SVGとReactJSの連携

2024-10-29

SVG とは

SVG (Scalable Vector Graphics) は、ベクターグラフィックを記述するためのXMLベースの言語です。SVG画像は解像度によらず鮮明に表示され、拡大縮小しても画質が劣化しません。

SVG スプライトとは

<use> タグ

<use> タグは、SVG スプライト内の特定のSVG要素を参照して、その要素をドキュメント内の別の場所に表示するタグです。

ReactJS での SVG の使用

ReactJS では、SVG を以下の方法で使用することができます:

  1. インライン SVG 直接 JSX 内に SVG コードを記述する方法です。

    <svg width="24" height="24" viewBox="0 0 24 24">
        <path d="M12 2C6.48 2 2 6.48 2 12s4.48 10 10 10 10-4.48 10-10S17.52 2 12 2zm0 18c-4.42 0-8-3.58-8-8s3.58   -8 8-8 8 3.58 8 8-3.58 8-8 8z" />
    </svg>
    
  2. SVG スプライトと <use> タグ SVG スプライトを作成し、<use> タグを使って必要なSVG要素を参照する方法です。

    <svg width="24" height="24" viewBox="0 0 24 24">
        <use xlinkHref="#icon-star" />
    </svg>
    

    ここで、#icon-star はSVG スプライト内のIDで、参照したいSVG要素を指定します。

ReactJS で SVG スプライトを使用するには、以下のような手順を踏みます:

メリット

  • デザインの一貫性の維持 SVG スプライトを使うことで、デザインの一貫性を保つことができます。
  • コードの簡潔化 同じSVG要素を複数回使用する場合、<use> タグを使うことでコードを簡潔に書くことができます。
  • パフォーマンスの向上 HTTP リクエストの数を減らすことで、ページの読み込み速度を向上させることができます。



直接 JSX 内に SVG コードを埋め込む方法です。

import React from 'react';

const MyComponent = () => {
  return (
    <svg width="100" height="100">
      <circle cx="50" cy="50" r="40" stroke="black" stroke-width="3" fill="red" />
    </svg>
  );
};

SVG スプライトと <use> タグ

SVG スプライトを作成し、<use> タグを使って必要な SVG 要素を参照する方法です。

SVG スプライトファイル (sprite.svg)

<svg xmlns="http://www.w3.org/2000/svg">
  <symbol id="icon-star" viewBox="0 0 24 24">
    <path d="M12 17.27L18.18 21l-1.64-7.03L22 9.24l-7.19-.61L12 2 9.19 8.63 2 9.24l5.46 4.73L5.82 21z" />
  </symbol>
</   svg>

React コンポーネント

import React from 'react';

const MyComponent = () => {
  return (
    <svg width="24" height="24">
      <use xlinkHref="#icon-star" />
    </svg>
  );
};

解説

  • インライン SVG
    • シンプルな SVG を直接 JSX 内に記述します。
    • 小規模な SVG に適しています。
  • コードの簡潔化
    同じ SVG を複数回使う場合、<use> タグで簡潔に記述できます。
  • パフォーマンスの向上
    HTTP リクエストの数を減らせます。

注意

  • SVG スプライトの管理
    SVG スプライトを管理するツールやライブラリを使うと効率的です。
  • ブラウザのサポート
    古いブラウザでは <use> タグのサポートが限られている場合があります。



SVGとReactJSを連携させる方法には、<use>タグの他にもいくつかの代替手法があります。以下に、代表的な手法をいくつか紹介します。

SVG コンポーネントの直接インポート

  • SVG 文字列をインラインで定義
    const StarIcon = () => {
      return (
        <svg width="24" height="24" viewBox="0 0 24 24">
          <path d="M12 17.27L18.18 21l-1.64-7.03L22 9.24l-7.19-.61L12 2 9.19 8.63 2 9.24l5.46 4.73L5.82 21z" />
        </svg>
      );
    };
    
  • SVG ファイルを直接インポート
    import StarIcon from './StarIcon.svg';
    
    const MyComponent = () => {
      return <StarIcon />;
    };
    

SVG ライブラリの利用  

  • SVG スプライト管理ライブラリ
  • React Icon Libraries
    • react-icons: 数多くのアイコンを提供し、簡単に使用できます。
    • react-svg-icons: カスタマイズ可能な SVG アイコンを提供します。

CSS Modules による SVG のスタイル設定

  • CSS Modules を利用して、SVG 要素にクラス名を与え、CSS でスタイルを設定できます。

選択基準

  • 開発チームのスキルと好み
    チームのスキルセットや好みによって、手法を選択できます。
  • パフォーマンス要件
    HTTP リクエストの数を減らすために、SVG スプライトやインライン定義が有効です。
  • アイコンの豊富さとカスタマイズ性
    必要なアイコンの種類やカスタマイズの度合いによって、適切なライブラリを選択します。
  • プロジェクトの規模と複雑さ
    小規模なプロジェクトでは直接インポートやインライン定義がシンプルです。大規模なプロジェクトでは、SVG ライブラリや SVG スプライト管理ライブラリが効率的です。

svg sprite reactjs



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