

  • 空白は すべての子孫要素 を選択します。
  • div 要素の 直接の子要素 だけではなく、何重にでもネストされた子孫<p> 要素も選択されます。

以下の HTML 構造を例に考えてみましょう。

<div class="container">
  <p>段落1</p>
  <div class="nested">
    <p>段落2</p>
  </div>
  <p>段落3</p>
</div>

CSS

.container > p {
  color: red; /* 赤色に */
}

.container p {
  color: blue; /* 青色に */
}

この場合、以下の結果になります。

  • .container > p は、div.container直接の子要素 である <p> 要素のみを 赤色 にします (段落1段落3)。
  • >直の子要素 のみを選択するのに対し、空白は すべての子孫要素 を選択します。
  • どちらを使用するかは、スタイルを適用したい要素の範囲によって異なります。
  • より具体的なセレクタを作成したい場合は、他のセレクタと組み合わせて使用することができます。



    HTML

    <div class="container">
      <p>段落1</p>
      <div class="nested">
        <p>段落2</p>
      </div>
      <p>段落3</p>
    </div>
    
    /* 直の子要素のみを赤色に */
    .container > p {
      color: red;
    }
    
    /* すべての子孫要素を青色に */
    .container p {
      color: blue;
    }
    

    この CSS コードを実行すると、以下のようになります。

    • div.container直接の子要素 である <p> 要素 (段落1段落3) は 赤色 に表示されます。

    説明

    • 上記の例では、2 つの CSS ルールを使用しています。
      • 最初のルールは div.container > p セレクタを使用しており、これは div.container 要素の 直接の子要素 である <p> 要素のみを選択します。この要素には color: red; プロパティが適用されるため、赤色で表示されます。

    結果

    この例では、> と空白の違いを明確に示しています。

    • >より具体的なセレクタを作成するために使用でき、スタイルを適用する要素を明確に制限できます。

    補足

    • 実際のプロジェクトでは、より複雑なセレクタを使用する必要がある場合があります。
    • セレクタを適切に選択することは、CSS コードを効率的に記述するために重要です。
    • 上記の例はあくまで基本的な例であり、より多くのセレクタを組み合わせることで、さらに複雑なスタイルを適用することができます。



    CSS セレクタにおけるその他の方法

    隣接セレクタ (+)

    • > と同様に、子孫要素 は選択されません。
    <p>段落1</p>
    <h1>見出し1</h1>
    <p>段落2</p>
    <h1>見出し2</h1>
    
    p + h1 {
      color: green; /* 緑色に */
    }
    
    • <p>段落1</p>直後に 来る <h1>見出し1</h1>緑色 に表示されます。
    • <h1>見出し1</h1><h1>見出し2</h1> にある <p> 要素は 緑色なりません
    • 直前の兄弟要素 も含まれます。
    <p>段落1</p>
    <h1>見出し1</h1>
    <p>段落2</p>
    <h1>見出し2</h1>
    <p>段落3</p>
    <h1>見出し3</h1>
    
    p ~ h1 {
      color: green; /* 緑色に */
    }
    

      属性セレクタ

      • 属性セレクタは、要素の属性値に基づいて要素を選択します。
      • 例: [data-role="button"] は、data-role 属性が "button" に設定されたすべての要素を選択します。
      • 属性の存在、値の一致、値のパターンなどを指定することができます。
      <button data-role="button">ボタン1</button>
      <button data-role="submit">送信</button>
      <a href="#" data-role="button">リンクボタン</a>
      
      [data-role="button"] {
        background-color: blue; /* 青色背景に */
        color: white; /* 白文字に */
      }
      
      • data-role 属性が "button" に設定されたすべての要素 (<button data-role="button">ボタン1</button><a href="#" data-role="button">リンクボタン</a>) は 青色背景白文字 になります。
      • data-role 属性が "submit" に設定された <button data-role="submit">送信</button>影響を受けません

      擬似クラス

      • 例: :hover は、マウスカーソルが要素の上に置かれたときに適用されます。
      • :focus は、要素がフォーカスされたときに適用されます。
      • その他にも様々な擬似クラスがあります。
      <button>ボタン</button>
      
      button:hover {
        background-color: yellow; /* 黄色背景に */
      }
      
      button:focus {
        outline: 3px solid blue; /* 青色のアウトライン */
      }
      
      • マウスカーソルが <button>ボタン</button>の上に置かれたとき、ボタンは 黄色背景 になります。
      • <button>ボタン</button> がフォーカスされたとき、ボタン

      css css-selectors


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