TypeScript オブジェクトを JSON オブジェクトで初期化する：オブジェクトリテラル、constructor、Object.assign、ライブラリの比較
TypeScript オブジェクトを JSON オブジェクトで初期化する方法はいくつかあります。 以下に、最も一般的な方法をいくつか紹介します。
オブジェクトリテラル
これは、TypeScript オブジェクトを初期化する最も簡単な方法です。 JSON オブジェクトと同じように、プロパティ名と値のペアをカンマで区切って記述します。
const person = {
name: "John Doe",
age: 30,
address: {
city: "New York",
state: "NY",
},
};
constructor
クラスを使用している場合は、constructorを使用して TypeScript オブジェクトを初期化できます。 constructor 内で、JSON オブジェクトからプロパティ値を抽出する必要があります。
class Person {
name: string;
age: number;
address: {
city: string;
state: string;
};
constructor(data: any) {
this.name = data.name;
this.age = data.age;
this.address = data.address;
}
}
const person = new Person({
name: "John Doe",
age: 30,
address: {
city: "New York",
state: "NY",
},
});
Object.assign() メソッドを使用して、JSON オブジェクトからプロパティを TypeScript オブジェクトにコピーすることもできます。
const person: any = {};
Object.assign(person, {
name: "John Doe",
age: 30,
address: {
city: "New York",
state: "NY",
},
});
ライブラリを使用する
json2typescript や typescript-json などのライブラリを使用して、JSON オブジェクトから TypeScript インターフェースまたはクラスを自動的に生成することができます。
どの方法を使用するかは、状況によって異なります。 オブジェクトが単純な場合は、オブジェクトリテラルを使用するのが最も簡単です。 より複雑なオブジェクトやクラスを使用している場合は、constructor または Object.assign() メソッドを使用するのが良いでしょう。 ライブラリを使用すると、コードをより簡潔に記述することができますが、ライブラリの使用方法を学習する必要があります。
オブジェクトリテラル
const person = {
name: "John Doe",
age: 30,
address: {
city: "New York",
state: "NY",
},
};
constructor
class Person {
name: string;
age: number;
address: {
city: string;
state: string;
};
constructor(data: any) {
this.name = data.name;
this.age = data.age;
this.address = data.address;
}
}
const person = new Person({
name: "John Doe",
age: 30,
address: {
city: "New York",
state: "NY",
},
});
Object.assign()
const person: any = {};
Object.assign(person, {
name: "John Doe",
age: 30,
address: {
city: "New York",
state: "NY",
},
});
ライブラリを使用する
// json2typescript を使用
import { generate } from "json2typescript";
const json = {
name: "John Doe",
age: 30,
address: {
city: "New York",
state: "NY",
},
};
const person = generate(json);
// typescript-json を使用
import { fromJson } from "typescript-json";
const json = {
name: "John Doe",
age: 30,
address: {
city: "New York",
state: "NY",
},
};
const person = fromJson(json);
TypeScript オブジェクトを JSON オブジェクトで初期化するその他の方法
JSON.parse() メソッドを使用して、JSON 文字列を JavaScript オブジェクトに変換することができます。 その後、Object.assign() メソッドを使用して、JavaScript オブジェクトから TypeScript オブジェクトにプロパティをコピーすることができます。
const json = '{
"name": "John Doe",
"age": 30,
"address": {
"city": "New York",
"state": "NY"
}
}';
const person: any = {};
Object.assign(person, JSON.parse(json));
fetch() メソッドを使用して、JSON ファイルを非同期的に読み込み、その内容を TypeScript オブジェクトに格納することができます。
const url = "https://example.com/data.json";
fetch(url)
.then((response) => response.json())
.then((data) => {
const person: any = {};
Object.assign(person, data);
});
json-loader や ts-json-loader などのライブラリを使用して、JSON ファイルを TypeScript モジュールとして読み込むことができます。
import person from "./data.json";
// person は TypeScript オブジェクト
どの方法を使用するかは、状況によって異なります。 JSON オブジェクトが静的な場合は、オブジェクトリテラルや JSON.parse() メソッドを使用するのが最も簡単です。 JSON オブジェクトが動的な場合は、fetch() メソッドやライブラリを使用する必要があります。
注意事項
JSON オブジェクトを TypeScript オブジェクトで初期化する際には、以下の点に注意する必要があります。
- JSON オブジェクトのプロパティ名は、TypeScript オブジェクトのプロパティ名と一致する必要があります。
- JSON オブジェクトに存在しないプロパティは、TypeScript オブジェクトには存在しません。
json typescript
