Webpack や Babel で ReactJS 開発モードをオン/オフにする方法
ReactJS の開発モードのオン/オフを切り替える方法
開発モードをオン/オフするには、以下の2つの方法があります。
環境変数 NODE_ENV を設定する
最も一般的な方法は、環境変数 NODE_ENV
を development
に設定することです。これは、プロジェクトのルートディレクトリで次のコマンドを実行することで行うことができます。
NODE_ENV=development npm start
create-react-app
で作成されたプロジェクトの場合は、package.json
ファイルの scripts
プロパティを編集して、start
スクリプトの NODE_ENV
オプションを development
に設定できます。
{
"scripts": {
"start": "NODE_ENV=development react-scripts start"
}
}
開発モードがオンになっているかどうかを確認するには、ブラウザの開発者ツールのコンソールで process.env.NODE_ENV
を確認できます。
console.log(process.env.NODE_ENV);
開発モードがオンになっている場合は、development
と表示されます。
開発モードには、以下の機能があります。
- コンポーネントのレンダリングツリーの可視化:ブラウザの開発者ツールを使用して、コンポーネントのレンダリングツリーを可視化できます。これにより、コンポーネントの構造と、コンポーネントがどのようにレンダリングされているかを理解することができます。
- コンポーネントの状態の検査:ブラウザの開発者ツールを使用して、コンポーネントの状態を検査できます。これにより、コンポーネントの内部状態を確認し、デバッグに役立てることができます。
- コンポーネントのライフサイクルイベントの追跡: ブラウザの開発者ツールを使用して、コンポーネントのライフサイクルイベントを追跡できます。これにより、コンポーネントが作成、更新、破棄されるタイミングを確認することができます。
- ソースマップの表示: 開発モードでは、ソースマップが有効になり、コードをデバッグしやすくなります。ソースマップにより、JavaScript コードを元の TypeScript コードにマッピングできます。
- ホットリロード: 開発モードでは、コードを変更すると、自動的にページが再読み込みされます。これにより、開発サイクルをスピードアップできます。
開発モードの注意事項
開発モードは、本番環境では使用しないようにしてください。開発モードは、パフォーマンスを低下させ、セキュリティ上のリスクを高める可能性があります。
本番環境では、環境変数 NODE_ENV
を production
に設定する必要があります。
ReactJS の開発モードは、開発中のアプリケーションに役立つ追加機能を提供する便利なツールです。開発モードをオン/オフにする方法と、開発モードの機能について説明しました。
開発モードは、本番環境では使用しないように注意してください。
環境変数 NODE_ENV を設定する
NODE_ENV=development npm start
create-react-app プロジェクトの場合、package.json ファイルを編集する
{
"scripts": {
"start": "NODE_ENV=development react-scripts start"
}
}
開発モードでコンポーネントの状態を検査する
import React, { useState } from 'react';
function MyComponent() {
const [count, setCount] = useState(0);
return (
<div>
<p>カウント: {count}</p>
<button onClick={() => setCount(count + 1)}>インクリメント</button>
</div>
);
}
export default MyComponent;
このコードを実行すると、ブラウザの開発者ツールで MyComponent
コンポーネントの状態を検査できます。
console.log(MyComponent.state);
以下の出力が表示されます。
{
"count": 0
}
開発モードでコンポーネントのライフサイクルイベントを追跡する
import React, { useEffect } from 'react';
function MyComponent() {
useEffect(() => {
console.log('MyComponent がマウントされました');
return () => console.log('MyComponent がアンマウントされました');
}, []);
return <div>MyComponent</div>;
}
export default MyComponent;
console.clear();
MyComponent();
MyComponent がマウントされました
上記のサンプルコードは、ReactJS の開発モードでできることのほんの一例です。開発モードには、他にも多くの機能があります。詳細については、ReactJS の公式ドキュメントを参照してください。
https://legacy.reactjs.org/docs/getting-started.html
ReactJS の開発モードをオン/オフにするその他の方法
ブラウザ拡張機能を使用する
開発モードをオン/オフするためのブラウザ拡張機能がいくつかあります。これらの拡張機能は、開発者ツールのメニューから簡単にアクセスできます。
人気のあるブラウザ拡張機能の例をいくつか紹介します。
Webpack 設定を編集する
Webpack を使用している場合は、Webpack 設定を編集して、開発モードをオン/オフにすることができます。
Webpack 設定で開発モードをオンにするには、devtool
オプションを true
に設定する必要があります。
module.exports = {
// ...
devtool: true
};
Babel 設定を編集する
Babel 設定で開発モードをオンにするには、@babel/plugin-transform-react-jsx-source
プラグインを有効にする必要があります。
{
"plugins": [
"@babel/plugin-transform-react-jsx-source",
// ...
]
}
環境変数 NODE_ENV
を設定したり、create-react-app
プロジェクトの package.json
ファイルを編集したりする以外にも、ReactJS の開発モードをオン/オフにする方法はいくつかあります。
どの方法が最適かは、個人の好みやプロジェクトのニーズによって異なります。
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